地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト)について
地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト)について
ローカル10,000プロジェクト(地域経済循環創造事業交付金)は、産官学金労言の連携により、地域の人材・資源・資金を活用した新たなビジネスを立ち上げようとする民間事業者などのみなさまの初期投資費用を支援するものです。民間事業者、国、地方が一体となって、将来にわたって富を生み出していく仕組みづくりに取り組んでいます。
申請の流れについて(例)

本補助金のご活用にあたっては、金融機関や市町村との事前調整が必要となりますので、ご活用を検討される場合は、市町村へ事前にご相談ください。(県内市町村担当窓口はこちら)
事業詳細については、総務省ホームページをご覧ください。(総務省ホームページ)(外部リンク)
県内採択事例
令和7年度
【新宮市】本州最南端、熊野地方唯一の蔵元による、訪日観光客と地域をつなぐ日本文化の交流拠点整備事業(令和7年11月14日採択)
【取組内容】
・観光交流センターを整備して、観光振興を図るとともに地域交流を促進する。
・地元飲食店等の協力を得て、地元食材を使ったメニューを提供するカフェや、地域の特産品の販売スペースを設けるとともに、熊野の信仰や神事と酒文化の歴史や、市内の観光情報を展示・発信する。
・建物には紀州杉を使い、藍染めの暖簾や地域木工による什器を設置するなど、来訪者が五感で熊野を体験できるよう設計し、地域の歴史文化に触れてもらう。
【新宮市】世界遺産と商店街を結ぶ、地域内消費額向上、宿・体験観光複合施設の創出~伝統ある商店街の入口から始める面的な観光地域づくり~(令和7年11月14日採択)
【取組内容】
・商店街の入口にある元農協の建物を改装し、体験型の観光宿泊業を創業。
・インバウンド客をメインターゲットとして、地域の観光資源と組み合わせた宿泊プラン (熊野速玉大社参拝、熊野川舟下りなど)や、地元事業者の協力を得て地域の文化体験(茶道・着付け)を提供する。
・駅から主要観光地への導線上にある商店街に観光客を呼び込み、地域全体の活性化を図る。
【田辺市】秘境の地にある空き地活用による1組限定プライベートグランピング宿泊事業(令和7年9月11日採択)
【取組内容】
・トレーラーハウスを活⽤した、⽝同伴可能・ヴィーガン対応可能な⾷材を提供するグラン ピング宿泊事業を⾏い、新たな顧客層を引き込むとともに差別化を図る。
・地域内で採れた地元野菜、ジビエ、アマゴ等の⾷材をバーベキューで提供し、ウッドデッ キなどの設備の⼀部には、⿓神地域の⽊材を使⽤する。
・周辺の温泉、道の駅、観光施設等への周遊を促進し、地域経済循環を図る。
【紀の川市】GI登録あら川の桃による「稼ぐ」プロジェクト(令和7年8月4日採択)
【取組内容】・廃棄されている規格外品を活⽤し、企業から需要の⾼いBtoB商品である「濃縮果汁」と 「酵素処理ピューレ」を製造販売。
・市内製造業者が新たな商品を開発し市内で販売する、農業×製造業×⼩売業の「まちぐるみの6次産業化」を推進し、地域全体が活性化できるビジネスモデルを構築する。
・また、農家が利⽤しやすい、⼩ロットでも加⼯可能な6次産業化拠点とし、「稼ぐ」仕組みを構築する。
【那智勝浦町】大泰寺における熊野古道 大辺路 観光拠点整備事業(令和7年8月4日採択)
【取組内容】・熊野古道の中継点 大泰寺に観光拠点となる施設を整備する。観光パンフレットの提供、Free Wi-Fiやトイレ、休憩所の提供、携帯できる飲食物の販売を行う。
・カフェ・バー、お土産物販売施設としても営業し、農産品や水産品などの地域産品を販売。ECサイトも立ち上げ、より広く販路を開拓。
・民間主導の観光情報施設の整備により、観光客の利便性を高めるとともに、地域産品の販売を通じて地域への経済波及効果を生み出す。
令和6年度
【広川町】全国初のフルーツとペットツーリズムによる観光まちづくり事業(令和6年10月28日採択)
【取組内容】
・自然豊かな広川町にて、広大な遊休地を活用したドギーパークを新設
・「ペットと訪れる観光地」として差別化し、新たな観光需要の創出と客層の取り込みを図る
・ドギーパークには、地域の特産品(有田みかんなどのフルーツや水産資源)を活用した飲食を提供する場を設置
★GT WAN PARKが完成★
ドッグラン、犬用プール、犬用シャワールーム、ドームテントカフェなどを備えた複合施設として、GT WAN PARK(和歌山県有田郡広川町上津木2198)が令和7年5月17日(土)にグランドーオープンしました。
詳細は公式インスタグラム(@GTWANPARK)(外部リンク)をご覧ください♪

【新宮市】名産熊野牛の飼育・加工・精肉・焼肉の食育体験ツアーの企画事業(令和7年3月28日採択)
【取組内容】
・食肉生産工程(牧場での飼育体験・枝肉の骨抜き・精肉など)をほぼすべて体験し、最後は自分の捌いた肉をその場で食べることのできるツアーを企画し、食育にまつわる観光客増加につなげる事業を行う
・精肉職人を地域から新規に幅広い人材を募集し、マニュアル化・視覚化によって技術の偏りなく誰もが一定の技術を身につけることができるよう、職人たちによる丁寧な指導を行う。それによって、食肉に関する文化を次代へと継承する


