和歌山県の経済動向について(平成20年6月)

和歌山県の経済動向について(平成20年6月)

内閣府は、平成20年6月16日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断は「景気回復は足踏み状態にあるが、こ のところ一部に弱い動きがみられ る。」と下方修正した。
個別項目については、輸出、生産、企業収益を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「アメリカ経済が持ち直すにつれ、輸出が増加基調となり、景気は緩やかに回復していくと期待される」との見通しを示した が、「サブプライム住宅ローン問題を背景とするアメリカの景気後退懸念や株式・為替市場の変動、原油価格の動向等から、景気の下振れリスクが高まっている ことに留意する必要がある」とした。
一方、県内の経済状況については、

  • 生産動向においては、鉱工業生産指数(4月)は、2ヶ月ぶりに前年を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(5月)は、5ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(4月)は、全店ベースは3ヵ月連続で前年を上回り、既存店 ベースは3ヶ月ぶりに前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(4月)が、全国は0.93倍(前月より0.02ポイント下降)、県は0.85倍(前月から変わらず)となり、差は0. 08ポイントとなった 。

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