フォーラム「No More DV・モラハラ」を開催しました(R6.11.16)
DV・モラハラは、被害者の心身を深く傷つける重大な人権侵害です。加害者は、しばしば無自覚のうちに配偶者や恋人を見下し、身体的・精神的暴力で支配し、深く傷つけます。DV・モラハラを防ぐには、県民の皆様の意識と行動が極めて重要であることから、広く理解増進を図るため、フォーラムを開催しました。
(詳細はこちら)
◆ 日 時 令和6年11月16日(土)13:30 ~ 16:00
◆ 場 所 和歌山ビッグ愛 12階 1201会議室(和歌山市手平2-1-2)
※ オンライン併用
◆ 内 容
・ 第1部 講演「DV・モラハラ加害者の気づき・学び・変容」
中川 瑛 氏(DV・モラハラ加害当事者団体「GADHA」 代表)
・ 第2部 トークセッション「DV・モラハラを防ぐために」
中川 瑛 氏(DV・モラハラ加害当事者団体「GADHA」 代表)
戸村 祥子 氏(和歌山弁護士会両性の平等に関する委員会 委員長)
山田 晃子 氏(和歌山県立古佐田丘中学校 養護教諭)
坂口 敦子 氏(和歌山県DV相談支援センター 主任)
◆ 定 員 会場80名・オンライン100回線(要事前申込・先着順)
◆ 問合先 多様な生き方支援課 生活支援班(Tel:073-441-2493)
◆ 参加者からの感想(主なものを要約して掲載しています)
【第1部】
・加害への気付きから変容まで丁寧に支援するしくみを経験者の方が構築されたということ、そして、そのしくみが丁寧な分析に基づいたものであり、さらにピアカウンセリングのような支えによって高められていることなど、本当に貴重な社会資源になっていることがよくわかった
・初めて聞かせていただく貴重な内容で、加害の経緯や変容のシステムがわかりやすく、もっと時間をかけて聞きたかった
・これまでの啓発は被害者支援が中心であったが、加害者側の視点に立った新たな先進的な取組であった
・自らの実体験に基づいた説明内容にリアリティがあったので、話す内容に引きずり込まれた
・話が大変わかりやすく、改めて自分の傷つきにもこれから自分がどう動くかも考えることができた
・ここまでパートナーの方の気持ちを考え自分を顧みる、被害者の気持ちを想像される方が活動されることに希望を持てた
・真摯に向き合われて、活動にいかそうとされてる姿に今後多くの方の力になってほしいと思った
・本日参加させていただき、自分が加害者であると確信することができた
【第2部】
・主に被害者支援をされている県内の有識者・専門家の方々と変わりたい加害者コミュニティの主催者とのトークはどうなるだろう?と少しハラハラもしたが、取り組んでいることは違えど、共通するのはひとりひとりが大切にされ、尊厳や人権が尊重される世界を願っているところだと感じられた
・様々な立場の方から、被害者や加害者の思いや具体的な対応を学ぶことができた
・加害経験者の話を聞いた後で被害者支援者の意見を聞くと、意見が深く感じられた
・それぞれの現場での取組や予防教育や相談支援、法律相談の生の声が聞けてとても勉強になった
・男性が被害者のケースもあることに言及されることで、加害者=男性とされがちな点への配慮も感じた
・学校現場で問題意識を持っている方がいらっしゃるのは心強く思った
・もう少し時間があれば、もっと色々な話が聞けたと思うので、次回はもう少し時間を延長してみても良いのではないか
・すごく人権に配慮されたフォーラムだったように感じた