和歌山県の経済動向について(平成26年12月)

和歌山県の経済動向について(平成26年12月)

内閣府は、平成26年12月19日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、個人消費などに弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」と前月から据え置いた。
個別項目では、企業の生産を9ヶ月ぶりに上方修正し、「下げ止まっている」とした。
なお、景気の先行きについては、「当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、消費者マインドの低下や海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とし、消費者マインドの弱含みが景気を下押しするリスクを指摘した。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(10月)が2ヶ月連続で前月を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(11月)が4ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(10月)は、全店ベースでは3ヶ月ぶりに前年を下回り、既存店ベースも7ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(11月)が全国は1.12倍に対し、県は0.95倍となった。(近畿で3位、全国で32位)

このページの先頭へ