知事記者会見 平成31年1月29日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成31年1月29日 知事記者会見

平成31年1月29日 記者会見室

知事のスペイン訪問結果

資料1(PDF形式 481キロバイト)

 今日は発表が3つありますが、まず、スペインから帰ってまいりまして、あまりの酷使に耐えかねて、風邪をまた引きまして死にそうになっております。

 1998年に道の姉妹道のお約束をしてから、去年でちょうど20年になるので共同して宣伝をしましょうということで、それの一環として訪問したということでございます。その前に、去年、セルバンテス協会で日本の人たちを集めて、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道というのをガリシア州と一緒にプロモーションをしたんですね。セルバンテス協会というと、スペインの文化協会みたいなものですが各地にあるんですね。日本では、例えば、日伊文化協会というのがあるんですけど、そういうのと同じでして、そういうところでのプロモーションを今度はガリシア州でしようと。併せて、フィテュール(FITUR)というヨーロッパで最大の観光見本市があるんですけど、そこで一緒にしましょうということでして、そういうしてきたことについては、資料に書いてあります。

 新しい話としては、ガリシア州もすごくキリスト教の巡礼の方々を集めているのですが、日本人をもっと入れたいわけですね。ついては、東京オフィスなんかを作りたいのですが、自分で作っているとなかなか大変なので、和歌山県の東京事務所を代理店にしてあげようかというような話をしましたら飛びついてきまして、それで代わりにマドリードにガリシア州の観光オフィスがあるので、そこを和歌山県の代理店にしてあげようかという感じで、これから事務的に話を詰めるということになりました。

 それから、できればちょっとスペイン語のできる人を南米のこともあって増やしたいと思っているので、ここにある旅行社(イベロ・ジャパン社)が養成をしてあげると言うから人を出せないかなと。そういうこともあまり書いていませんけれども、検討をしようと。ただ、民間の企業に出せるかという、なんか労働ビザの問題とかいろいろあるので、言語トレーニングなんですけど、そんなことができれば、さらに和歌山県の力が増すなあというふうに思っております。何せ毎日移動をしておりまして、一時は5時半にホテル出発とか、若い国際担当参事は元気ですが、年寄りの私はとうとう倒れてしまいました。

(株)たにぐちが日高川町に工場を増設します

資料2(PDF形式 474キロバイト)

 その次は、株式会社たにぐちが日高川町に工場を増設してくれるということになって、資料の2枚目に地図が載っております。このたにぐちというのは、チョコレートにいろいろな装飾を加えるというような企業でございまして、なかなか流行っているんですね。それで、もっと工場を造ってあげようということで、日高川町に今、2か所ありますが、3か所目を造ってくれるということになりました。こうやって増設をしてくれるということになって、大変うれしいというふうに思っております。

知事監視製品の新規指定をします

資料3(PDF形式 947キロバイト)

 その次は、知事監視製品の新規指定をします。これは本当にこんなものは、もっと根っこのところで捕まえたらどうかというふうに思いますが、とにかく和歌山県ができることとしては、監視製品にして漏れがないようにしておこうということでございます。消費者も捕まりますから、ぜひ気をつけて欲しいというふうに思います。

和歌山県就活サイクルプロジェクト 合同企業説明会を開催します

資料4(PDF形式 325キロバイト)

 話題事項ですが、就活サイクルのプロジェクトがあります。新卒ではなくて旧卒ですね。旧卒の方は、なかなか就活サイクルがないので、就職活動があまり容易ではないんですけども、そういう方々のために和歌山県はどんどん受け入れますよということで、企業の方も大いに参加してもらって、和歌山・橋本・田辺・新宮と4か所で開催しますということです。今、県外におられる方なども大歓迎でありまして、いろんな方がこういう機会に就職活動をされて、企業と志願者の間で相思相愛になって、まとまったらいいなというふうに思っております。毎年開催しますが、今年はこんな日程で開催するということです。この日は、合同企業説明会と面接が込みになっておりますけども、普段はホームページ上にこういう企業の求人がありますからといって、日頃から企業に行ってもらってもいいということになっているわけであります。比べることができるということがメリットですね。

セキスイハイム近畿(株)和歌山支店が日高川町で「企業の森」による森林保全活動を実施します

資料5(PDF形式 808キロバイト)

 その次は、セキスイハイム近畿株式会社和歌山支店が日高川町で「企業の森」の森林保全活動を新たにしてくれるということになりました。場所は、資料に書いてあるようなところでございまして、1月31日に森林保全・管理に係る協定の調印式を行います。これで91か所目ということになりますということでございます。

