知事記者会見 平成31年3月26日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成31年3月26日 知事記者会見

平成31年3月26日 記者会見室

県内初! 和歌山バス(株)がバスロケーションシステムを導入します

資料1(PDF形式 235キロバイト)

 それでは、発表事項が6つございまして、1つは、和歌山県で初めてになるんですけど、和歌山バスと県や和歌山市などが組んで、国の助成金もいただいて、バスロケーションシステムを導入することになりました。4月1日から和歌山バスが運行する路線バス全路線で、これができます。スマホを持っている人は、バスがいつ来るかということが全部わかるということですね。それから、持っていない人も資料に書いてある県立医大とか日赤、マリーナシティ、そういうところでは、いつバスが来るかということについて、この表示でわかるということになっております。そんなことが4月1日からできますので、ちょっと便利になるということであります。

 これは、総合交通政策課長がよく頑張りましたので、いろいろ取材してください。

わかやま版「過疎集落支援総合対策」事業「未来へ”繋ぐ”花園活性化プロジェクト」が決定しました

資料2(PDF形式 325キロバイト)

 その次は、わかやま版「過疎集落支援総合対策」事業は、しばらく新規が出なかったものですから、皆さん人も代わって、忘れてしまっていると思いますけど、9年前の新政策で編み出したものでございまして、過疎地域をどうやって活性化するかということについての一つの方法論です。みそは、寄合会というのを作って、こんなふうにしたらこの地域はよくなるのではないかと、地域の人たちがすべて自分たちで考える。みんなで力を合わせようというときに、その初期の段階から市町村、それから県も入って、みんなでああでもないこうでもないと考える。考えた結果、こんなことをやろうということになると、3年間のプロジェクトとしての予算は取ってありますから、その必要な予算をつけることにしましょうということです。

 今まで20市町村35生活圏で取り組みがありますが、実は国の事業も入っているわけです。県事業としては16事業で、今回17番目ですが、どういうことかと言うと、政府が補正予算を考えていた、経済対策を考えていた時があって、ちょうどその頃、地域を活性化しないといけない。地方創生がある。特に、過疎地を盛り立てようということで、どうしようかとなった時に和歌山県でいいのがあるなというので、それを急遽、国はドタバタで予算要求をした。和歌山県の絵をそのまま予算要求に使って、総務省が予算取りをしたということであります。国は、単年度主義というのを厳格にしているので、あまり将来のことをコミットしないですね。和歌山県ももちろん予算は単年度主義ですが、県の意向としては3年やるぞと言ってもいいだろうということで、3年と言っているんですが、もちろん毎年予算が通らないとそれはできません。国は、1年間でもほとんど(和歌山県としていることは)一緒で、ちょっとお金をたくさんくれるという話になっていて、国の事業は22事業、県の事業は16事業ということで、これは17番目ということであります。

 何をするかと言うと、かつらぎ町の旧花園村でございますが、かつらぎ町役場があるところからすると、飛び地ではなく繋がっているんだけど、ひょうたん型になっていて、ちょっと独立した地域になっている。そこは、やっぱりものすごい過疎地なので、これを頑張ろうということで「花園夢づくりの会」というのができました。そこでよく考えて、やっぱり高野槇ではないかということになって、高野槇の生産を拡大する。高野山にも持っていきますし、今、全国でものすごく需要があるので全国にも持っていきますから、その高野槇の事業を拡張する。それから、ここはキャンプ地みたいなのがいっぱいあって、恐竜ランドもありますね。そして結構車でお客さんも来てくれているので、その方々に対して、直売所とかを作ってアピールしようというようなことをみんなでやりましょうというのが、この計画でございます。この7月から3年間やるぞということになっております。詳しくは、移住定住推進課長から聞いてください。

農林水産業競争力アップ研究開発事業 平成31年度新規研究課題が決定しました

資料3(PDF形式 1,990キロバイト)

