令和3年8月25日 新型コロナウイルス感染症発生状況説明概要

令和3年8月25日 新型コロナウイルス感染症 発生状況 説明概要

 はじめに、本日1名の方がお亡くなりになりました。お亡くなりになりました方のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご親族の皆様方に心からお悔やみを申し上げます。
 

 お亡くなりになられたのは、1223番で、8月2日に救急搬送され、陽性が判明し、入院しましたが、肺炎像があり、すぐに酸素投与が必要な状況でした。その後、状態が悪化し、8月25日午前3時33分に永眠されています。なお、直接の死因は他疾患です。
 

 次に、新たに87名の新規陽性者を確認しました。うち2名は県外の計上です。入院患者は558名とこれまでで最多です。一週間人口10万人当たりの感染者数も、県全体で61.7とこれまでで最高となっています。

 感染者の詳細な情報については、資料をご覧ください。
 

 本日は、クラスターが1件、判明しています。1638番関係、「那智勝浦町立温泉病院」(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町天満1185番地4)で、入院患者4名、医療従事者3名の計7名が陽性判明し、78例目のクラスターとなりました。
 

 第五波の特徴として、特に、家族内感染が多いことから、10歳未満、10代の感染者が、これまでになく非常に急増しています。また、20歳代、30歳代、40歳代の、非常に活発に行動される世代に感染が拡がっています。ただし、最近、高齢者にも徐々に拡がっています。

 推定の感染経路としては、やはり県外が多く、家庭内への持ち込み感染、友人・知人間での感染、そして、残念ながら医療関係者でも感染が出ているのが現状です。和歌山県への帰省がやや減ってきているかと思いますが、県外への帰省、県内観光関連も増えているのが実情です。

なお予断を許さない状況に変わりはありません。
 

(全員入院が難しくなってくることの受け止めと原因は、との質問に対し)

 デルタ株の感染力の強さが最も影響しています。家族内感染が非常に多く、1名感染が出た場合、8名家族で6名が陽性とか、5名いれば5名全員陽性とか、一挙に感染者数が増える。徐々に増えるのではなく、一挙に増えることがすごく影響しています。

 それから、今日も、お酒を提供しカラオケがあるような、リスクの高いお店の利用者で感染を拡がっています。そういうリスクの高いお店の利用者や従業員等で、症状が少しでもありましたら、早期に医療機関を受診していただきたいと思います。
 

 早期発見をして、和歌山県内での爆発は止めたいという思いに変わりはなく、まだ諦めていません。爆発してしまうと、今後、重症者がさらに増えます。そうすると、もう命の保証ができません。医療機関の機能も、本当に逼迫していますので、若い方は、ご自身の健康だけではないこと、周辺の人や県民の命を守るために、どうか適切な節度ある行動をとっていただきたいと思います。

 数日前から言っていますが、救急受診が増えています。しかも、救急的に入院調整が必要な患者さんが出てきています。そういった方は本当に命に直結するような方です。そういう方が出て放っておくと、本当に大変な状況になります。今は何とか病床をやりくりしながら適切に入院医療につなげていますが、この状態がずっと続くと、その保証はありません。

 そういうことを十分理解をしていただきたいと強く希望します。

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