 以上です。

質問と回答

NHK:スペイン訪問に関してですが、現地で熊野古道とか和歌山県への関心、期待というところで感じられたことはありますか。

知事:まず、この現地といっても、ぽっと出の私たちなんかが行っても現地を把握できるわけではないんだけど、JNTO(日本政府観光局)のスペインの支店もありますし、ずっとフォローしてくれているんですが、スペインのマスコミの露出度、こういう紹介番組が出ましたとか特集が出ましたとか、そんなのですが、日本では東京・京都・和歌山だそうです。それは向こうへ行って、初めて聞いてわかったことですけど、よしよしという感じがあります。こういうのを載せてもらうのは大変なんですけど、長い間の地道な努力が実ったかなというふうに思います。こういうのを見て、行きたいというような人がいますよね。そうすると、初めての人は、なかなか個人客で全部行くというのは大変ですね。若者なんかは来るかもしれませんけどね。そうすると、ツアーで連れていきますよというのが資料にある旅行社の方で、日本への送客ではダントツトップなんです。そういう方に協力をしてもらって、またたくさん和歌山を組み込んでもらって、送り込んでもらうということが大事ですよね。来たい人は大事にして、それでまた発信するということですかね。

NHK:その来た人を大事にと知事が言われたところですが、現地で実際に感じられて、県内の受け入れ側の体制とか、こういうところをもうちょっとやっていかないといけないと感じた点はありますか。

知事:サンティアゴ・デ・コンポステーラの道でいつも思うんですけど、1つ負けているところがあって、これは何かと言うと、(熊野古道では)歩いていくときに、歩く人のための適当なホテルがそんなにないんですよ。例えば、「霧の郷たかはら」は、そのために作った。そこへ1つ宿を置いとかないと、田辺、ないしは白浜から次は本宮までないというのは困りますよね。ああいうところに置いておくということになるんですけど、(サンティアゴ・デ・コンポステーラの道には)そういう宿がいっぱいあるんですね。今回、ちょっと歩きましたが、冬だったので閉まっているところが多いんですけど、4月になると開くのだそうです。夏の期間はずっと開いていて、冬になるとお客さんが少ないので閉めると。こういう様々なタイプの宿泊施設が、もっと和歌山は充実しないといけない。昨日も新宮の方がお見えになって、実は、私は簡易宿泊施設を、簡易宿泊業の許可をとってしているんですと言っておられましたが、そういうのがたくさん出てきて、それでネットかなんかで公開して、ここへ泊まったらいいなというようなことが出てくるといいと思うし、今はどちらかというと歩く人とか若者とか、そういう人のことを念頭においてしゃべりましたが、世界中でものすごく高品質高価格のニーズがあるんですよね。こういうのもホテル誘致の対象ですけど、きちんと整備しておいた方が絶対にいいので、これからの課題として、そういうのが達成できたら、もっと(外国人観光客が)増えてくるというふうに思いますね。

読売新聞:先日、海南の火力発電所が廃止になりそうだという報道が出ているんですけど、そのことについてちょっとお願いします。

知事:海南の火力発電所については、そういう意向があるということは、昨年、早い段階で聞いていました。私の方から言うと、今、ほとんど使われてないといってもちゃんと雇用はありますから、勝手に止めたと言われて雇用がなくなりましたとなっては、和歌山にとってはえらい損だから、そういう点については、ちゃんと配慮してもらわないと困るという話をして、ちょっとまだ言えないんですけど、何とか目処が付いてきつつあるんです。そういう意味では、雇用が減らなければ別になくなってもいいかなと、私は思っています。ただし、本件の問題は、関西電力の問題ですので、関西電力がまだ別に何も発表したりしていませんから、したがって、関西電力の発表を待たなければ、我々としては、企業の中の話をコメントするわけにはいかないということであります。

読売新聞:ちょっと補足ですけど、あの土地に何かができるというような構想をされているということですか。

知事:それは、関西電力が発表すればおのずと明らかになりますが、私からごちゃごちゃ言えませんね。

読売新聞:まったく別件ですけど、1月にあった新春の経済団体の賀礼会に知事も出席されていたと思うんですけど、その席上で選挙のことでお礼を言うと違反だと注意を受けたという説明をされていたのですが、これは何かあったのですか。

知事:何もないんですけど、私はわりと東洋的礼儀の人ですから、「選挙で支持していただいてありがとう」と言うのが、人情にかなうのではないかと思っていて、そういうことを言おうとしたら、我が立派な選挙管理委員会の人とか立派な知事室長とか、そういう方がこういう制度ですから「あなたは好き勝手に礼を言ってはいけませんよ」と言われたので、困ったなと思っているということであります。

