野生動物への餌付け防止について

近年、和歌山県内において、餌付け行為が原因と考えられる野生動物による生活被害が大きな問題となっています。

例えば、うり坊に餌を与えたことで、イノシシが頻繁に市街地に出没するようになったり、ある観光地では観光客がタヌキに餌をやることで、人慣れしたタヌキがごみを荒らすようになったり、また、自宅の敷地でハトやトビに餌を与え続けたために、近隣住民が糞や鳴き声で迷惑を被るケースも起こっています。

野生動物が「かわいいから」「めずらしいから」といった理由で食べ物を与える行為は、野生動物による様々な被害を引き起こすことにつながり、被害者の怒りは、野生動物自体へと向けられてしまいます。

また、野生動物への餌付け行為は、食物が容易に得られることから、野生動物が本来持っている本能と生命力を阻害し、その動物の生態にも悪影響を及ぼします。

安易な餌付け行為は、野生動物にも人にも不幸を招く結果となりますので、絶対にやめましょう。

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