知事記者会見 平成31年2月12日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成31年2月12日 知事記者会見

平成31年2月12日 記者会見室

E42阪和自動車道「和歌山南スマートインターチェンジ」が3月10日(日)に開通します

資料1(PDF形式 5,337キロバイト)

 今日は、いくつもありますけれども、第一は、3月10日に和歌山南スマートインターチェンジが開通いたしますので開通式を行います。資料に事業概要などがいろいろ書いてあって、式はこの日にするんですが、詳しい情報は、高速道路推進室長に聞いてみてください。

 南スマートインターチェンジというのは、南インターのことですけれども、特に、和歌山市の交通の流れを抜本的に変えると思われる、大変立派なインターチェンジだと思っております。なぜスマートがついているかと言うと、ETC搭載車だけが出入りできるんですね。なぜETC搭載車だけにするかと言うと、ETCの普及のために、国が大変有利な条件で造ってくれるという制度がありますので、それに手をあげたということであります。もちろん我々の負担もありますが、放っておくと、ほとんどは地元がお金を出さないといけないことになるんですが、たまたまスマートインターチェンジの制度があったので、これを利用しようと手をあげたということで、スマートインターチェンジになっております。両方から入れる道でして、これが完成するだけで意味があるわけじゃなくて、資料の2ページ目の下にありますが、主要地方道、一般県道とかそういうものを併せて造らないと降りたところで糞詰まりになりますから、それも同時に開通いたします。まず、南港山東線が横の方からつながるんですけど、この図では和歌山橋本線となっています。南港山東線は都市計画道路名ですが、県道の名前としては和歌山橋本線でして、緑色のところも和歌山橋本線で、最後は港までつながるということになっております。これが1つ。

 それからもう1つは、一般県道三田海南線がありますが、これは大きく言うと都市計画道路松島本渡線と一緒でありまして、松島本渡線を南に延長して、(海南市の)都市計画道路岡田大野中線に接続するということになります。将来的には海南まで延ばそうと思っているんですけど、まだ開通するところは現道の三田海南線までということで、南北の道というのは本当に狭い道が多いですが、これで大分よくなります。この開通するところよりも北の県道は、もう全部4車線でできておりまして、その後のところは2車線でちょっと狭いですけども、一応2車線ある。それ以外は2車線ないようなところが多いので、随分多くの人が困っていたと思いますが、これで大分よくなるということで、スマートインターチェンジで降りてきたものが、和歌山(市内各地)、あるいは紀の川市、橋本市にも簡単に行ける。それから三田海南線を開通させるので、南の方から北の和歌山市の中心地に行く人たちも、今までよりも随分よくなるということになります。

 その他、こういうことになっていいぞというのが資料にたくさん書いています。

想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域図を公表します

資料2(PDF形式 17,821キロバイト)

 その次は、想定最大規模の降雨による洪水浸水想定区域図を公表いたします。これは、近年ものすごい雨が降るというところが結構あります。通常の想定でこのぐらいまできますよねというようなことを、これまでも河川ごとに公表をしていたんですけれども、どうも通常、大体このぐらいまではたまにあるかもしれませんねというんじゃなくて、そんなことは普通考えられないですけどねというようなことを「えいっ」と言って、想定したということです。これは水防法が改正されまして、想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域図というのを、新たに作成して公表しなさいということになっておりまして、その第一弾であります。対象河川は、和田川、亀の川、日方川、加茂川、有田川、左会津川、熊野川で、ちょっと洪水が起こったら大変だと思っているようなところ、あるいは過去に割と洪水が起こったところ、危なかったところ、そういうところが急ぐだろうということで対象河川を絞りまして、今回発表します。現在20河川が対象ですけども、7河川を発表いたしますが、残る13河川については、来年度、できれば全部完成させて発表したいと思っておりまして、そのための作業をしているということであります。

 イメージは、資料の3枚目にありまして、最大規模の浸水想定はこのぐらいまでいきますかね。浸水ですから家の前がじゃぶじゃぶと水が浸くとか床下とか、そういうのも含めてです。その次は、浸水継続時間。長く留まるか、あるいは浸くけどもスーッと引いてしまうかというような継続時間で、結構長いところもあるということです。その次は、家屋倒壊等氾濫想定区域ということで、(公表イメージ)1枚目は、水が浸けばそれだけで対象ですが、これは浸いただけじゃなくて、家が流れてしまう可能性があるところは、こういうところですよということになります。有田川の一番下流の北岸の辺りは、そういうことにはなりませんねというような感じになるんですね。それから、河岸浸食というのが(公表イメージ)4枚目にあって、川の近くが大増水で掘れて潰れていく、削られていくんですね。こういうところで削られる可能性がありまして、これは堤防も削れて、家の下部も削れていくということです。今日は、有田川以外の河川も全部発表するということで、皆さん河川課に聞きに行ってください。

