和歌山県アルコール健康障害対策推進計画

背景

 アルコールは生活に豊かさと潤いを与え、お酒に関する伝統と文化は生活に深く浸透しています。

 しかし、一方で不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となり、アルコール性の肝疾患などの病気をもたらします。特にアルコール依存症は病識のない方が多く、飲酒に対し自身をコントロールできなくなる病気のため、様々な問題が生じます。

 さらには、飲酒運転や自殺等にもつながるなど、日常生活や社会生活に深刻な問題を生じさせることに加え、本人のみならず家族等に対しても深刻な影響を招く場合があることから、重大な社会問題となっており、社会全体で不適切な飲酒の改善に取り組むことが求められています。

法令等の経緯

 このような背景のもと、アルコール健康障害対策の基本理念を定めた「アルコール健康障害対策基本法」が平成26年6月に施行されました。そして、基本法第12条第1項に基づき、基本理念の下、アルコール健康障害対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、平成28年5月に国が講じるアルコール健康障害対策の基本的な計画として「アルコール健康障害対策推進基本計画」が策定されました。また、令和3年3月には、基本計画(第1期)の評価や現在のアルコール関連問題を取り巻く状況を踏まえ、「アルコール健康障害対策推進基本計画(第2期)」へ変更されました。

和歌山県版の計画策定

 本県においても、基本法の基本理念や基本計画(第2期)に基づき、アルコール健康障害対策を総合的かつ計画的に推進していくため、本県の実情に即した和歌山県版の「和歌山県アルコール健康障害対策推進計画」を、令和3年10月に策定しました。

 この推進計画に基づき、総合的なアルコール健康障害対策を実施し、県民の方々の健全な生活の確保を図るとともに、誰もが安心して暮らすことのできる社会の実現を目指し、様々な取組を行っていきます。
 

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