第16回和歌山県食の安全県民会議

平成20年9月4日、「第16回和歌山県食の安全県民会議」を開催しました。

県では食の安全・安心確保のための各種施策づくりの過程で県民の意見を反映するため、消費者をはじめ、生産、製造、流通に携わる方々や学識経験者として活躍されている方々計15名からなる「和歌山県食の安全県民会議」を設置しています。

このたびの会議は、和歌山県工業技術センターで開催し、本センターにおける食に関する研究業務について説明を受けるとともに、第6回食の安全シンポジウムの開催内容についてご協議頂きました。

開催日時・場所

日時:平成20年9月4日木曜日午後1時30分から15時30分

場所:和歌山県工業技術センター紀ノ川テクノホール

会議の様子

内容

  1. 和歌山県工業技術センターにおける業務説明
  2. 協議事項
    第6回食の安全シンポジウムの開催内容について
    1. 開催形式について
    2. 基調講演の講師
    3. 取組事例の発表者
    4. その他意見

委員意見(概要)

第6回食の安全シンポジウムの開催内容について

 開催形式について

  • 委員
    まず、開催形式について、事務局では基調講演1題と取組事例発表2題ということですが、これについて委員の皆さん、ご意見ございましたらお願いします。この形にとらわれず、他の方法もアイデアがございましたらお願いします。いかがですか。基調講演1題、取組事例発表2題、この形でよろしいですか。
    (委員より異議無し)
    それでは場所も、1月下旬に田辺ということで進めて頂きたいと思います。
  • 委員
    基調講演1題と取組事例2題で異議はないのですが、これにはプラス、県の取組も入っているのですよね。

  • この案は、基調講演と、民間の方の食の安全に関する取組事例です。これだけで時間がいっぱいのため、県からの報告は入っておりません。
  • 委員
    シンポジウムはこれまで和歌山市周辺の開催で、紀南地方は今回が始めてということですので、県の取組報告について、資料だけでも出していただくなど、お願いします。

議題2 基調講演の講師

  • 委員
    私たち主婦とすれば食の安全・安心の話題に関心があります。いつも買い物に行っても、主婦の皆さんおっしゃるのは、どれが安全かな、どれがいいのかなという疑問ばかりで、まだ、これが安全だという、安心感というのが1つもない。主婦の皆さんは食の安全・安心の話題を望んでいるのではないかと思います。
  • 委員
    食の安全・安心について、添加物にしてもBSEにしても遺伝子組換えにしても、いわゆる不安な点が沢山ありますが、そこを正確に分かりやすく、我々庶民、主婦の立場でも難しいところが解るように、教えていただくようなことを申し添えて講師の方にお願いできたらと感じております。
  • 委員
    話の内容が、一般の人が興味を持って聞きやすいというのが一番大切と思う。
  • 委員
    フードマイレージというのが今少し話題になりかかっております。地産地消、自給率を高めるとか食料事情、そういう話が面白いのでは。食の安全・安心の話の中にフードマイレージの話題も一部盛り込むようにお願いしていただければと思います。
  • 委員
    食の安全・安心に関して、県民からはこんな疑問、質問が出ているんだということを講師の方に紹介していただいて、講演内容を決める際の参考にしていただきたいと思います。

  • シンポジウムの参加申込み用紙の中に質問の欄を作り、参加者が関心のある内容を事前に把握して、それを講演者にお伝えして講演内容に反映していただく、という形で進めていきたいと思います。

取組事例の発表者


  • シンポジウム開催場所が紀南地方なので、取組事例発表をお願いする業者は特産品である梅干し関係と、それ以外ということで2題、選んでいただけたらと思います。
  • 委員
    取組事例発表者は、消費者代表というのは今まで無かったのですか。

  • 昨年は、流通ないし消費者ということで日本生活協同組合連合会さんに発表していただいたのですが、消費者の取組発表というのは今まで無いです。
  • 委員
    「和歌山県食の安全・安心・信頼確保のための基本方針」ではHACCPの問題を非常に重要視しているので、県の衛生管理推進施設、HACCP導入衛生管理施設の認定を受けられている業者がいいと思う。
  • 委員
    (三重県の有名和菓子メーカーなど)老舗な流れで営業してきた中でモラルの問題がたくさんありましたよね。だから、ずっと受け継いできた仕事の長い歴史の中で、その中に新しくHACCPを導入できたというところがあれば、面白いお話が聞けるかなと思う。

その他の意見

  • 委員
    先日のタウンミーティングでは、遺伝子組換え農産物の安全性というテーマで、近畿農政局の方2人と食品・生活衛生課が講演されました。近畿農政局の方は生産面が主で、これからの食料難とか物価高騰の折、遺伝子組換え食品がいかに大切か、いかに普及するかということを話されました。しかし、講演を聴きに来ている方は消費者が主体で、遺伝子組換え食品の安全性が心配という方が多かったと思います。やはり講演というのは、生産者側(普及しようとする側)と消費者側(不安だという側)の両方あるわけで、両方の意見を反映するような会にしないと、聴きに来た方が失望するのではないか。そういう意味で、両方の意見に答えられるような対策をとることが必要かと思います。
    もう1つは、今回のように質問が少ない場合には、これまでにこういうタウンミーティングでこんな質問が出ました、そしてその質問に対してはこんなふうに考えてます、といったことを紹介していただくと、参加者はより安心して帰って頂けると思います。
  • 委員
    食の安全は、消費者、生産者、製造・加工・流通業者、行政が本当に一体となって確保するという意味からすると、生産、製造・加工・流通の段階で頑張っているというところを取組事例で出しながら、互いに理解を深め合うのが食の安全・安心確保の基本的な在り方だと思う。だから私の意見としては、こういう取組事例発表の形を続けて頂きたいと思います。

このページの先頭へ