和歌山県の経済動向について(平成23年9月)

和歌山県の経済動向について(平成23年9月)

内閣府は、平成23年9月20日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるものの、持ち直している。」と据え置いた。
個別項目では、住宅建設を上方修正した一方で、企業収益については下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「サプライチェーンの立て直し、海外経済の緩やかな回復や各種の政策効果などを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待される。ただし、電力供給の制約や原子力災害の影響、海外景気の下振れ懸念に加え、為替レート・株価の変動等によっては、景気が下振れするリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(7月)が3ヶ月ぶりに前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(8月)が11ヶ月連続で下回った。大型小売店販売額(7月)は、全店ベース、既存店ベース共に2ヶ月連続で前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(8月)が全国0.66倍(前月から0.02ポイント改善)に対し、県は0.72倍(前月から0.02ポイント改善)となり、県が全国を0.06ポイント上回っている。(順位は全国では16位に、近畿では1位であった。) 。

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