和歌山県の経済動向について(平成28年1月)

和歌山県の経済動向について(平成28年1月)

内閣府は、平成28年1月20日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とし、前月から据え置いた。
個別項目では、生産を「このところ横ばいとなっている。」とし、平成27年3月以来、10ヶ月ぶりに上方修正した。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復に向かうことが期待される。ただし、アメリカの金融政策の正常化が進むなか、中国経済を始めとするアジア新興国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある。こうしたなかで、金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」とし、このところの株価や為替の不安定な動きに警戒感を示した。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(11月)が2ヶ連続で前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(12月)が9ヶ月ぶりに前年を下回った。大型小売店販売額(10月)は、全店ベースでは8ヶ月連続で前年を上回ったが、既存店ベースは5ヶ月ぶりに前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(12月)が1.10倍となり、近畿で3位、全国で31位であった。

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