和歌山県の経済動向について(平成27年10月)

和歌山県の経済動向について(平成27年10月)

内閣府は、平成27年10月14日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とし、景気全体の判断を1年ぶりに下方修正した。
個別項目では、「生産」を下方修正したが、消費や輸出の表現は据え置いた。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復に向かうことが期待される。ただし、アメリカの金融政策が正常化に向かうなか、中国経済を始めとするアジア新興国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある。こうしたなかで、金融資本市場の変動が長期化した場合の影響に留意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(8月)が2ヶ月ぶりに前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(9月)が6ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(8月)は、全店ベースでは5ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースは2ヶ月連続で前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(9月)が1.12倍となり、近畿で3位、全国で29位であった。

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