和歌山県の経済動向について(平成26年9月)

和歌山県の経済動向について(平成26年9月)

内閣府は、平成26年9月19日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」と前月から下方修正した。
個別項目では、個人消費の判断を引き下げ、「このところ足踏みがみられる」とした。
なお、景気の先行きについては、「当面、一部に弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、駆け込み需要の反動の長期化や海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とし、引き続き駆け込み需要の反動の長期化が景気を下押しするリスクを指摘した。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(7月)が2ヶ月連続で前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(8月)が2ヶ月ぶりに前年を下回った。大型小売店販売額(7月)は、全店ベース、既存店ベースともに4ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(8月)が全国は1.10倍(前月から横ばい)に対し、県は1.05倍(前月から0.03ポイント上昇)となった。(近畿で2位、全国で24位)

このページの先頭へ