知事記者会見 令和元年10月8日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和元年10月8日 知事記者会見

令和元年10月8日 記者会見室

知事が中国(山東省・四川省)を訪問します

資料1(PDF形式 72キロバイト)

 暑いので、あまり長くしゃべらないようにしたいと思いますが、発表事項がたくさんあります。

 まず、中国を訪問いたします。出発は15日、帰ってくるのは19日ということでございます。場所は、山東省の済南市と四川省の成都市であります。何をしてくるかというと、済南市の方は、和歌山県と山東省の提携35周年ということで、向こうの省長の方々と交歓をするというのが第1にあります。第2は、山東省側からの強い要望もあって、山東省というか中国自体がこれから高齢化時代を迎えるわけです。先進福祉国家で、しかも高齢化が結構進んでいて、頑張っているというふうに中国から見える日本の高齢者福祉制度について、勉強をさせて欲しいという話があって、参加する企業の中には、ひょっとしたら山東省から勉強のために人が来てくれるのではないかという希望も少しあったりして、それで多くの福祉事業者の人と一緒に向こうへ行っていろいろセミナーをする、これが一つあります。これは、私が介護保険制度について説明をして、竹中さん(県老人福祉施設協議会会長)が高齢者福祉施設の現状を説明して、それで中国も今こんなふうになっているというようなことを言ってもらって、みんなで勉強しあいましょうと、こんな感じであります。3つ目は、たまたまというか意図してというかよく分からないですが、山東省も和歌山県の他に大変多くの提携先があり、その方々と一緒に大会をやるということになっています。山東国際友好都市大会ということになっていて、世界中から93都市580名が参加をする。町も多いのですが、我々みたいに県レベルというところもあります。そこで、全体のディスカッションテーマがスマート時代ということで、スマート時代における和歌山県の取組みをしゃべって欲しいという話があり、我々は、防災とか医療とか、ちょっとスペシフィック(具体的)ですが顔認証とか、そういうことを今やろうとしていますので、こんなことをやっているよというようなことを説明してきます。それから四川省に行きまして、成都の動物園と和歌山の白浜のアドベンチャーワールドが提携をしていて、そこからパンダを借りてきて共同繁殖実験をすることによってたくさんのパンダが生まれて、たくさんのパンダを成都に返して、そのたくさんのパンダの中からたくさんの子供ができているというものすごく良い結果になっています。今度は、和歌山で生まれたパンダのお孫さんなんかがデンマークとかに貸し出されるというような流れになっていて、大変良い関係ですが、ちょっとその状況を見てこようと。将来とも、ずっと協力していきましょうねというような話が出来れば良いなと思っています。併せて、四川省は私は初めてなので、県の観光グループと一緒に観光セミナーをやってこようと思っています。四川省だけで約8,300万人いますから、その中には、海外旅行に行きたいなとか大好きとかいうような方々も随分たくさんいると思うし、それから四川省の自然というのは、パンダは両方にいますが、和歌山とちょっと好対照みたいなところがあります。向こうは高い山で、こっちは海に近くて温暖である、水や海がキレイということで、全然違うところに行ったら楽しかろうというのもあります。そういうことで、これは良いターゲットだと思っているので、そういうこともやってきたいと思います。四川省長とも、出来ればお話をしてきたいと思いますが、まだこれは決まっておりません。

第1回和歌山県「自殺防止対策の推進に関する有識者会議」を開催します

資料2(PDF形式 137キロバイト)

 それから2番目は、第1回和歌山県「自殺防止対策の推進に関する有識者会議」を開きます。背景は、皆さんも良くご存じだと思いますが、和歌山県もなかなか自殺者が多くて、とうとう去年の統計ではワーストワンになってしまったわけです。これは、全然良いことでありませんので、どうやったら自殺を少なくすることが出来るかということについて、やっぱり我々も一生懸命考えていますが、考えの至らないところがあるかもしれないので、県外及び県内の我々が見て最高の有識者だと思われる人を全部集めて、かなり密に議論をしてもらおうと思っております。キーパーソンは(資料の)次の紙に書いてあり、もちろん座長さんですが、オブザーバーと書いてある本橋豊さんが、特に国レベルで自殺対策の第一人者という感じがあります。そこでお願いに行ったのですが、余りにも多忙であちこちから引っ張られているので、ちょっと全部は行けないかもしれない、座長としてはちょっと難しいのでオブザーバーにしといて欲しいと。第一回目は来ると言っておられます。それで、金子善博さんという一緒に仕事をしている人が良かろうということで、この人に座長になってもらって、県内では下の方にありますが、和歌山県立医科大学の鵜飼先生が座長代理になってもらって、見ればお分かりになるような、立派な人をみんな集めて議論してもらおうとなっております。私も出来るだけ行きたいなあと思っておりますが、この試みの似たようなものとしては、不登校の有識者会議を作りまして、それで少し改善されてきていますが、その時も不登校ワーストワンになって、これはいかんとしてやったのですが、それに匹敵するような、一段と対策を強めなきゃいけない、それはどうやったら良いかということを真剣に考えるということです。私も出来るだけ行こうと思っていますが、10月29日は皇室行事で一回目だけは欠席ということであります。

