株式会社早和果樹園(平成28年度締結)

会社概要会社

 所  在  地 :有田市宮原町新町275-1

 創   業 :昭和54年10月

 会社設立 :平成12年11月1日

 代  表  者 :代表取締役社長 秋竹俊伸

 従業員数  :73名(役員・常勤パート含む) 平成30年4月現在

      ※子会社「株式会社早和なでしこ」従業員数12名、グループ全体85名

 外部リンク:https://sowakajuen.co.jp
 

 にっぽんのおいしいみかんに会いましょう
 

 株式会社早和果樹園(そうわかじゅえん)は、有田みかんの大産地において「おいしいみかん栽培」と「おいしいみかん加工品」の製造にこだわり、❝生産者ならでは❞の意識を大切にしながら、有田みかんを生産から加工、販売まで自社で行っている、農業の6次産業に取り組む企業です。

 1979年、7戸の先進的なみかん農家が立ち上げた「早和共撰組合」が前身となって、2000年に同メンバーで法人化、「有限会社早和果樹園」を設立しました。その後、光センサー選果機の導入や有田みかんを原料としたジュースの製造、販売に取り組むなど積極的に事業を展開し、2005年7月に株式会社に変更。有田みかんでの生産~加工~販売の、いわゆる6次産業化を実践しています。

 「おいしいみかんづくり」をすべての土台とし、日々品質向上を追求することを基本姿勢とし、そのために先進的な栽培法である「マルドリ方式」や「ICT農業システム」をいち早く取り入れ、ドローンなどを利用して美味しいみかんをつくる「スマート農業」を実践。加工品分野では、有田みかんのおいしさを損なわずに、そのまま搾汁する「チョッパーパルパー方式」を採用するなど日々みかんの可能性を追求した各種加工品の開発・販売を行ってきました。また、有田みかんを利用した高級みかんジュース「味一しぼり」をはじめとした多彩な加工食品があり、全国や海外(10数か国)でも販売しています。 

 平成28年度から「人権尊重の社会づくり協定」を締結し、県と一緒に人権尊重の社会づくりに取り組んでいます。

従業員の人権意識向上に向けた取組

 従業員の人権意識高揚を図るため、個人情報保護の講師を招いて社内セミナーを開催したり、他機関が集合写真
実施する人権研修会等へ参加して従業員への伝達を行っています。

 また、朝会や会議等を活用し人権啓発を実施するとともに、人権啓発ポスターの掲示や人権啓発資料の
回覧、配布など従業員の人権意識高揚に取り組んでいます。今後も人権尊重の社会づくりに寄与するよう
努めてまいります。

従業員が安心して働くことのできる環境づくりへの取組

 雇用にも力を入れ、地元志向の新卒大学生等の受け皿やシルバー人材の雇用など、積極的な地域人材充填中
・育成を行い、仕事場の創造と所得の向上に繋げるとともに、地域のみかん農家と協力しながら「持続可能
なみかん産地づくり」に注力しています。     

 農業部門から製造部門、販売部門と多岐にわたる仕事があり、構成する従業員の半数以上が女性です。
 また、高齢者や障害のある人も働いており、人権意識を大切にした働きやすい職場になるよう努めてい
ます。誰もが持っている良いところ、その人の得意分野をしっかりと活かし伸ばしていく、そんな組織の在り
方や仲間意識の強い大家族のような職場づくりを目指しています。

 また、数年前に設立した子会社「株式会社早和なでしこ」は、株式会社早和果樹園創業時の女性達7名で
設立した会社で、豊かな人生経験を活かし、若い従業員に社員食堂で家庭料理を提供するほか、加工場でみかんの陳皮の製造などで活躍しています。高齢女性達が毎日腕をふるう手作り料理は、栄養バランス満点なので、一人暮らしの若者や子供を持つパート社員などにとても人気があります。社員食堂は、NHK「サラメシ」でも紹介され、視聴した大学生の採用にもつながっています。

 また、高齢者雇用や働きやすい職場づくりについては、他府県での「CSR(企業の社会的責任)と人権セミナ-」の事例発表や大学での講演を求められたりしています。

 これからも性別や世代を超えて従業員が働きやすい、お互いの人権を尊重する職場づくりに積極的に取り組んでいきます。

より美味しく、安全に、みかんの6次産業化の取組

 生産(1次産業)のみならず、加工(2次産業)~販売(3次産業)と、全てに関わる「みかんの6次産業」を20ショップ
柱として農業経営に取り組んでいます。その長きにわたる取り組みが認められ、6次産業化優良事業とし
て2014年に第2回6次産業化優良事例表彰の最高賞「農林水産大臣賞」を受賞。地元の有田みかんを栽
培・自社加工し、自分たちのオリジナルブランドで流通に乗せる「6次産業」の実践を続けています。

 衛生管理にも力を入れ、2011年に和歌山県食品衛生管理認定制度の「施設認証」を取得。更に2013年
には同制度の「HACCPシステム導入営業認証」を取得。同年、和歌山県食品衛生協会より「施設表彰」を
受賞。2017年には最高認証である「HACCPシステム推進営業認証」を取得。厳しい管理のもと、より美味
しく、安全に食べていただける食品づくりに取り組んでいます。

その他の取組

 わかやま結婚・子育て応援企業同盟に参加し、結婚・育児、介護における育児休暇、介護休暇の取得や時短勤務など、従業員が働きやすい環境づくりを行う、仕事と家庭の両立に関する取組を行っています。



*代表取締役会長の秋竹新吾様にインタビューさせていただいました。
                                 

このページの先頭へ