和歌山県の経済動向について(令和4年12月)
和歌山県の経済動向について(令和4年12月)
内閣府は、令和4年12月21日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「-景気は、緩やかに持ち直している。-」とし、全体判断を前月から据え置いた。
個別項目
<判断引き上げ>
- 業況判断:持ち直しの動きがみられる
<判断引き下げ>
- 生産:持ち直しの動きに足踏みがみられる
なお、景気の先行きについては「先行きについては、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響や中国における感染動向に十分注意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(10月)は3ヶ月ぶりに前月を下回った。
- 消費動向においては、自動車新車登録台数(11月)が3ヶ月連続で前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(10月)は、全店ベース、既存店ベース共に2ヶ月ぶりに前年を上回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(11月)が1.16倍と前月と同水準となった。近畿で5位、全国で42位であった。
※ 新型コロナウイルス感染症が再拡大する中で、ウィズコロナへの動きも進み、景気の改善が一部見られるものの、原材料価格の高騰などの影響により、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。