一般財団法人梅研究会からの寄附及び感謝状贈呈式について

資料3(PDF形式 371キロバイト)

 その次は、一般財団法人梅研究会というのがあります。これは株式会社梅丹本舗が紀の川市で、最近、立派に事業をしてくださっているんですけど、この梅丹本舗(の2代目社長が設立した梅研究会)が梅に感謝をして、さらによいウメの作り方ができれば、皆のためになるなということで、3千万円ですけれども、ものすごく多くのお金をくださるということになりました。ありがたいことでありますので、3月11日の11時から県庁で授与式、目録をいただいて感謝状を差し上げるというセレモニーを開催したいと思っています。こういうのがありましたら、私の好みでもあるんですけど、こういう収穫労力の分散とか梅の作り方、新品種育成研究ということでありますが、こういう成果は、梅研究会(梅丹本舗)のご寄附でできましたということが、ちゃんとわかるようにしようというのが私の趣味ですね。それで、ダラダラと何となくお金をもらって研究費が豊かになりましたというんじゃなくて、とにかくあの人のために完成させてあげようという感じで(研究機関には)頑張ってもらおうと、そんなふうに思っております。

(株)NTN紀南製作所が上富田町に第3工場を増設します

資料4(PDF形式 337キロバイト)

 その次が、株式会社NTN紀南製作所。NTNは県内に2つありまして、NTN紀南製作所と、もう1つは、NTN金剛製作所が橋本に大規模に立地してくれることになっておりますが、紀南の方のNTN紀南製作所も頑張ってくれていて、もともと上富田町の生馬ですけど、お茶(川添茶)の産地へ行く途中にあるわけです。ちょっと奥の方にね。さらに上富田町が造った工業団地に、最近といってももう10年ぐらいになりますが、第2工場を造ってくださっているんですが、その工業団地の北の方に空いているところに新しく土地を手当して、第3工場を増設してくれるということになりました。ベアリングを作っておられるわけですけれども、ありとあらゆる産業分野で、NTNのベアリングが活躍しています。(自動車等の)中に、これが入っていないものはないんじゃないかというぐらいのものですが、和歌山でそういうものが作られているということは、大変誇りにしたいと思います。感謝をしております。3月8日の16時からNTN紀南製作所の植本社長に来ていただいて、調印式を行います。

ハバジット日本(株)と進出協定調印式を行います

資料5(PDF形式 439キロバイト)

 その次は、ハバジット日本株式会社と進出協定調印式を行います。ハバジット日本というのは、スイスのハバジットAG社という会社から技術なんかが来ているグループメーカーで、世界的なメーカーですけども、日本でも結構頑張っていて、ハバジット日本だけでも売上高50億円ぐらいあるということであります。ハバジット日本の本社は東京ですけれども、工場は埼玉、それから和歌山工場が紀の川市にあるんですが、その紀の川市の工場をさらに増設していただいて大きくなるということになりました。3月13日の11時15分から調印式を行うということになりました。どうぞよろしくお願いします。

脂肪交雑を抑えた牛肉生産技術を開発しました

資料6(PDF形式 117キロバイト)

 その次は、新たな和牛ブランド。どうも日本人はサシが好きで、脂がたくさん乗った牛をつくって、おいしいと言って食べているわけです。結構そういう牛は値段も高いですけども、和歌山県には熊野牛という、なかなか立派なブランド牛があるわけです。基本的には、サシで勝負しているわけですが、やっぱりちょっとヘルス志向なので、あんまり脂がないような牛もつくって、2路線でいこうということを畜産課長が考えてくれまして、それで「赤身が旨い熊野牛生産技術開発」を一生懸命やろうということになっているわけです。そうすると、脂身は少なくて、大変おいしくて、ビタミンEなんかもいっぱい入っているのでなかなか体にもよい。こういう牛をつくっていこうということで、それができたので、この新ブランド名を「紀州和華牛」にして、これから畜産業者の方々にPRをして、つくってもらって、さらに消費者にも大いに売っていこうということになっております。

「FOODEX JAPAN2019」へ和歌山県ブースを12年連続で出展します

資料7(PDF形式 323キロバイト)

 その次は、FOODEX JAPAN 2019でございますが、これは、私が就任して「それ行け」と言って、一番初めに行った大きな見本市じゃないかなと思いますが、日本では、スーパーマーケット・トレードショーと並んで、2大食品展であります。特に、国際食品・飲料展と書いてありますが、海外の食品も結構展示されていて、逆に海外のバイヤーもたくさん来るという国際色豊かな見本市であります。アジア地域では、五指に入るようなものではないかと、私は思います。そこで、資料に写真があるような形の和歌山県ブースを作りまして、そこに17小間を作って18事業者に入ってもらい、和歌山県を大いにアピールしようと。バイヤーがうろうろしていますからバイヤーに来ていただいて、そこでいろんな商談ができたらいっぺんにビジネスが拡大するという仕掛けであります。海外バイヤーもたくさん来ているので、今年は、英語はもちろんのことですが、中国語の通訳も常置して大いに買ってもらおうと、こんな感じでございます。

