(1)災害時の役割 被害を最小限に抑えるために・・・

避難誘導・避難支援

避難誘導班を中心として、定められた避難場所まで迅速かつ安全に避難できるようにします。避難所では、班名簿等を使用し、避難状況を確認します。

また、避難行動要支援者については、避難支援が必要です。避難行動要支援者名簿を活用して作成した個別計画に基づき、避難支援者が避難支援を行います。

※避難行動要支援者:寝たきりの高齢者や障害者などで、自ら避難することが困難で、円滑かつ迅速な避難の確保を図るために特に支援を要する者

風水害時においては、防災行政無線や広報車による放送が暴風雨で聞き取りにくくなるなど、地域の住民に危険を伝える情報が十分に伝わらない可能性があります。そのため、自主防災組織が早めに情報を地区の住民に伝え、避難誘導を行う必要があります。

情報の収集及び伝達

情報班を中心として、自主防災組織を地域における災害情報の中継点として位置づけます。伝達係は市町村や消防機関等から地域住民に伝達すべき情報を流し、収集係は地域の被害の状況、住民の避難状況等を自主防災組織で収集し、市町村や消防機関等に報告します。

情報の収集

角丸四角形: 情報収集(地震・津波の場合)  ○津波予報および警報  ○被害の状況  (火災・がけ崩れ等の状況並びに建物、道路及び橋等の被害状況)  ○電気・ガス・水道・電話等の復旧見通し  ○避難の勧告または指示  ○救援活動の状況  ○給食・給水  ○生活必需品の配給  ○衛生上の注意  角丸四角形: 情報収集(風水害)  ○気象庁・気象台が発表する情報  (気象警報、注意報、台風情報、土砂災害  警戒情報等)   ○和歌山県が発表する情報  (水位情報、雨量情報など)    ○地域における浸水、土砂災害等の被害の状況   ○避難に関する情報  (避難準備情報、避難勧告、避難指示等)    ○救援活動の状況  ○給食・給水

初期消火

消火班を中心として、放水用ホース、消火器、三角バケツ等の消火用資機材を使用し、消火を行います。

簡易な救助・救護対応・応急手当

救出・救護班を中心として、担架、救急セット、AED等の救出・救護用資機材等を使用し、生き埋めになった人や負傷者を救出し、けが人の救護活動を行います。

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