流行の概要

保護者の方へ

暖かい日も多くなってきました。インフルエンザA型の流行は減少傾向が続き、B型も減少傾向になってきました。また、新型コロナウイルス感染症の発生も少なくなってきています。こどもは軽症で治る傾向が強く、過剰なまでの心配は不要だと思います。その他には、軽症で治る嘔吐下痢症や夜に咳き込む風邪が依然として流行しており、症状が発熱だけの風邪、のどの痛みを訴える風邪、鼻水が多い子、手足口病等もあります。
現在は2種類のインフルエンザA型と1種類のB型がありますので、短期間で、2~3回感染することもあります。
手足口病は、口周囲や手掌(手のひら)、足底(足の裏)に小さな水泡性の発疹ができます。乳幼児では肘や膝、臀部(お尻)にも発疹ができます。手掌や足底の発疹は多少痛がることもありますが、痒みはありません。口内炎になると痛みを伴いますので、うどんやゼリー、プリン等刺激性の少ない食べやすい食事にしてください。潜伏期は3~4日で、約3割のこどもに微熱が出る場合もあります。有効な治療薬はなく、数日から一週間で自然治癒します。発熱や口内炎が痛くて食事が摂れないなどの特殊な状況以外での出席停止や隔離は現実的ではないとされています。(令和6年3月14日更新)

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