海外メディアを使った和歌山観光キャンペーンを実施します

資料8(PDF形式 327キロバイト)

 その次は、海外メディアを使った和歌山観光キャンペーン。これは、タイトルにはありませんけれども、ラグビーのワールドカップがまさに今年でございます。9月から日本全国で行われるわけですが、ラグビーというのは、さすがに激しいスポーツですので、1試合やりますとしばらく休むんですね。自分の国を応援したいサポーターは、例えば、イングランド戦だったらイングランドの人たちがドッと来て、ものすごい応援をするわけですが、その応援をした方は、イングランドしか興味がないわけですから、他のところを見るかもしれませんが、その間、旅行に行っている、あるいは日本を楽しんでいるということが多いわけです。そうすれば、ぜひ和歌山に来ていただいて、楽しんでいただいて、またイングランドの試合を見に行ったらどうですかと。こういう仕掛けを作っていこうということになっておりまして、皆さんがよくご存じのCNNのウェブとBBC.com、それからロンリープラネット、この3つのメディアでキャンペーン期間にあるような2月12日から3月31日、4月、6月の3回に渡って、和歌山はやっぱりいいという話をガンガンやろうと思っております。

 ラグビー協会にもちょっと話をしていて、うまくいけばラグビー協会と協賛でキャンペーンができたらいいなと。お金も半分で、その代わりに回数倍というふうになったらいいなと思うんですが、今、「半分ずつ出して回数倍にするというのはどうですか」とお勧めをしているところで、うまくいかなかったら単独でやります。

「和歌山統合型リゾート(IR)ビジネス構築セミナー」が開催されます

資料9(PDF形式 404キロバイト)

 その次は、和歌山県が目指しているIRのビジネス構築セミナーというのが開催されます。2月19日にセミナーとか情報交換会をするんですが、露骨に言うと、これはちょっとした商談会であります。主催はHOGO。これは何という感じですけども、ゲーミング・コングレスというのが、5月ぐらいに東京で毎年開催されているというのを覚えておられる方もいらっしゃると思います。割合人気ですけど、和歌山県もそこでアピールしに行きます。そのゲーミング・コングレスを主催したりする、事実上運営しているHOGOという会社が主催するということになります。協賛で4社ぐらい出ているんですが、これは和歌山県に大変熱心な人たちが出て来る。和歌山県は、誰と組んで(IR誘致を)するかは全く決まっておりません。それから、後援は和歌山商工会議所と和歌山県で、別添のプログラムがありますが、それを見ていただきますと、どんなふうにするかというようなことは書いてあります。ちょっとこれは県庁が自分でするというよりも、ビジネス中心で、民間の方々がたらればにならざるを得ないと思いますけど、仮に何々という会社が和歌山県から選ばれたら、そうしたら組んでやりましょうねというような、そんな話を予めしておくということです。和歌山の企業ももちろん参加しますが、IRができると自分の活躍の場があるなと思うようなオールジャパンの会社も随分たくさん参加をされるということになります。

 以上です。

質問と回答

NHK:発表項目とは違うのですが、千葉県の児童虐待の取り沙汰されている問題で、先週、政府の関係閣僚会議で虐待が疑われるケースについて、一ヶ月以内に緊急の安全点検を行うように指示したという話があったのですが、和歌山県では、何か確認であるとか取り組みというのを行っていますか。

知事:まず、子ども・女性・障害者相談センター、いわゆる児童相談所の権限は、例えば、親が絶対に嫌だと言うと、なかなか親から無理矢理隔離することが難しいですが、これは危ないということであれば、児童相談所の権限で親が何と言おうとも、子供を保護するということができるようになっているんです。そういうことなのになあと思うわけですが、和歌山県はちゃんと対応していますから、例えば、この間、逮捕された人もいましたね。あれもちゃんと子供は保護して、ああいう人には絶対にすぐには帰さない。いろんなテストをしながら大丈夫だと思うような形でないと帰さないし、それから帰した後は市町村と組んで、市町村の部隊に見守ってもらうというようなルートをちゃんと作ってあるんですね。もちろん人間のすることですから、制度はできていても怠けていると困るわけですが、こういう事件があると身が引き締まりますから、ちゃんと機能していると思っています。もちろん常にドキッとしますから、我々もチェックはするんですが、ちゃんと機能しているようです。

