知事記者会見 平成31年3月12日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成31年3月12日 知事記者会見

平成31年3月12日 記者会見室

和歌山県と国立大学法人東京大学先端科学技術研究センターが包括連携協定を締結します

資料1(PDF形式 197キロバイト)

 今日は、発表が6つと話題事項が1つございます。第一に和歌山県と東大の先端科学技術研究センターが包括連携協定を締結いたします。これは東大にあるんですが、東大らしくないと言いますか、国立先端科学技術研究センターみたいな感じのところでありまして、なんかいろんなことをやって、それで人がやらないことをしているなかなかおもしろい立派なところです。その道の達人みたいな人がいっぱい集まってきて、いろんなことをしているので、「和歌山県としてもこういう問題があるんだけど、なんかどうですかね」とか、「助けてくれませんかね」というようなことが、ものすごく言いやすいところだと思います。その所長さんは、現在、神崎亮平さんという方で高野口のご出身です。本当に若々しい顔をしていますけども、この方が所長さんで、ご本人は昆虫のサイボーグを作っています。生物学者であるとともに、IT技術者であるというような感じですが、その方といろいろ話をしている中で、包括連携協定を結びましょうという話になりまして、今週の金曜日に知事室に来ていただいて協定を締結いたします。

 何をやってもいいわけですけども、一応抽象的に書くと、(連携内容は資料の)(1)、(2)、(3)、(4)ということになります。和歌山県における産業イノベーションの創出支援ということが第一、地域特性を生かしたまちづくり・地域づくりというのが第二、第三は教育開発・人材育成、その他ということになっておるわけです。ご覧のようになんでもありですね。なんでもありの研究所なので、なんでもありということになっているんですが、とりあえずボーッとしていると具体的に進まないので、それで3つぐらい、その他を入れると4つぐらい書いてあるということです。

 もう既にちょっと芽が出始めていて、第一については、和歌山県にある企業と特に次世代の太陽電池なんかをちょっと研究したらどうかというようなことをしているということであります。その他たくさんありますので、これから協定を締結した後で、これはどうかなというような話がまた業界の方からあれば、どんどんつなぐということであります。

 それから第二は、風力発電をどんなふうにして、和歌山県はもっていったらいいのかというようなことを、その道の達人がこれまたいるので、そういう方に話を聞いて、いろいろご相談に乗っていただくというようなことをやろうとしています。

 それから教育開発・人材育成では、特に和歌山県はプログラミング教育を進めているわけですが、その点で日本をリードする大先生がいらっしゃるので、後でご説明しますが、その方なんかにお知恵を借りてやっていこうというようなことを具体的に始めているということでございます。

きのくにプログラミング教育 スタートアップ!フォーラムを開催します

資料2(PDF形式 231キロバイト)

 その次は、きのくにプログラミング教育。来年度から小中高の全部でするということになっているわけですが、それのスタートアップフォーラムを開催します。なんか勢い込んで言っている割には、資料が地味だなというふうに思いますが、中身はちゃんとしております。3月24日の13時から伏虎義務教育学校をお借りして、たくさんの方を集めて開催しようということになっておりますが、日程のところで書いてありますけれども、基調講演は、誰に一番始めにしゃべってもらおうかなということで、いろいろ交渉中なんですが、その次にシンポジウムと書いてあるところで、皆さんに個々の具体的な意見を言っていただく中に、稲見先生という方がいますね。先ほど言いましたプログラミング教育でお知恵を借りてやるというのは、こういう方のつもりでして、この方は、国も和歌山県を追っかけてプログラミング教育をやろうということになっていますが、それの実質的な指導者でもあるわけです。

 その次は、クラブ発表。このプログラミング教育というのは、2本の柱があって、一つは全員、みんなプログラミングがわかるようになろうということです。もう一つは、天才みたいな子供を育てようというところもあって、それについてはクラブ活動でやったらいいよねということですが、そのクラブ活動にちょっと優秀なIT技術者とか先生とか、チューターで入ってもらって指導してもらったらいいんじゃないかと。運動部と一緒ですね。そういう感じですけども、先進的なクラブ活動の発表をしてもらうということであります。それから、サイエンス・レクチャーというのを稲見先生にお願いをして、それから、分かれて小中学生向けのプログラミング体験教室を公開でやってもらうということで、これを見ていただこうと。講師の先生にもね。そんなことを考えております。皆さん、ぜひおもしろいですから来てください。