わかやまサイクリングフェスタ2020の参加者を募集します

資料3(PDF形式 2,244キロバイト)

 その次は、わかやまサイクリングフェスタ2020。来年の3月にわかやまサイクリングフェスタをまたまたやります。これで4回目になりますが、今回はまた4コースに分けて行います。190kmから60kmまでの4コースがあり、一番タフな190kmは「空海」という名前がついています。高野山に駆け上がるということもありますが、そういう名前がついています。その次は、上までいかないと思いますが、ずーっと川をさかのぼっていく「幸村」。その次は「吉宗」、それから「孫市」という四つのコースを作って、来られた方にはおもてなしをたっぷりやって楽しんでもらおう、県内の人も大いに参加してもらおうということで、参加者の募集を今日から始めます。よろしくお願い申し上げます。

和歌山県企業立地奨励金制度を拡充します

資料4(PDF形式 235キロバイト)

 その次は、和歌山県企業立地奨励金制度を拡充いたします。これは、大規模な物流施設について我々は制度がありませんでしたので、大規模な物流施設、ここに書いてあるような要件を兼ね備えた普通でない物流施設を和歌山県で作ろうという場合は、奨励金の対象にするということであります。奨励金の交付要件もそのように書いてあって大きいもので、奨励金の種類は横並び、こんな感じになっております。注ですが、普通の、例えば運送業者さんの普通のヤードは対象になりません。従って、和歌山県におけるトラック業界の競争条件には変化を与えないということで、こんな条件にしています。

友信化学株式会社がコスモパーク加太に進出します

資料5(PDF形式 296キロバイト)

 その次、友信化学株式会社がコスモパーク加太に進出することになって参りました。(資料の)次のページに空いているところと売れたところが出ておりますが、赤い枠のところが建設予定地になります。この会社は、機能性の塗料、いろんな塗料がありますが、機能性の塗料という大変脚光を浴びている分野の立派な企業で、本社は大阪の和泉市ですが、こっちに大規模な投資をしてもらうことになりました。10月9日、和歌山県庁の知事室で尾花市長も来てもらって、調印式を行うことになりました。

「ワーケーション・フェスタinアキバ!」を開催します

資料6(PDF形式 319キロバイト)

 それから予告編的発表ですが、ワーケーション自治体協議会設立記念イベントを間もなく行います。これ皆さんご記憶に無いのではないかと思いますが、今年の7月18日に、東京でワーケーション・スタートアップ宣言、ワーケーションセミナーをやりましたが、その時に、他の自治体にも来てもらって、「ワーケーション・スタートアップ宣言」というのをやりました。その時に来られた自治体に加えて、その他の自治体にも来ていただいて、ワーケーション自治体協議会というのを作ろうと、その時にそういうふうに宣言をして、皆を入れたのですが、いよいよ集まってきましたので、11月18日に、東京秋葉原のTKPガーデンシティーPREMIUM秋葉原2階ホールで設立総会をやって、その後セミナーをやったりすることになっております。ぜひご期待ください。詳細は今、詰めています。一般社団法人日本テレワーク協会が主催をしてくれることになります。

県内おすすめのサイクリングコースを自転車アプリで紹介します

資料7(PDF形式 200キロバイト)

 その次、和歌山のサイクリングをどんどん振興していこうと思っていますが、最近の自転車に乗る人はちゃんとスマホを装備して、ナビでいろんな情報を仕入れて、そこでコースを設定したりするのは、大体トレンディになっているわけですが、自転車アプリで和歌山県のサイクリングコースのおすすめのところをご紹介することになりました。紙に書いて、ここどうですか、ここには何がありますよ、とかはもうすでに出していて、皆さんにポンポン配っていますが、WAKAYAMA800のとても有望なとこ、良いとこ、それをそこにある見本のようなナビにしてパッと出るようにして、和歌山行こうかな、どこ行こうかな、これ良いな、というのが居ながらにして分かるというようなことをやります。使用方法はそこ(資料)に書いてありますが、ダウンロードしておくとホイホイと出てくることになります。