NHK:それは今回の事件を受けて確認を行ったということですか。

知事:そうですね。別に日頃怠けているわけじゃないので、あるいは、「えー、そんなの」というようなびっくりするレベルの低い話じゃないので、確認といったら、例えば、どんな作業をしたのですか、どんな文書を出したのですかと言われても困るので、大丈夫だろうねと言って、担当の人がいろいろ注意しているというレベルですね。それで大丈夫ですよということではあります。

NHK:和歌山県でも同様と言ったらあれですけど、そういった事件が5年、もう少し前にありましたよね。それ以降、きちんと機能しているという理解ですか。

知事:そうですね。あの時に何が問題であったかというと、あれは今度のケースと全然違って、お試し(面会、外泊)をしたり、一緒に泊まってもらったり、じっと観察したり、65回ものチェックをしていたんですよ。それでも見抜けなかったというか、その時はそんな雰囲気だったんでしょうね。それで(親に)お帰しした後、また戻ってしまったということなんでしょう。その時にやっぱり児相の手が足りないので、和歌山市にお願いをしたんですけど、和歌山市からは、そんなものは児相の仕事でしょうと。和歌山市に児相はないんですよ。はっきり言うと、(和歌山市は)知らないとは言わないだろうけど、非常に消極的で協力を得られなかったんですね。仕方がないから自分でやろうとしたわけですよ。自分でやろうとしたんだけど、新しく入ってくる人というか、保護しないといけない人もたくさんいるから、手がどうしても足りなくなって、たまにしか行けなかったんですね。近所の人からもおかしいというような話もなかった。心配だなあとは思っていたんだけど、実際に監視はできていなかったんですね。そうしたら、本当に親が殺してしまったということになりましたね。これは大変反省しないといけないんだけど、どこを反省しないといけないのかというのは、あとで専門家にお願いして、報告書を書いてもらったんですね。その時、児相がチェックする体制はあんなもんだろう。それ以上できないよねと。あとは見張っていないといけないんだけど、見張っていなかった和歌山市はいけないねというのが、その報告書に書いてあるわけです。別に過去のことを責めても仕方がないですが、やっぱり児相がすべてのことについて、家庭の中で起こっているようなことを全部監視に行きませんからね。だから、結構重症というか重篤な場合は、隔離したり保護したり、そういうところはするけれど、見張りは市町村でやってくださいという話し合いをもう1回して、それは機能しているはずですよ。そういう意味では、あの時の教訓は今生きていると、私は思いますけどね。和歌山市も随分と抵抗をしなくなりましたから。

読売新聞:伏虎中学校跡地で進んでいる県立医大と市民会館の件ですけど、和歌山市の市民会館が次の入札を失敗すると遅れるかもしれないというので、ちょっと同時開業というのもポイントだったと思うんですけど、ご意見をお願いします。

知事:それは尾花さんも大変ですよね。うんとお金をたくさん出すぞと言ったらできるのかもしれないけど、和歌山市も財政が苦しいから、市長さんも大変苦慮しておられると思いますね。いつも隣に座ったら嘆いておられました。実際に完成が遅れるということになっても、仕方がないんじゃないでしょうかね。県立医大の方は、そんな流れにはなっておりませんから、場所的には後ろと前という形ですから先に造ってしまう。オープンしてから工事の音がするとか、ちょっと嫌なこともありますけど、一時のことだから仕方がないということじゃないですか。市役所も大変ですね。

読売新聞:最近、人手不足、材料費高騰等で公共建築の値段も上がっているとは思うんですけど、そういった観点で言うと、県庁の発注でも同様の問題も起こりうると。

知事:それは起こりうるでしょうね。その時は、いろいろ考えてフレキシブルにやっていくしかないでしょうかね。かつてもありましたよ。例えば、南方熊楠記念館は、一番初めは民間のお金でできたんですけど、数年前に建て直した時は、県庁が建てましょうということで、建物は県の補助金で建てたんです。そうしたら、設計は格好がよかったんですけど、どうもコストなどはあんまり考えないで設計者が設計したので、工事を発注したら手をあげる人がいなかった。仕方がないので、その時は長い目で見たら質を落とすわけにはいかないから、建設費を増額して、もう1回予算化して、それで作ってもらいましたね。今、流行っているから、それでよかったと思いますけどね。いろいろつらいことはありますよ。

NHK:10日に美浜町長選があったかと思うんですけど、籔内さんが当選されたことで、女性の首長というのは、昭和40年以降ぐらいで初めてというような話を聞いたんですけど、これについてはどういうふうに考えておられますか。

知事:あんまり女性だ、男性だと言うのも変だなと。世の中にはたくさんありますからね。一番ふさわしい人を町民の方がお選びになったんじゃないでしょうか。それ以外に言うことありませんね。

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