近畿労働金庫和歌山地区本部(令和4年度締結)
【企業概要】
所在地:和歌山県和歌山市黒田46(和歌山地区本部)
本部長:田中博景
事業内容:労働金庫法に基づく、預金、融資、為替、国債・投信窓販など日本国内における金融業務全般
常勤役職員数:1,059人(2025年3月末現在)
(近畿53店舗他計)
店舗数:7店舗(和歌山県内)
ろうきんは、はたらく人たちによって運営される金融機関です。その基本姿勢も、社会的な役割も、くらしに役立つプランやサービスも、すべてがはたらく人たちの視点に立ったものです。はたらく人が主体となる営利を目的としない「福祉金融機関」として、健全経営に徹しています。
〈ろうきんの理念〉
・ろうきんは、働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関です。
・ろうきんは、会員が行う経済・福祉・環境および文化にかかわる活動を促進し、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与することを目的とします。
・ろうきんは、働く人の団体、広く市民の参加による団体を会員とし、そのネットワークによって成り立っています。
・会員は、平等の立場でろうきんの運営に参画し、運動と事業の発展に努めます。
ろうきんは、誠実・公正および公開を旨とし、健全経営に徹して会員の信頼に応えます。
職員の人権意識向上に向けた取り組み
年に1回以上、職員を対象とした人権研修を実施しており、外部が主催する講演会・セミナー・学習会等にも参加しています。毎年夏には高野山で行われる「部落解放・人権夏期講座」に職員が参加し、人権課題に関わる多様なテーマについて知識や理解を深めています。講座を受講後は庫内報に受講者の感想を掲載し、職員一人ひとりが人権について考える機会としています。
また、毎年秋には「人権啓発標語」を近畿ろうきん全体で募集し、入賞・入選作品については庫内報に掲載することで職員の人権意識の向上を図っています。
職員が安心して働くことのできる環境づくりに向けて
職場におけるハラスメントの防止に向けて、ポスターや庫内報により啓発を行い職員一人ひとりに正しい認識をもつことを促すとともに、ハラスメントに関する相談窓口を設置し、その存在についても周知を行っています。
女性職員が管理職として活躍でき、男女ともに長く勤められる職場環境を整備するために、女性職員のキャリアアップを目的とした研修を開催するなどの取組を行い、2024年11月6日に大阪労働局より「プラチナえるぼし」の認定を受けました。
また、職員が仕事と子育て等を両立させることができ、職員全員が働きやすい環境をつくることによって、すべての職員がその能力を十分に発揮できるようにするため、毎月4回以上のノー残業デーを実施するなどの取組を行い、2024年12月18日に大阪労働局より「プラチナくるみん」の認定を受けました。
さらに、職員の健康増進に向け、「安全衛生委員会」を組織し、健康経営に関する協議や、様々な取組みの企画、検証を行っており、2025年3月10日、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する【健康経営優良法人2025(大規模法人部門)】に認定されました。
その他の取組について
預金を通じて、地域課題に取り組む団体に寄付を行い、その社会的な活動を応援する定期預金である社会貢献預金(笑顔プラス)や、昨年度ご利用いただいた教育ローンの合計額を基準として地域における子育て支援活動を応援することを目的に、近畿圏内で子育て支援活動を行うNPO法人やボランティア団体等に助成金を支給する「教育ローンde子育て応援プロジェクト」などに取り組んでいます。
近畿ろうきんでは、「人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与する」と定めた「ろうきんの理念」を具体的に進めるために、はたらく人々が暮らす地域社会と手を携えながら、SDGsの達成に向けた上記のような幅広い取組みを進めています。
*小川佳克事務局長様、大西強様にインタビューさせていただきました。