関西広域連合について

関西広域連合は、制度疲労を起こしている現在の中央集権体制を打破し、自らの政策の優先順位を決定・実行できる個性豊かで活力に満ちた関西を創り上げていくため、志を同じくする2府5県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、徳島県)により、全国初の府県域を超える広域連合として、平成22年12月に設立されました。
(平成24年4月には大阪市及び堺市、同年8月には京都市及び神戸市、平成27年12月には奈良県が加入。福井県及び三重県は連携団体)
関西広域連合(外部リンク)

1.関西広域連合が目指すべき関西の将来像

関西が総力を結集し、関西の経済発展につなげることで、我が国の経済を力強く牽引し、東京一極集中を是正

(1)国土の双眼構造を実現し、新次元の分権型社会を先導する関西

・中央集権体制を打破するとともに、関西が我が国の経済成長を牽引し、東京一極集中を是正する。
・国の出先機関の移管を粘り強く求めていくとともに、関西の発展のために必要な国の事務・権限の移譲を積極的に求める。
・首都機能のバックアップ構造の実現、首都圏とのインフラ格差是正を進めるための取組などを経済界とも一体となり推進する。

(2)デジタル化を推進し、個性や強み、歴史や文化を活かして、地域全体が発展する関西

・社会のデジタル化が進展してきた機を捉え、関西全体の発展につなげる。
・関西のそれぞれの地域が持つ、他の地域にはない深い歴史・文化・芸術などを活かした魅力を国内外に発信する。
・関西に誇りや愛着、自信を持つ人を増やし、地域全体が発展する関西を創造する。

(3)アジア・世界とつながる、新たな価値創造拠点・関西

・各分野において、グローバルな視点での取組をハード・ソフト両面において積極的に実施する。
・世界的イベントを活かし、関西に人・モノ・情報を集結させ、関西から新たな価値を創造し、世界での存在感を高める。

2.関西広域連合の組織概要

関西広域連合組織図

(1)広域連合長

広域連合を代表し、全体を総括する者として広域連合長を置くこととしており、構成団体の長の中から、構成団体の長の投票により決定します。

歴代の広域連合長
時期 氏名 就任 任期満了

第1期

井戸敏三(兵庫県知事) 平成22年12月4日 平成24年12月3日
第2期 井戸敏三(兵庫県知事) 平成24年12月4日 平成26年12月3日
第3期 井戸敏三(兵庫県知事) 平成26年12月4日

平成28年12月3日

第4期 井戸敏三(兵庫県知事) 平成28年12月4日 平成30年12月3日
第5期 井戸敏三(兵庫県知事) 平成30年12月4日 令和2年12月3日
第6期 仁坂吉伸(和歌山県知事) 令和2年12月4日 令和4年12月3日
第7期 三日月大造(滋賀県知事) 令和4年12月4日 令和6年12月3日

(2)広域連合委員会

広域連合の運営上の重要事項に関する基本方針及び処理方針を広域連合長が決定するにあたり、構成団体等の多様な意見を反映させるとともに、構成団体の長の主導のもとで各分野の事務事業を迅速に推進するため、合議組織である広域連合委員会を設置しています。

広域連合委員会の開催状況(関西広域連合ホームページにリンク)(外部リンク)

(3)広域連合議会

広域連合の議事機関として、条例の制定改廃、予算の議決等を行うなど、普通地方公共団体の議会と同様の権限を有します。
議員は、構成団体の議会において、各議会の議員から選出します。(定数39人)
全員協議会、理事会並びに総務、産業環境、防災医療の3つの常任委員会があります。

広域連合議会の開催状況(関西広域連合ホームページにリンク)(外部リンク)

歴代の本県選出関西広域連合議会議員 

選出時期

選出議員

備考

平成22年12月

尾崎要二議員

吉井和視議員

2議員選出

平成23年5月

尾崎要二議員

吉井和視議員

2議員再選出

平成24年6月

尾崎要二議員

中村裕一議員

中拓哉議員

議員定数1増

1名交代

1名追加

平成25年6月

中村裕一議員

山下直也議員

多田純一議員

2名交代

平成25年9月

中村裕一議員

山下直也議員

岸本健議員

多田純一議員

議員定数1増

1名追加

平成26年6月

山下直也議員

花田健吉議員

角田秀樹議員

岸本健議員

2名交代

平成27年5月

山下直也議員

花田健吉議員

岸本健議員

長坂隆司議員

4議員選出

平成28年6月

山田正彦議員

尾﨑太郎議員

立谷誠一議員

岩井弘次議員

4議員選出

平成29年6月

坂本登議員

藤山将材議員

森礼子議員

片桐章浩議員

4議員選出

平成30年6月

前芝雅嗣議員

濱口太史議員

菅原博之議員

谷口和樹議員
4議員選出
令和元年5月

井出益弘議員

岩田弘彦議員

浦口高典議員

奥村規子議員 

4議員選出
令和2年6月

楠本文郎議員

鈴木太雄議員

藤本眞利子議員

宇治田栄蔵議員

4議員選出
令和3年6月

中西徹議員

杉山俊雄議員

中本浩精議員

井出益弘議員

4議員選出
令和4年6月 井出益弘議員
堀龍雄議員
奥村規子議員
林隆一議員
4議員選出
令和5年6月 冨安民浩議員
秋月史成議員
川畑哲哉議員
中西徹議員
4議員選出

