和歌山県の経済動向について(平成22年2月)

和歌山県の経済動向について(平成22年2月)

内閣府は、平成22年2月23日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、持ち直してきているが、自立性に乏しく、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。」と景気全体の総合判断を7ヶ月連続で据え置いた。
個別項目については、公共投資、輸出、輸入の3項目を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面、厳しい雇用情勢が続くとみられるものの、海外経済の改善や緊急経済対策の効果などを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待される。一方、雇用情勢の一層の悪化や海外景気の下振れ懸念、デフレの影響など、景気を下押しするリスクが存在することに留意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(12月)が2ヶ月ぶりに前月を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(1月)が7ヶ月連続で上回った。大型小売店販売額(12月)は、全店ベースで13ヵ月連続で前年を下回り、既存店ベースでは21ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(12月)が全国0.46倍(前月から0.01ポイント改善)に対し、県は0.52倍(前月と変わらず)となり、県が全国を0.06ポイント上回っている。(順位は全国では14位に、近畿では1位であった。)

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