ねんりんピック紀の国わかやま2019大会メダルを披露します

資料3(PDF形式 329キロバイト)

 その次は、ここに根来塗の堂々とした額縁に入った「ねんりんピック紀の国わかやま2019」の大会メダルを陳列しております。国体の時もそうだったんですけども、金・銀・銅の全部、紀州漆器の技術を使って、それで今回は、和歌山県の花「うめ」をデザインしたメダルにしました。ちょっと小さいのは優秀賞です。それから、参加賞を全員に差し上げるということで、こんなのができましたので、なかなかこういうのを見ていると(大会が)近づいてきたなあという気がいたしますね。

(株)赤井工作所が岩出市に第3工場を増設します

資料4(PDF形式 269キロバイト)

 その次は、株式会社赤井工作所が岩出市に第3工場を増設ということになります。今でも岩出市の広域農道の北側、今で言うと岩出インターのごく近く、根来寺に行く手前というところにありますけれども、ここは板金加工が得意でいろんな機械や装置のカバーを作っています。そのカバーの需要がとても多いので、増設をするということになりました。概要は、資料に書いてあるとおりでございます。正社員をさらに17人雇っていただいて、投資予定は2億7700万円ということであります。

世界遺産参詣道環境保全活動「道普請」の実績について

資料5(PDF形式 1,645キロバイト)

 その次は、世界遺産参詣道の環境保全活動「道普請」の実績発表であります。これは平成21年度から行っておりまして、30年度の途中経過ですけれども、10年経ったので、この際、発表しようということと、次にまた募集をしないといけないので、ちょっと宣伝をしようと皆さんに披露しているということです。累計で135団体、3万1208人の方に参加をしていただいて、世界遺産を守ってもらっている。これは世界でも初めての、唯一の試みであります。世界遺産の保全に一般の方が参加できるというのは、世界広しといえども、和歌山だけということであります。資料はイメージで、こんな感じで土を持って行って入れとかないと、コンクリートで固めるわけにいきませんから、(雨で)流れていってしまうわけですね。あるいは、踏み固まった方がいいんだけど、土が飛んでしまう、減ってしまうというところもあります。だから、土を入れておくということで、こんな感じでやっているわけです。

 平成21年度から始めて、1万人の道普請というキャッチフレーズで始めたんですけど、1万人を達成したのは22年ということで、2年間で達成したということでありまして、1万人に達したので、次は2万人ですと前の観光振興課長が言ってきたんですけど、2万人なんて言わないでもう10万人ということにしようと言って、10万人の道普請ということで、10万人を目指してどんどんと参加者を増やしているということであります。

(株)富士住建が田辺市での「企業の森」による森林保全活動の実施と現活動地の継続を決定しました

資料6(PDF形式 853キロバイト)

 その次は、株式会社富士住建が企業の森を作っていただくということになりました。富士住建は、関東地域で紀州の檜を使って住宅を建築されておりますけども、富士住建が田辺市中辺路のちょっと北の方へ入ったところ、熊野古道に近いところですが、3ヘクタールとちょっと大きめの企業の森の活動をしてくれるということになりました。これで93個目ということになります。

平成30年度和歌山県産業技術戦略会議を開催します

資料7(PDF形式 104キロバイト)

 その次は、話題事項で、平成30年度の和歌山県産業技術戦略会議を3月15日に行います。和歌山県の産業技術基本計画は、5年に1回の見直しでございますが、そろそろ5年が近づいてきまして、この際、今までの進捗とか、そういうのを産業技術政策課長がしゃべって、それで次はどうしたらいいですかねというような話を、いろいろフリーディスカッションしてもらおうじゃないかと、こんなイメージで現在いるところであります。

 以上です。

質問と回答

NHK:ねんりんピックですけど、準備も進んでいるようですけども、知事として、改めて今年のねんりんピックはここがおもしろいぞというか、来てくれる方にここは誇れるぞというのがありましたら、ぜひ教えてください。