(4)広域連合協議会

広域連合の附属機関として、広域連合の実施事業や関西の課題と今後のあり方を踏まえた広域連合の将来像等について、住民等から幅広く意見を聴取し協議を行います。

広域連合協議会の開催状況(関西広域連合ホームページにリンク)(外部リンク)

(5)選挙管理委員会

広域連合の選挙や直接請求(条例の制定・改廃、事務執行に関する監査、議会の解散、長及び議会の議員等の解職、規約変更要請等)に関する事務を行います。

選挙管理委員会の開催状況(関西広域連合ホームページにリンク)(外部リンク)

(6)監査委員

広域連合の事務の執行の監査等を行います。

財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し優れた識見を有する者と広域連合議会議員から1人ずつ選任します。

(7)公平委員会

関西広域連合の職員の勤務に関する措置要求・不利益処分の審査等を実施します。

構成団体の人事委員会に事務を委託しています。

事務委託先
期間 委託先
平成23年1月17日~平成25年3月31日 京都府人事委員会
平成25年4月1日~平成27年3月31日 大阪府人事委員会
平成27年4月1日~平成29年3月31日

和歌山県人事委員会

平成29年4月1日~令和元年3月31日 鳥取県人事委員会
令和元年4月1日~令和3年3月31日 徳島県人事委員会
令和3年4月1日~令和5年3月31日 奈良県人事委員会
令和5年4月1日~令和7年3月31日 兵庫県人事委員会

3.実施事務

(1)広域事務

広域で処理することによって住民生活や行政効果の向上又は効率的な執行が期待できる事務のほか、国からの権限移譲を受けることによって関西の広域的な課題を解決できる事務を実施することを基本としつつ、国の事務・権限の移譲を受けることを念頭に置きながら、7つの広域事務に取り組んでいます。
なお、広域連合では、業務首都制を採用しており、構成団体の長が事務分野ごとの担当委員として執行責任を負っています。

各事務の担当委員
事務 担当 副担当
1.広域防災 兵庫県知事 奈良県知事、神戸市長
2.広域観光・文化・スポーツ振興 京都府知事 奈良県知事、京都市長
2-2.広域観光・文化・スポーツ振興(スポーツ) 兵庫県知事 鳥取県知事
2-3.広域観光・文化・スポーツ振興(ジオパーク) 鳥取県知事 -
3.広域産業振興 大阪府知事 大阪市長、堺市長
3-2.広域産業振興(農林水産) 和歌山県知事 -
4.広域医療 徳島県知事 -
5.広域環境保全 滋賀県知事 -
6.資格試験・免許等 広域連合長 -
7.広域職員研修 和歌山県知事 -

各事務の概要(関西広域連合ホームページにリンク)(外部リンク)

(2)政策の企画調整等

関西全体として取り組むべき広域にわたる行政の推進に係る基本的な政策の企画及び調整に関する事務(企画調整事務)については、関西の共通利益の実現の観点から、広域連合委員会で合意形成を図った上で、取り組んでいます。

継続的・計画的に対応する企画調整事務として、広域交通インフラの整備、エネルギー政策の推進、特区事業の展開、イノベーションの推進、「2025年大阪・関西万博」への対応、 「ワールドマスターズゲームズ関西」の開催支援等に取り組んでいます。

4.和歌山県議会における広域連合に関する知事の主要な答弁(和歌山県議会議事録から転載[抜粋])

5.関西広域連合出前講座

関西広域連合では、住民の皆さんに関西広域連合の取組について広く知ってもらうため、職員が関西広域連合の実施事務について説明する「出前講座」を実施しています。
詳細はこちら(関西広域連合ホームページにリンク)

6.関西広域連合メールマガジン

関西広域連合では、活動を広く知ってもらうため、メールマガジンを発行しています。

関西広域連合の取組の情報や今後の予定のほか、関西広域連合委員(構成府県市の知事や市長)からのメッセージを定期配信しています。

是非、こちら(関西広域連合ホームページにリンク)から配信登録をお願いします。

関連リンク

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