第10回和歌山県食の安全県民会議

平成18年9月7日に「第10回和歌山県食の安全県民会議」を開催しました。

第10回の県民会議では、「和歌山県食の安全・安心・信頼確保のためのアクションプラン」の平成17年度の進捗状況を中心にご検討頂きました。
このアクションプランは、「和歌山県食の安全・安心・信頼確保のための基本方針」に基づき県の施策や取組をまとめて示した平成17年度からの3カ年の行動計画であり、平成17年3月に策定しました。
会議では、委員各位から多くのご意見を頂きました。 進捗状況の調査結果は、本ホームページでも公表されております。

開催日時・場所

日時:平成18年9月7日木曜日午後1時30分から午後3時30分

場所:和歌山県書道資料館第2ホール

会議の様子1会議の様子3

会議の様子4会議の様子2

議事

  1. アクションプランの進捗状況について
  2. 食の安全意識調査について
  3. 食の安全シンポジウムの開催について
  4. その他

委員意見(概要)

アクションプランの進捗状況(平成17年度実績)について

  • 委員
    目標管理に基づいて、量で評価しているが、質でも評価した方がよい。

  • 目標管理44項目について、数字で評価している。
  • 委員
    農・水・畜産現場に衛生管理を導入する場合、その基準を県が示さないといけない。導入手引書ではなく、マニュアルを作成すべきである。

  • 県の考え方は、導入手引書を作成、モデル施設で実践してから、マニュアル(基準)を作成、平成19年度に認定制度の検討を行う予定にしている。
    机上で作った導入手引書が現場で合うかどうかを確かめる意味でモデル施設を設けている。その中で、マニュアル作成を行っていく。
  • 委員
    全体としての評価はどうなのか。また、平成18年度も上期がもうすぐ終わろうとしているが、今後の見通しはどうなのか。

  • 全取組事項については、「達成」、「概ね達成」、「未達成」で集計すると、達成率と概ね達成率の合計は89%である。事業が終了したもの、目標値の見直しが必要なものがあれば、県民会議でご意見を頂き、食の安全推進会議で検討の上、適切な見直しを行う。未達成については、関係課室と連携を取りながら達成できるように引き続き努力していく。
    目標管理についても同様に集計すると、達成率と概ね達成率の合計は82%である。

参考
「達成」…目標を達成したもの、目標数値の100%以上のもの
「概ね達成」…ほぼ目標を達成したもの、目標数値の80から100%未満のもの
「未達成」…目標を達成できなかったもの、目標数値の80%未満のもの

  • 委員
    食品衛生監視員については、保健所のOBやボランティアの協力体制はないのか。

  • 食品衛生監視指導計画の達成度のことを指摘されていると思うが、昨年度は育児休暇や組織改正で保健所の食品衛生担当課の監視員が減員となった。平成18年度は体制を強化するとともに、重点的かつ効果的な監視指導を実施している。
    OBの活用は、一つの方法なので、研究していきたい。
  • 委員
    予算はどうなっているのか。食の安全・安心に予算をかけるべきという委員の意見が多いが。

  • 県の財政も厳しい中、各事業にわたり大きく見直しがされている。廃止する事業があっても、それに変わる事業がないのか、予算に反映できるかどうかわからないが申し入れしていきたい。

その他、養殖魚類のTBT(トリブチルスズ)残留検査検体数等11項目の取組について、意見、質問が出た。

食の安全意識調査について

  • 委員
    アンケートの集計結果は公表するのか。是非、「県民の友」に掲載してほしい。


  • ホームページで公表する予定である

  • 委員
    平成15年度は、どのように集計したのか。私たちがアンケートを集計する場合、掛け合わせを行う。例えば、HACCPを知っている人と知らない人で集計する。年齢別の回答は出ると思いますが、今回どのように集計するのか教えてほしい


  • アンケートの集計については、食品安全企画課で行う。平成15年度からの経年比較を重点的に考えており、15年度のまとめ方に従って行っていく。


その他、平成15年度と変更した項目とその理由、アンケート調査員に対する報償費の額、調査対象の男女比、アンケート記入時の注意事項の記載について意見、質問が出た。

食の安全シンポジウムの開催について

  • 委員
    食の安全取組事例については、検討部会で県を含めて2例となったが、シンポジウムは消費者や生産者のお互いの立場を理解する場であることから、もう一つ事例があってもよいと思う。

その他

特になし

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