和歌山県の経済動向について(令和4年3月)

和歌山県の経済動向について(令和4年3月)


 内閣府は、令和4年3月25日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「-景気は、持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残る中で、一部に弱さがみられる。-」に据え置いた。

個別項目

 <判断引き上げ>

  • 輸入:おおむね横ばいとなっている
  • 企業収益:総じてみれば改善している

 <判断引き下げ>

  • 業況判断:持ち直しの動きに足踏みがみられる

<表現変更>

  • 国内企業物価:このところ上昇している
  • 消費者物価:このところ緩やかに上昇している


 なお、景気の先行きについては「先行きについては、感染対策に万全を期し、経済社会活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、ウクライナ情勢等による不透明感がみられる中で、原材料価格の上昇や金融資本市場の変動、供給面での制約等による下振れリスクに十分注意する必要がある。また、感染症による影響を注視する必要がある。」とした。



 

県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(1月)は3ヶ月連続で前月を上回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(2月)が8ヶ月連続で前年を下回った。百貨店・スーパー販売額(1月)は、全店ベース、既存店ベース共に2ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(2月)が1.13倍と前月から低下となり、近畿で3位、全国で38位であった。

    ※ 新型コロナウイルス感染症の影響により非製造業を中心に幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。

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