NASAのオープンデータを使用したアプリ開発を行うイベントへの参加者を募集します

資料8(PDF形式 661キロバイト)

 その次は、「NASA Space Apps Challenge Kushimoto 2019」というのを、実行委員会の宮内さんがみんなやるぞと言って、場所は和歌山県立潮岬青少年の家(串本町)で、宇宙に興味がありかつコンピューターのものすごく達人みたいな人がみんな集まって、そこでハッカソンをしてコンテストをすることになっております。今までは、和歌山県での開催は無かったのですが、2018年は世界中で75ヶ国200会場において18,000人が参加しているそうです。国内では和歌山県以外の6会場で開催されまして、今年は和歌山県を含む9会場で開催されることになっていて、これはちょっとワーケーションにも繋がるし、それからロケット打ち上げの串本でもあるし、ちょっと話題を呼ぶと思いますので、皆さんぜひ取材をしてあげてください。

 以上です。

質問と回答

NHK:自殺対策会議についてですが、この会議に期待することと、今後県の施策にどう活かしていきたいかということをお願いします。

知事:我々は、自殺を別に等閑視していたわけではなくて、県庁も自殺対策のいろいろな計画を作って、相談体制の整備をしたりいろいろなことをやってきました。それから、特に三段壁というのは、全国の人があそこから飛び降りたら良いかもしれないというようなことを思い込んでしまったところなので、結構自殺志願の人が来ます。そういう人たちを救う運動を、例えば藤藪さん(白浜レスキューネットワーク理事長)が中心になって、一生懸命やっています。そういうふうに官民も頑張ってやっていますが、やっぱり数が多いというのが問題です。どうやったら良いかということについて、もう一回1から考え直してみようということで、今回、この委員会を作ることにしました。ですから、我々はどちらかというと、虚心坦懐にこの会議に臨んで、立派な委員の人たちに来ていただいていますから、ガンガン言ってもらって、その中でさっきの自殺対策をバージョンアップしていくことを狙っています。

毎日:関連して、自殺対策の有識者会議は3回程度の予定となっていますが、いつ頃までに終わらせようというスケジュール感はありますか。

知事:そんな長々とやっていてもしょうがないので、3回の日程は選んでどんどんと決めていかないといけない。割と私の気持ちとしては早くやりたいのですが、それぞれ無茶苦茶忙しい人を集めているので、そんな簡単にまた来週というわけにはいかないので、ちょっとよく分かりません。それから、3回程度と書いていますが、議論が尽きなかったらもうちょっとやります。初めからシナリオありきの委員会ではないので。不登校の時も1回か2回追加してもらいました。そこは担当と私がよく相談をして、議論が尽きなかったり尻切れトンボに終わっていたら、もう1回やりましょうとその場で言って、また日程調整をするのは大変ですが、そんな感じでやっていきたいと思っています。ただ、グズグズ1年以上かけて、やっていますと言ってもしょうがないと思っています。

毎日:例えば、必ず年度内に終わらせるとかそんな話でもないのでしょうか。

知事:ありませんが、出来るだけ早くかつ中身を充実してやらないといけないという問題意識はあります。

毎日:ワーケーションですが、この自治体協議会は、和歌山県が中心となって設立に向けて準備をしていて、協議会の中での知事の肩書きとかはあったりしますか。

知事:それは協議会の総会を開いて決めます。言い出しっぺであり世話役ではあるけれども、そんなものをこうなりますなんて偉そうに言ったら、他の人に悪い。

毎日:今のところはまだ言い出しっぺであるというところまでですか。

知事:そうです。だけど、自画自賛したらいけませんが、なかなか立派なことですよね。つまり、自分だけで良いわけですが、みんなでやりましょうと言って声をかけて、我々は中央官庁のように上に立つものではないので、仲間に声をかけて、それで友を集めてみんなでやろうというのは、なかなかのものですよね。勝手に言ってはいけませんが。これは、前の情報政策課長が勝手に仲間をいっぱい集めて、それでだんだんこういうふうになってきたので、なかなかのものだと思います。県の人徳が現れているよね。

