令和2年5月12日 新型コロナウイルス感染症 知事記者会見 説明概要

令和2年5月12日 新型コロナウイルス感染症 知事記者会見 説明概要

 今日は報告が2つありまして、1つ目は別添資料の27番の3であった方です。1度陰性になって、医療機関Aを退院されて自宅待機をしていましたが、他の理由で医療機関Bに入院することになった時に、念のため検体を採取したところ陽性が分かり、先に対応した医療機関Aに戻っていただいたということが起こりました。

 病状は安定しており、症状はありません。和歌山県では、この方に限らず、陰性になった方については、保健所が行って症状確認をしていますけど、全国でもいっぱいあるようなことが和歌山でも起こりましたということを報告します。

 2つ目は、新しい方で、和歌山市保健所管内の男性40代の方が、5月7日から鼻に症状が出て、11日に医療機関Cを受診してCT撮影をしたところ肺炎像を認めましたので、すぐ入院にして、かつ検体を採取したところ、陽性が判明しました。

 この方の同居家族は1人です。今、検査をしています。それから、よく一緒にいた知人お二人についても、明日、調べます。

 それから、5月の2日3日のいずれかに、電車で天王寺に行っておられるようです。ひょっとしたら、その辺でうつっているのではと推測されますが、はっきりとは分かりません。仕事は自営業の方で従業員はおられません。7日頃からは自宅で仕事をしていて、他には行っていないということです。まだ判明したばかりですが、和歌山市保健所が詳細に聞いているので、だんだん分かってくると思います。

 新しい患者さんが出たことは、極めて残念だと思います。

 県内の流行状況については、感染リスクが収まってきたかなというのは昨日も申し上げた通りですが、新しい感染を押さえ込みに行くなかで、仮に漏れがあったらワッと広がります。それが無いように特に県外との往来の自粛をお願いしているので、何で大阪に行くのか?とは思います。

(医療保健行政の体制に関する質問に対して)

 和歌山県など多数の県は、医療保健行政についてきちんとしているからああいう(感染者数が少ない)結果が出ていると思います。だから和歌山県も含めて、今までどおり一生懸命コツコツとやっていくしかない。コツコツやる限りは、公務員とお医者さんは大変ですが、県民にそんなに自粛負担を課さないし、経済にも悪影響を及ぼしている訳ではない。だけど、医療保健行政がうまくいかないと感染が爆発して、しょうがなく自粛の方で勝負しないといけない。今は、自粛がうまくいっていて、余裕が出来たんだから、医療保健行政を立て直せ、というのが私の意見です。それをきちんとやってくれたら、日本全体が安心できるようになります。

関連ファイル

このページの先頭へ