知事:ねんりんピックは、もちろん60歳以上の方でないと選手としては参加できないですけど、競技の方は、あっち行ったりこっち行ったりしてどこでもできる。だけど、ちょっと国体なんかと、あるいは、オリンピックと違って、ちょっとこう楽しみを半分、競技半分という具合で皆さんお越しになって、家族連れなんかもお連れになる人が多いんですよね。あるいは、後でちょっと遊んで帰るとか、お土産を買って帰るとか、そういう人が多いので、そういう意味では、和歌山県はなかなか楽しいところがいっぱいあるので、そういうことも楽しんで帰ってもらいたいというふうにも思っています。

 それからもう一つは、来られた人がなんかいいとこやなあというふうに思えるような、そういう大会にしたいと思うんですね。どうぞ勝手にやってくださいというのではおもしろくないから、やっぱりみんなで、よく来ていただきましてありがとうと、たくさん遊んで、あるいは、一所懸命プレーして帰ってくださいというような雰囲気がよく伝わるようにしたい。これのポイントは二つあって、一つは、開会式ですね。これはものすごい規模でやりますから、そこでちょっとすごかったなというふうに思ってもらったらいいし、もう一つは、それぞれの地域に散らばってもらって、そこで競技をするわけですけど、その時にうまく移動してもらうとか、それから各地に散らばった後、地域の人と仲よくしながらプレーしてもらうとか、そういう広い意味でのおもてなしがうまくできれば、大成功ということになります。国体について言えば、その点でものすごく大成功だったと思うんですよね。苦情一つなかった大会というのは珍しいですけどね。県民の皆さんの献身のおかげですよ。だからみんな盛り上がりましたね。いいことをするのは大いに結構なことなので、またねんりんピックでも県民の皆さんに盛り上がってもらいたいというふうに思っています。

読売新聞:(ねんりんピックの)メダルの出来栄えについて、ちょっとご感想をいただけますか。

知事:ものすごくいいんじゃないですか。

読売新聞:どんなところがいいですか。

知事:どんなところって、いいと思いませんか。どんなところって、主観的なことを言っても仕方がないわけで、やっぱり工夫したのは、和歌山らしいメダルにしたらいいと思ったんですね。デザインは梅だし、それから漆器の技術が使われているし、なかなかいいんじゃないですか。

読売新聞:別件ですけど、4月から南紀白浜空港の民営化ということで、既にビルの運営は始まっていると思うんですけど、さまざまな活動が始まっていて、民営化への期待とこれまでの成果について、ちょっとお話を伺えればと思います。

知事:たぶん間違いなく、混乱なくうまくスタートしてくれると思うんですよ。それだけでも少しはいいんですけれども、これから国際ターミナルができあがる。それと機を一にして、今度は、民間会社の営業力なんかも使って、国際的なチャーター便なんかもどんどん入れてもらって、それから国内便も増やしてもらって、空港が栄え、結果的には和歌山県が栄えるようになったらいいなというふうに期待しています。

読売新聞:昨日で東日本から8年ということで、県内でも津波の復興計画の事前策定の手引きが昨年できたと思うんですけど、先日、美浜町で計画ができた。ただ、まだ10いくつは残ったままということで、何かちょっと支援の強化等は考えていますでしょうか。

知事:強化というよりも、あれでしょうね。早く作ったらどうですかと言って、いろいろ働きかけをしないといけないでしょうね。

読売新聞:進まない理由としたら、知事としたらどんなふうに考えていますか。

知事:これはものすごく難しいことなんですよ。というのは、先を読んで、今そこにある危機ではなくて、将来起こる危機に対応するということですから、そんなに簡単な問題ではないんです。ものすごい想像力、イマジネーションですね。こういうこともいるし、先を読んだビジョンもいるし、それから、それを今度は町の総意として、こんなふうにしようと言って、心を合わせないとできないですよね。誰かが一人でこうするんだと言っても、そんなの嫌だという人がほとんどだったら全然ダメなんですね。ですから、そういう難しい問題に挑戦をしてもらっておくということは、大事なことではないかと。東日本大震災なんかを見ていたら、復興が緒に就いたのは数年後ぐらいでしたよね。今はどんどん進んでいるんだけど。だから、その間いろいろ揉めていた。あるいは、茫然としていた。それがやっぱり地域をものすごく弱らせるもとになると私は思います。したがって、ちょっとそんな話を今頃ねと言われても、(そんなことを)言わないで、今から考えておいた方が地域の将来にとっては絶対いいということで、皆さん熱心に取り組んでもらったらいいなというふうに思いますけどね。

