和歌山県の経済動向について(平成20年4月)

和歌山県の経済動向について(平成20年4月)

内閣府は、平成20年4月18日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断は「景気回復は、このところ足踏み状態 にある。」と据え置いた。
個別項目については、企業の業況判断を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「改正建築基準法施行の影響が収束していくなかで、輸出が増加基調で推移し、景気は緩やかに回復していくと期待される」と の見通しを示したが、「サブプライム住宅ローン問題を背景とするアメリカの景気後退懸念や株式・為替市場の変動、原油価格の動向等から、景気の下振れリス クが高まっていることに留意する必要がある」とした。
一方、県内の経済状況については、

  • 生産動向においては、鉱工業生産指数(2月)は、12ヶ月連続で前年を上回り、電力使用量(3月)は、7ヶ月連続で前年 を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(3月)は、3ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(2月)は、全店ベースでは17ヶ月ぶりに前年を上回り、既 存店ベースでは4ヶ月ぶりに前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(2月)が全国は0.97倍(前月より0.01ポイント下降)、県は0.89倍(前月より0.01ポイント下降)とな り、差は0.08ポイントとなった 。

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