 それから、農林水産業競争力アップ研究開発事業が決定しましたので、発表をするわけです。これは何かというのをまた新しい人が来ているので、説明しないといけないのですが、何となく満遍なくというか、漫然と試験研究所の研究テーマを研究員が選んで、良かれと思ってですがいろいろ研究していると、農業をしている人たち、林業をしている人たちの声が届かない可能性がある。また、行政の当局も補助金をあげますということばかりをやっていると、その中心にあるところの主要農産物を改良していこうというようなことについて、あまり熱心に取り組んでこなかったかもしれない。そういうところを全部合わせて、一遍どんなことをやったらいいと思うかということについて、一年に一回、意見照会をする。それで全部テーブルの上に並べ、専門家の方にお願いをして、ああでもないこうでもないと議論をしていただいて、一番、これからの和歌山県の農林水産業の発展にとって相応しいものを選んで、3年間集中的にしようということにした。ちなみに、このときに総研究費を倍にしているんです。それで3年間やるぞと言って、平成31年度の新規研究テーマができたわけで、なるほどと思うようなのがずらっと並んでおりますが、これについては、研究推進室長に一遍にということでなくても、一個一個でも取材していただくと大変ありがたいというふうに思います。

 なお、2年目に差しかかるテーマ、3年目に差しかかるテーマは継続してやりますので、3年経ったらまた成果発表というのになるわけであります。

特殊車両通行許可の迅速化への取り組みについて

資料4(PDF形式 741キロバイト)

 それから、特殊車両通行許可の迅速化への取り組みについてであります。これについては、資料にいろいろ制度の説明があります。特殊車両というと、でっかいクレーン車とか重い物を運ぶトレーラーとか、橋の桁を持っていくとかいろいろありますね。そういう時に、この道路を通っていいですかという通行許可を取らないといけないわけです。それは当たり前で、例えば、この道は通れると思っていたら、途中で糞詰まりみたいになって通れなくなったら他の交通にものすごく支障が出ますから、これはものすごく必要なことなんですね。考えてみたらAという地点からBという地点に運ぶまでに国道はあるし、府県道はあるし、市町村道はあるしというのは、いろいろあるわけです。例えば、ある市町村とか都道府県からすると、今どうなっているかを必ずしもきちっと把握してない場合は、通れるかなあとか言って、測りに行ったりするわけですが、忙しいから時間がかかったりするので、これはやっぱりまずい。いろいろな工事とか建設とかが遅れてしまうということになるわけです。

 そこで、国が制度を作ります。資料に特殊車両許可制度の概要というのがありますけれども、国で一元的にそういう情報を管理するようにしようと決めて、国道は、国自身で測ります。それがベースになるんですが、さらに市町村とか都道府県の道路については、特に重要なところを選んで、国が代行して調べて、その情報をどんどんストック化していって簡単に許可が出せるようにしようとする制度が既に発足しているわけです。しかし、やっぱり全国を調べないといけないですから、例えば、和歌山なんかもあっちこっちでまだそういう必要が出てくるわけですけれども、和歌山の調査を早くやってと言ってもなかなかそうはいきません。したがって、この際、和歌山県について言えば、県道については、国の代行を待っていると遅くなりますから、和歌山県で全部してしまおうということになりまして、2千万円ぐらいの予算取りをして、全部調べてしまおうということになりました。平成31年度中に全部調べてしまって、国に情報を提供して、県管轄の道はこんなになっていますというのが、国でパッとわかるようにしようということです。

 和歌山県に関しては、まだ市町村道について、今の代行のところの必要性は随分あるので、市町村に自分で調査しろというのはちょっとつらい。したがって、和歌山県に関する限り、県のところはもういいですから、市町村道を代行してどんどんやっていただけませんかというふうに頼もうと、こんな考え方です。これによって、県道を通るところというのはものすごく多いので、今年いっぱいでかなりの情報が一元化されることになるので、今まで以上に許可が早くなるんじゃないかと思っています。

 課題というところで、今こんな感じでちょっと困っているんですよという話は、小さい字で書いてあります。

南紀白浜空港民間運営記念式典を開催します

資料5(PDF形式 112キロバイト)

 その次は、南紀白浜空港の民間運営開始記念式典を行います。4月1日でありますが、エイプリルフールではありません。4月1日から民間委託が完全に始まるということになっております。資料に概要が書いてありますけども、今から3年前からやるぞと決めて、初めはちょっと準備をしないといけない。それで、事業者の公募を開始するのが平成29年11月から行いました。平成28年から政策の議論をしていたんですけどね。平成30年1月、5月、7月とだんだんと事業者が決まっていき、実施計画を作ってもらいました。