時事通信:大阪では公明党との都構想に絡む交渉が決裂して、結局、知事と市長のダブル選ということになったんですけれども、この一連のことに関する何か見解があればお願いします。

知事:なかなか難しいですね。コメントなしですね。人のことをごちゃごちゃ言ってはいけないからね。

朝日新聞:2月議会の時に一部報道で話題になっていたかと思うんですけど、議員さんたちの海外視察の報告書がA4一枚でまとめられたものもいくつかあったということで、会派代表者会議とかで話題にも上っていたらしいが、知事はこのことについて、どのように受け止めていますか。

知事:例えば、一枚で終わりということであれば、もうちょっと報告した方がいいんじゃないですかという感じは誰でも持つでしょう。報道は、そればかり言うんだけど、私は議場にいるので、実はものすごく丁寧に代表の人が本会議で報告しているんですよね。だから、あれと併せて考えるとそんな不真面目ではないんじゃないのというふうに、私は思うんです。だけど形として、あれがいいのか、あるいは、ああいう(本会議で)報告をした後、例えば、同じことを報告書という紙にして置いておいた方がいいのかとか、いろんなテクニックはあるでしょうね。だけど、あれ(本会議での報告)ももうちょっと評価されたらどうでしょうかね。あんなことをやっているところは、ほとんどないと思いますよ。だから、本会議で熱心にやっているからこっちは出張報告というか、旅費をもらうときに簡単な何か決裁もらいますよね。あのぐらいでいいと思った節はあるかもしれませんね。だから、これから議会の中で考えられると言っているから、それは大いに考えてもらったらいいんじゃないでしょうか。

朝日新聞:公開方法について、あれは情報公開請求しないと見られないもので、インターネットでの公開がされていないということも指摘があったんですけど、どのようにお考えですか。

知事:それはいくらでも公開すればいいと思いますが、私は何でもみんなどんどん出してしまえという方のセンスの人ですけど、これも先ほど言ったみたいに例えば、議事録があるでしょ。議事録も見に行かないとすぐにわかりませんかね。

朝日新聞:議事録はネットで見れる。

知事:じゃあ、ネットで見れるからいいじゃないかというのが、一方の意見だったんでしょうね。だから、そっちの方ももうちょっと新聞なんかも書いてあげないと、僕はなんか議員さんがかわいそうな感じもするんですよね。だけど、やり方としていろんなテクニックはあると思う。今は選挙の前だからガタガタしているので、後でするとか言っていましたね。代表者会議で早く決めてもらったらいいんじゃないですかと思います。

朝日新聞:別件ですけれども、串本町へのロケット発射場誘致の進捗状況はいかがでしょうか。

知事:これは、ちょっとノーコメントですね。着々と話をしてもらっていますね。

朝日新聞:それは4社のキャノンやスペースワンなどが、前向きにということですか。

知事:それは別に一生懸命やっていまして、「もう嫌だ、俺は帰る」とか、「撤退だ」とか言っているわけではありません。だけど、いろんな人にちゃんと納得してもらって、話をしないと、乱暴なことをすると反発が起こりますよね。

読売新聞:先日また酒気帯びがありまして、相撲部の選手が捕まったということについて、ちょっとご意見をお願いします。

知事:本当に大変残念だし、皆さんに飲酒運転はいけませんよと言っている県庁の職員で、今は教育委員会に出向しているんですけど、その職員が自らやってしまったというのは、本当にもうとんでもないことで、私は管理者ですから県民の皆さんに心からお詫びを申し上げたいと思っております。

読売新聞:酒気帯びですが、以前から厳しく言われて、条例も出されているぐらいですけど、何かその対応策というのは。皆さん車利用は多いとは思うんですけど。

知事:やっぱりどっか甘いところがあるのかな。こういうことで、もうちょっとみんな引き締まると思うので、我々も引き締めていって、それで絶対するなよというようなことをちゃんと言わないといけないし、県民の皆さんにお詫びかたがたこういうことですから、皆さんもよろしくという話をしないといけないかなというふうに思いますね。

このページの先頭へ