和歌山県の経済動向について(平成24年7月)

和歌山県の経済動向について(平成24年7月)

内閣府は、平成24年7月23日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、依然として厳しい状況にあるものの、復興需要等を背景として、緩やかに回復しつつある。」と据え置いた。
なお、景気の先行きについては、「復興需要等を背景に、景気回復の動きが確かなものとなることが期待される。ただし、欧州政府債務危機を巡る不確実性が依然として高いなかで、世界景気に減速感が広がっている。こうした海外経済の状況が、金融資本市場を通じた影響も含め、我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、電力供給の制約や原油高の影響、さらには、デフレの影響等にも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(5月)が3ヶ月連続で前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(6月)が9ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(5月)は、全店ベースでは8ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースでは7ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(6月)が全国0.82倍(前月から0.01ポイント上昇)に対し、県は0.81倍(前月と同水準)となった。(順位は全国では25位に、近畿では1位であった。)

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