 事業者は、株式会社南紀白浜エアポートですけれども、事業者からの提案については、資料に書いてあるようにもっと便数も増やすし、大型化するし、客もいっぱい増やしますし、国際チャーター便の誘致もチャレンジしますと。その上で旅客数目標もこんな感じにしますということです。今、この民間コンセッションを待たずして、白浜の旅客数がものすごく増えているんですけど、これをさらに増やして、2028年には25万人にします。さらに、2038年には30万人ということになります。代表者の岡田さんという人は、関空のコンセッションを実務家として取り仕切った人で、出身は経営共創基盤でして、東北地方でバス会社をいっぱいまとめて再建させた会社ですね。冨山さんが代表取締役CEOですけど、そういう会社の人です。

 それで、国際ターミナルも必要だろうということで、これは県で造って、再来年の6月にできます。国際便がバーッと増えていくのは、そこからかなというふうに思いますけど、大体コンセッションのビジネスモデルというのは、滑走路を値引きして、ターミナルで儲けるというのが中心なので、そのターミナルも儲けられないような設計だとまずいから、ターミナルは県で造るけれども、ターミナルの提案も一緒に入れていいということで、南紀白浜エアポートの提案にしたがって、今、県で造りつつある。それから、さらに言いますと、まだ我々は儲かる空港というところまできていないですけど、県全体としては儲かるんだけど、空港はやっぱり県がお金を出して支えないといけないという構造なんですね。この構造を全部ひっくり返すというのは経済的に無理だから、その金額ができるだけ少ない方が有利ですよという公募をしたわけです。県の負担も少し減って、少なくともそれだけ見ても損はしない。こんなことになっております。

教職員用・保護者用不登校対応マニュアルを作成しました

資料6(PDF形式 23,601キロバイト)

 その次は、不登校対応マニュアルを作成しました。お手元にあるように学校の教職員用、それから、保護者の皆さんにお配りして見てくださいという話です。いろいろ注意点が書いてあるんですけど、一言で言うと、なかなか難しい問題もあるので、できるだけ早く全体として対応できるように、隠し事をしたり、対応が遅れて困ったということがないようにしましょうということです。この不登校というのは、ものすごい場合の数があるんですね。なぜ不登校になっているかというのは、単純ではない。だけど、その原因を突き詰めて、子供の方に寄り添って対応していけば、少なくとも随分いいところがあるのではないかということでやっております。

 もう一つは、ここには必ずしも書いていないですけど、現在、不登校というのは、国の定義だと30日来なかったら不登校ということでありますけど、そうなる前にちゃんと対応しましょうというのがみそで、目途としては3日間連続、あるいは5日間休んだら、「ちょっと」と言って、ちゃんと注意をしましょうというのが個々の話で、教育委員会にも届けておいてもらうということであります。これについては、不登校に関する参考資料のところを見ると何となくわかりますけども、和歌山県は、数年前に人口当たりの不登校者が日本一になってしまったわけです。これはとてもまずいことだということで、そのときに「和歌山県不登校対策に関する有識者会議」というのを開きました。文部科学省も資料の後ろにありますように、これは由々しき一大事だと考えているので、文部科学省も有識者を集めていろいろ議論したのですが、そのナンバー1とナンバー2ぐらいの人を和歌山県もお呼びして、有識者会議を開きました。これが3年前に開催しまして、その時に精力的に議論をしてもらって、平成28年7月に報告書を出してもらいました。それが議論した結果の出発点になっているわけです。

 そのときに、資料の後ろにありますけども、「不登校問題対応の手引き」というのを作りました。これがものすごく中身の話をいろいろ書いてあるんですけど、実は不登校の原因がすごくある。ちょっと今から読みますと、発達的な特性が主たる要因、いじめが主たる要因、いじめを除く友人関係が主たる要因、教員との関係が主たる要因、部活動への不適応が主たる要因、非行が主たる要因、学業の不振が主たる要因、進路に係る不安が主たる要因、入学時の不適応が主たる要因、学校教育への不信が主たる要因、病気が主たる要因、これは例えば、起立性調節障害とかなかなか難しい病因があるんですけど、これが主たる要因。それから、ネグレクト(虐待)が主たる要因である。だから、とにかく悩んでないで原因を突き止めて、優しく対応していくしかないということであります。驚くべきことに、例えば、学校教育への不信が主たる要因というのがあって、こんなレベルの低い学校に行っても仕方がないというような子だっているんです。いろいろあるんですね。それは、僕は間違いだと思いますけどね。そんなことをいろいろ考えて、これはどういうことでこんなになってしまったのかなということを、早いうちに、焼き付かないうちに対応しなければいけない。今回の対応マニュアルというのは、特にその速さ、みんなで対応しましょうということをマニュアル化しているということであります。

