和歌山県の経済動向について(平成27年8月)

和歌山県の経済動向について(平成27年8月)

内閣府は、平成27年8月26日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ改善テンポにばらつきもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とした。一方で、中国経済の減速を背景として、世界経済の基調判断は3年ぶりに下方修正した。
個別項目では、個人消費の判断を11ヶ月ぶりに引き下げ「総じて見れば底堅い動きとなっている」とした。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、中国経済をはじめとした海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(6月)が6ヶ月ぶりに前月を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(7月)が4ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(6月)は、全店ベースでは3ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースは3ヶ月ぶりに前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(7月)が1.03倍となり、近畿で4位、全国で34位であった。

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