毎日:今のところ、参加する、賛同する予定の自治体の数はだいたいどのぐらいになっていますか。

知事:分かりません。結構多いです。県レベルというよりも市町村レベルが多いと思います。宣言をした時の準備会合も、市町村レベルが圧倒的に多かったので。

紀伊民報:政務調査費の裁判の関係ですが、昨日控訴されましたけども、主にどういう点を争点として争われることになりますか。

知事:私はいつも言っていますが、なかなか弁護士の戦略があまり一致しません。私はやっぱりいつも言っているように、例えばオフィスの問題がある。オフィスを等分しているわけです。挙証すれば、等分で無くても良いでのはないかと当然のことを言っていますが、挙証が出来なかったら等分でもしょうがないのではないかと個人的には思います。そういうことを言えば良いのにと思いますが、やっぱり法廷戦略上、入口で戦ったほうが良いと弁護士は思ったそうです。それで負けたので、同じことを言いにいってもまた負けるからということなのかよく分かりませんが、この間から私が言っているような方針で、次はいきますと言っておられるそうです。例えば、目的が四つあった場合に、それを政務調査費に全部かけるというのはおかしいと思います。ただ、残りの三つはほとんど飾りみたいなもので、県議としての政務調査にほとんど実質的にそのオフィスが使われているということをちゃんと挙証すれば、別の配分があるのではないかと思います。これからは、そういう疑義が生じないように別々にしたほうが良いと思います。

紀伊民報:控訴審では、按分の割合について争って減額を狙っていく形になるのでしょうか。

知事:そうじゃないですかね。と、勝手に私が言ってはいけませんが。大体こういうのは弁護士さんが決めるわけですが、一番初めにこうだと思うのだけどなあと言っていましたが、違う方式でやっていましたから。

紀伊民報:先週の記者会見でお聞きした時に、二審、三審という議論もあるけども重く受け止めるべきだと仰っていましたが、その時の考えと変わっていますか。

知事:まったく変わっていません。重く受け止めて、虚心坦懐に裁判所が言っておられることはこうかと。だけど、我々行政と違って、裁判所は言わない事までちゃんと判断してくれないわけです。司法というのは、言ったことしか判断してくれないから、今度は別の事を言ったらとなるので、それは弁護士が非常に重く受け止めてくれているのではないかと思います。

紀伊民報:特に先週から考え方が変わったとかそういうことでもないのでしょうか。

知事:今の私がこうじゃないかなあと言っているのは勝手に言っているので、事務書類とかでちゃんとどういうふうに書いていくかということについて、弁護士と情報提供すべき議会事務局と相談をして考えていくわけです。考えていくので、私はその通りになっているかどうかは分からない前提でしゃべっています。でも、何となくそうじゃないかなと、そういうふうにも聞いているし、ということであるとすれば、やっぱり裁判所の一審の判決も重く受け止めて、それで対応を考えているということになるのではないですか。

紀伊民報:知事が控訴する主体になると思いますが、ちょっとなんか弁護士ということで、他人事感があるような感じがしますが。

知事:いやいや、そんなことはありません。いろいろ話を聞いたら、私はずっとそれはおかしいとずっと思っているわけです。別に、例えば議会の先生が控訴をしろと言っても、おかしいと思ったらしません。だけど、なるほど、ずっとこれは裁判所の決定も少しやり過ぎだとずっと思っているから、控訴するわけです。だけど、どんなところの論点で法定の戦略をとっていくかは、弁護士に任せていかないと。別に他人事だと思っているわけではありません。全く正義に反するようなことを、いくら県議会の人達が不利益になるからといって頼まれても、それはしません。これはやっぱり裁判の仕上がりもちょっと変だとずっと思っていてずっと言っていますし、そういう意味ではやったら良いと思います。

時事:中国に行かれるということですが、香港では民主化を求めた若者たちのデモがすごく激化していて、今度はマスクをつけて抗議活動をすることを禁止されているという、すごく激しい状況になってきていますが、この件と、一国二制度と言われる香港についてはどういうお考えをお持ちでしょうか。

知事:そんな大きな国際問題を和歌山県知事に質問をする方が、ちょっと無理があるような気がします。私は某市長と違って、政党のトップでもありませんから。ただ、和歌山県は香港からたくさんの観光客も来てもらっているし、香港貿易発展局とはとても仲が良いし、それから香港にも空港の総裁をはじめたくさんの有力なお仲間を作ってきたわけです。ですから、和歌山の繁栄のためには香港が発展してもらう、それから、正常に機能してもらうということが大変大事なことです。いつもああいう衝突があったりすると心が痛みます。

