和歌山県の経済動向について(令和5年1月)

和歌山県の経済動向について(令和5年1月)

 内閣府は、令和5年1月25日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「-景気は、このところ一部に弱さがみられるものの、緩やかに持ち直している。-」とし、全体判断を11カ月ぶりに判断を引き下げた。


個別項目

 <判断引き下げ>

  • 輸出:このところ弱含んでいる
  • 輸入:このところ弱含んでいる
  • 倒産件数:低い水準ではあるものの、このところ増加がみられる
     

  なお、景気の先行きについては「先行きについては、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響や中国における感染拡大の影響に十分注意する必要がある。」とした。



県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(11月)は2ヶ月ぶりに前月を上回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(12月)が4ヶ月ぶりに前年を下回った。百貨店・スーパー販売額(11月)は、全店ベース、既存店ベース共に2ヶ月連続で前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(12月)が4ヶ月ぶりに1.13倍と前月から低下した。近畿で5位、全国で42位であった。


 ※ 新型コロナウイルス感染症が再拡大する中で、ウィズコロナへの動きも進み、景気の改善が一部見られるものの、原材料価格の高騰など
   の影響により、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。

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