令和3年9月9日 新型コロナウイルス感染症発生状況説明概要

令和3年9月9日 新型コロナウイルス感染症 発生状況 説明概要

 はじめに、本日1名の方がお亡くなりになりました。お亡くなりになりました方のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご親族の皆様方に心からお悔やみを申し上げます。
 

 お亡くなりになられたのは、1499の9番で、8月18日に陽性が判明しました。8月29日には、肺炎のために酸素投与が必要になり、その後、状態が悪化し、9月9日午前9時に永眠されています。なお、直接の死因は他疾患です。
 

 次に、新たに22名の新規陽性者を確認しました。うち1名は県外の計上です。

 感染者の詳細な情報については、資料をご覧ください。
 

 本日は、クラスターが1件、判明しています。「かつらぎ町立佐野こども園」(和歌山県伊都郡かつらぎ町大字佐野827−1)で、保育士1名、園児が4名、で計5名の陽性が判明し、86例目のクラスターとなりました。
 

 第五波では、年少の子供の陽性者が多く、発熱等、全身の症状を訴える人も多くなっています。それから推定感染経路も、家族或いは学校での感染も見られています。大人から子供、子供から周りの者へという二次感染が疑われる事例もあります。小児は、集団生活を行うということから密に接し、しかも、ワクチンの対象外で、マスクの着用も不十分であることから、今後、小児の集団感染が発生する可能性が高いのではないかと思っています。そして小児は、症状が強く、高熱を出すということは、今後、感染者が増えると時間外受診や救急医療への影響が考えられるので、できるだけこういう方々の感染を抑えていかなければいけないと考えています。

 また、昨冬から今春にかけては、インフルエンザの流行はありませんでしたが、これは保証がありません。感染予防対策をすれば減るのかなと思っていますが、インフルエンザと同時の流行もあり得るということで、検査体制や医療体制の充実は必要であると認識しています。

 本県では特に、小さいお子さんが感染すると、大人も一緒に入院していただく対応も行っていますので、病床がいくらあっても足りないということになります。子供への感染防止、大人が家庭内に引き込まないことも必要ですし、集団感染を防いでいただき、我々は早期発見、隔離、治療・入院を行っていくという姿勢に変わりはありませんので、十分啓発をよろしくお願い申し上げます。

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