災害時緊急支援
1.災害時緊急支援(移動県庁)整備の概要
和歌山県では、大規模災害発生時に、被災地や広域防災拠点において情報収集等を行う職員(災
害時緊急機動支援隊)を支援するため、パソコンやタブレット端末を配備し、正確かつ迅速に災害情
報の収集伝達ができる環境を整備しました。
(平成24年度新政策事業 災害時緊急支援(移動県庁)整備、災害情報収集分析システム)
発災直後の初動対応(情報収集)が重要であり、より多くの情報を収集することで本部の判断や指
示など的確な対策ができるかどうかが決まります。そのため、災害発生時に直接被災現地に向かい
情報収集等活動する職員を支援するため行政事務用パソコンや情報収集のためのタブレット端末
を配備し災害に備えております。
災害時緊急支援(移動県庁)を活用した活動計画
・救援物資管理システム・提供可能物資管理システム版(PDF)
2.災害情報収集分析システムの概要
大規模災害発生時に、避難者情報などの様々な災害に関する情報収集・伝達を的確に行うための
情報収集・分析システムを構築しました。
災害発生時の避難者情報・必要物品・生活レベルなど収集された情報を分析し、対策するグルー
プや県所属で情報共有を図り、迅速な対策が行えるよう情報分析システムを構築しました。
避難場所や被災地において、持ち運びが便利なタブレット端末等から情報が収集できる汎用性の
高いシステムとして構築しております。
システムの構築に合わせて、現地の状況を伝えるため、事前に調査項目(70項目)を用意し収集に
あたります。
また、避難所のニーズ(救援物資要求調べ)としては、309項目用意し幅広い要求に対応することで、
迅速に情報収集が行えるよう努めます。
(項目は、必要に応じて容易に追加できるシステムとしております。)
3.救援物資管理システムの概要
市町村の物資需要や協定企業、他府県等から提供が可能な物資量(供給量)の把握を行い、被災
市町村への的確な物資の配分(輸送)を支援します。
また、広域防災拠点では、受入・払出調整などの業務の効率化や在庫量把握による滞留在庫の低
減などを図ります。
市町村からの要求量や供給状況の把握、物資の入出庫管理、備蓄物資の管理、市町村への物資
の配分計画、立案支援、在庫物資の棚卸しなどを一元的に行うシステムを構築しました。