和歌山県の経済動向について(平成22年12月)

和歌山県の経済動向について(平成22年12月)

内閣府は、平成22年12月22日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ足踏み状態となっている。また、失業率が高水準にあるなど厳しい状況にある。」と据え置いた。
個別項目では、輸出、輸入、業況判断、倒産件数の4項目を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面は弱めの動きも見込まれるものの、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待される。一方、海外景気の下振れ懸念や為替レート・株価の変動などにより、景気がさらに下押しされるリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。」と3ヶ月連増で同様の表現とし、予断を許さない状況が続くことを示した。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(10月)が4ヶ月ぶりに前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(11月)が2ヶ月連続で下回った。大型小売店販売額(10月)は、全店ベースで23ヵ月連続で前年を下回り、既存店ベースでは31ヶ月ぶりに前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(11月)が全国0.57倍(前月から0.01ポイント改善)に対し、県は0.64倍(前月から0.01ポイント改善)となり、県が全国を0.07ポイント上回っている。(順位は全国では14位に、近畿では1位であった。)

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