時事:政治的なスタンスは明確にしないまま中国に行かれるということですか。

知事:中国とは関係ないよね。香港に行くわけではないので。外国に行ったら全部の関係について、政治的スタンスを明らかにしないといけないかというと、もめているところがいっぱいありますよね。例えば、ウクライナにおけるモスクワ総主教とウクライナ正教会の争いについてどう思うかというのは、中国に行くのだから、説明しろと言われたってそんなことね。そういうことです。

時事:もう1点、以前も質問させていただいたのですが、愛知県の芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、表現の不自由展が今日から展示が再開されるということですが、これについてはいかがでしょうか。

知事:やっぱり、県民みんなが望むことにお金を使ったら良いと思います。愛知県はそれを望んでいるのだったらやったら良いと思います。それからもう一つの前提としては、芸術家の表現の自由は絶対守るべきだと思います。ただ、それを公費で賄えという権利は無いのではないかな。必ず賄うべきだとか。公費を使うべきかどうか、国費を使うべきかどうか、県費を使うべきかどうか、市費を使うべきかどうかは、それぞれの首長さんが、県民のためになるか、県民が望んでいるか、そういうことを慎重に考えて決するべきで、芸術家が望んでいるからどうのこうのというのは、関係のないことだと私は思います。

時事:文化庁が補助金を芸術祭に出すのを不交付にしようとしているそうですが、これについては。

知事:今申し上げました通りです。

時事:国として税金の使い方を考えたら良いと。

知事:そういうことです。

時事:名古屋市長は座り込みをされるそうですが、それについては。

知事:市もお金を出しているのでは。先にお金をカットしたら良いのではないかな。出来ないのかな。

時事:これから払うのだと思いますが。

知事:市長として市民のためにならないと思ったら、それはお金を出さないのではないかと。座り込みをしてまで阻止するかどうかは、一個人の問題です。けしからんと言って電話をかけてくる人もいるでしょう。嫌いとかいう人もいるし、それはおかしいという人もいるし、それは個人の問題で、座り込みというのはなんだろうと思いますが、それは個人の問題かな。むしろそれより前に、市費も投じていると報じられていましたよね。それで、それは名古屋市民のためにならないと思ったら、そっちを切ったら良いのではないかと思うけど。でもどうしてその質問が出ないのでしょうね。

読売:先ほどの話にちょっと戻りますが、中国訪問のお話の中で、先日の記者会見で医療観光について発表があったと思いますが、今回の中国訪問ではそのような話にも触れる予定はありますか。

知事:観光プロモーションをちょっとやりますから、その時はこういうメニューも今年は用意しますよというぐらいのことは、ちょっと言っても良いと思いますがメインの話にはなっていません。

読売:多分これはまだだと思いますが、新しいパンダを和歌山に呼んでくるようなことはあったりするのでしょうか。

知事:当然それはそうしないといけないと思います。というのは、我が英雄、年寄りの星、永明さんもやっぱりお年ですからね。だから、永明さんが未来永劫に繁殖行動してくれるかどうかは、普通は有り得ないでしょう。そうすると、代わりのパンダに来ていただいてというのは、当然必要なことです。だから、そういうのは当然あります。今回は別にそれで話をしにいって決めにいくわけではないけどね。そんなの決められるわけではないし、ただ当然あります。そういうことを視野に、やっぱりちょっと見に行って、エールを交換してきた方が良いのではないかということです。

NHK:先週から消費税が増税されて、キャッシュレスのポイント還元が始まっていますが、取材をしていると、お年寄りとかでよく分からないという方もいらっしゃって、ネットで調べると、山口県がコールセンターとかを設置している話もあって、今、国がキャッシュレスの協議会を作って窓口を作ると思いますが、県で作るかというのはなかなか難しいのでしょうか。

知事:似たような活動は、コールセンターという名前ではありませんが、ずっと消費税の導入が円滑に行くように、かつ、特に今回ちょっとポイント還元とかがややこしいので、中小企業者なんかによく分かるようにということを、和歌山県はもう半年以上かけてやってきました。だから、そういうことでもうやっていますよということですが、じゃあ十分かと言われたらまだ分からない人はいっぱいいるでしょう。だから、別にそんな形式にはこだわりませんが、県庁なんかに聞いていただければ、どんどん教えます。

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