 以上です。

質問と回答

読売新聞:白浜空港の件ですけど、さっきお客さんが増えているという話もあったんですけど、本格化する前の民営化で、何か成果が上がっていると感じられることはありますか。

知事:まだまだこれからだと思うんですよ。今、成果が上がっている主たる原因は、観光が割合盛んになってきたというのと、観光以外のビジネスですね。IT企業の方々がよく空港を行ったり来たりしてくれているとか、ワーケーションぐらいになると観光とも言えるんですけど、それから、串本関係の人ですね。つまりロケット関係の人も結構来ているとか、そんな話がありますが、すでに南紀白浜エアポートの方々が活動に入ってくれていて、例えば、自転車で何とかしようとか、それから、バスを回してこようとか、そういうところも少しは効いているのかなという感じもあります。これからですね。さらに期待です。

NHK:バスロケーションシステムを導入ということですが、他方、バスで電子マネーを使えるようにするという予定はありますか。

知事:それはもちろん我々の望みですよ。来春になりますが、和歌山バス、和歌山バス那賀、南海りんかんバスの3つで導入する。もっといきたいけどね。それから、JR和歌山線は無人駅が多いから入るときに改札でピッとするわけにはいかないんだけど、新車両の車内でピッというのは、来春できるようにする。さらに紀勢線もこれから導入してもらおうという話をしていて、今は海南駅までと特急の停車駅はなっています。どんどん増やしていかないといけないですよね。大都会へ行って、ちょっと使ってみたらものすごく便利ですね。コインで切符を買ってというのは、いかに面倒くさいかというのは、使ってみるとわかりますね。

紀伊民報:別件ですけども、もうすぐ新元号が発表されますが、それに伴って元号が変わるということで、県のシステムも変えないといけないと思うんですけども、その辺の何か懸念されることはありますか。

知事:あんまり考えていませんでした。さすがですね。少なくとも何か打ち出すポイントとか書類とか、そういうのをちょっと変えないといけないのが、結構あるかもしれませんね。システムの根っこのところは大丈夫だと思うんだけど、アウトプットのところは、ちょこちょこと変えていかないといけないかもしれませんね。

紀伊民報:すでに策定されている計画というのは、新しい元号に変えて、もう一度作るということになるんでしょうか。

知事:現在、お答えできる材料はございません。大した話ではないと思うのですが、アウトプットは変えないといけないから、それをどんなふうにして変えるのかというのは、後でお教えするようにいたします。よかったら皆さんにも。

読売新聞:今年度最後の知事会見ということで、来年度ですが、議会で出た宮﨑知事室長の新教育長への就任について、多分、これまでは教員出身の方が多かったと思うんですけど、知事部局から選ばれた辺りの期待と理由を教えてください。

知事:過去をずっと見てみると、いろんな人がなっているんですね。県庁の事務系の職員の人が選ばれてなっている場合もあるし、教職員出身の人がなっている場合もあるわけです。私は、教育の仕事だから教職員の人がトップの方がいいなあとずっと思っていたんですけど、宮下教育長が「私はどうしても辞めたい」と言われて、「そんなこと言うなよ」という中で、後任はどうかといったら、絶対、宮﨑さんがいいと思いますという話があちこちから上がってきて、それで宮﨑さんは教育委員会にもおられたんですかね。そのときにいろいろ良い仕事もしたし、それから人望もあったようですね。僕は知りませんけど、そう言えばそうだなあという話になって、宮﨑さんに教育長になっていただいたらどうかと議会にも提案した。こんなところでございますね。

読売新聞:教員の出身の方とは違って、こういう面も期待したいとかはありますか。

知事:それは、やっぱり教員だからとか、事務系の職員だからとかいうことで区分けをするというのは、僕は間違いだと思うんですよ。しかし、教員の中にもいろんな経験をしておられる人もいるし、いろんな視野の方もいますね。事務系の職員にもいろいろいると思うんですけど、少なくとも教育現場の経験は、宮﨑知事室長は少ないと思うんですね。逆に、それを外から見たときにどんなふうに映るかということについては、もうちょっと比較有為があるかもしれませんね。だから、情熱はもうみんな一緒だと思うんだけど、得意の分野を活かして、みんなの意見も聞きながらやってもらったらいいんじゃないかと思います。

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