令和3年8月4日 新型コロナウイルス感染症発生状況説明概要

令和3年8月4日 新型コロナウイルス感染症 発生状況 説明概要

 本日は、新たに39名の新規陽性者を確認しました。入院患者が272名で、270名以上となるのは、5月7日以来89日ぶりです。

 感染者の詳細な情報については、資料をご覧ください。
 

 7月11日から昨日までの感染者373名のうち、初発の発症者は163名ですが、その推定感染経路は56%が県外で、和歌山から県外に行った、県外の人との接触があった、県外から和歌山に来られた、というケースです。内訳は、大阪が最も多く、東京、近畿等々です。帰省関係が、少なくとも10件以上はあるだろうということで、多くなってきていますので、特に、感染拡大しているような地域からの帰省は、できるだけ今回は控えていただきたいと思います。やむを得ない事情で来られた方も、通常、一緒に飲食されることもありますが、そういった方々から多くの感染者が出ている事例もあります。県外の感染拡大している地域から来られた場合の対応については、十分ご留意していただきたいと思います。
 

 今、高齢者は非常に少ない状況ですが、30代以上で基礎疾患をお持ちの方が重症化しています。また、若い方の感染者が多く、家族で陽性となったりする中で、就学前の子供の感染事例が増えており、第五波で16例あります。本県では、家族が感染して子供だけ家に残り、引き取るところがない場合などは、レスパイト制度として、患者を受け入れる病院のご理解をいただき、子供の入院を受け入れていただいています。つまり、感染者だけでベッドが埋まるわけではなく、このような事例でも医療機関に負荷がかかっている状態です。やはり、若いから感染しても大丈夫ということではなく、そういった点でも、感染予防対策をしっかり行っていただきたい。
 

 それから、症状が5日ほど続き医療機関も受診されたが、陽性になったら周りの方に迷惑がかかるとして、PCR検査を一度拒否された事例があります。結局、この方は、症状が悪化し、救急で入院し、肺炎を併発しています。症状がある人は、できるだけ早く医療機関を受診するとともに、PCR検査をしっかり受けていただきたい。早く陽性が判明したら、周りの方も検査すればいいわけで、そういう誤った理解をしないようにしていただきたい。
 

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