和歌山県の経済動向について(平成24年10月)

和歌山県の経済動向について(平成24年10月)

内閣府は、平成24年10月12日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、引き続き底堅さもみられるが、世界景気の減速等を背景として、このところ弱めの動きとなっている。」と3ヶ月連続で下方修正した。
個別項目では、生産・企業の業況判断を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面は弱めの動きが続くと見込まれる。その後は、復興需要が引き続き発現するなかで、海外経済の状況が改善するにつれ、再び景気回復へ向かうことが期待されるが、欧州や中国等、対外経済環境を巡る不確実性は高い。こうしたなかで、世界景気のさらなる下振れや金融資本市場の変動等が、我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、収益や所得の動向、デフレの影響等にも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(8月)が2ヶ月連続で前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(9月)が12ヶ月ぶりに前年を下回った。大型小売店販売額(8月)は、全店ベースでは2ヶ月ぶりに前年を上回り、既存店ベースでは10ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(9月)が全国と県は0.81倍(前月から0.02ポイント悪化)となった。(順位は全国では22位に、近畿では2位であった。)

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