読売新聞:それはどこかでお礼を言って、選管から指摘があったという意味ですか。

知事:いや実は、「県民の友」の後ろに私のメッセージを書いているでしょう。選挙の時は、こんなところで宣伝をしやがってと言われたら嫌だなと思って、別に公務を書いているんですけど、自主的に数ヶ月、遠慮をしていたのですが、それで再開した時に、「選挙で選ばれましてありがとうございました」といきなり書いたら、もちろんそれだけじゃなく、こういうことをやりますと書いたら、「ありがとうございました」だけを削られてしまった。それで、どうしてと色々詰めたら、なるほどと言うふうにわかったので、これはいけないということで遠慮がちにやっています。こういうことです。

読売新聞:1月の年頭のあいさつには、選挙のあいさつともとれる文言があるんですけど。

知事:あれはよく見ていただくと注意して書いてあるでしょ。だから、選挙のお礼なんかは言ってないんですね。しかし、人情に悖ることをするのは大変ですね。読売新聞さんも大変だと思うけどね。社の決まりとかいろいろあるでしょう。自由自在にできなくて、人情の赴くままにいろいろ人間として恥ずかしくないことをしようと思うと、どこかで触れてしまうということはありますよね。これは大変だなと思います。ちょっと法律を変えた方がいいんじゃないですかね。

読売新聞:公職選挙法第178条では、選挙が終わってからのあいさつ行為というのは制限されていて、自筆の手紙とかインターネット以外は選挙人に配ってはいけない。

知事:メモはいいんだよね。インターネットもダメでしょ。

読売新聞:インターネットはいい。今回は、文書等の頒布または掲示というのには当たらないということですか。

知事:中身の問題で、「選挙で選んでいただいてありがとうございました」と書いているわけじゃないので。

読売新聞:そう読めなくもないかなと思うんですけど。

知事:勝手に読まないでください。

読売新聞:これまでの政策を評価いただき本当にありがたいことと思っておりますと。

知事:そう。政策の評価をありがたいことだと言っているわけで、別に選挙で入れてくれてありがとうなんて書いていません。

読売新聞:ただこの法律は、別にお礼を言う言わないではなくて、選挙人にあいさつをする目的をもってしてはいけないと書いてある。

知事:そうすると、次の選挙までありとあらゆるあいさつができないの。すべての県民に対して、あいさつは一切できないの。それはおかしいでしょう。

読売新聞:その中で、次に掲げる行為をすることができないという制限があるんです。

知事:「当選または落選に関し」と書いているじゃない。それに関し選挙人にあいさつをする目的をもってやってはいけないと書いてある。だから、その選ばれてありがとうと言うとまずいけど、政策が評価されたことは、大変自分としてはありがたいことだと思うというのは、別に悪いことではないですよね。

読売新聞:つまり(公職選挙法第178条に掲げる行為には)当たらないという判断ということですね。

知事:厳しい和歌山県選挙管理委員会なんかは目を光らせて、ギャーギャーと言われますから、まあ大丈夫なんじゃないの。

読売新聞:選管は何か注意はしたことはないと言っていますけど。

知事:いやいや、そんなことないよ。別の原稿だけど、「選んでいただいてありがとうございました」と露骨に書いたら、「コラッ」と言って怒られたよ。それから解釈とか法律とかを持ってこられて、それで注意を受けました。

読売新聞:過去2回の選挙でもほぼ同様の内容のことが書いてありますが、過去にも全然注意は受けていないということですか。

知事:そうですよ。そこに書いてあるのはね。

読売新聞:分かりました。

知事:僕が言ったのは別の原稿ですよ。(「県民の友」の)後ろにあるメッセージは、「選ばれました。それでこういうことをやります」と言って、何か変でしょ。つながり悪いでしょ。それでつながりがなんか悪くて、本当だったら薬務課長みたいな立派な人は、絶対にお礼言うよな。僕だってわりと薬務課長とマインドが近いからお礼を言いたい。ただ言ってはいけないという。そういうことです。態度が悪いみたいに見えるよね。

読売新聞:少なくとも会合でお礼を言うのは、別に問題ないようですけどね。恐らく、(公職選挙法では)当選祝賀会その他集会を開催することというのはダメと書いていますけど、別に来賓で言っているからいいんですよね。

知事:ああそう。口で言ってもいいのか。

読売新聞:これだけを読むといいと思います。7番(公職選挙法第178条第7号「当選に関する答礼のため当選人の氏名又は政党その他の政治団体の名称を言い歩くこと。」)は、ちょっと微妙かもしれない。

知事:そうね。これからは口では言おう。(書くのは)ダメですと言われたんでね。

毎日新聞:万博の略称が「大阪・関西万博」と決まったんですけれど、この略称に対する受け止めと、改めて和歌山県として万博にどう関わっていくかをお聞かせください。

知事:それは当然でしょうね。あれだけ応援したものね。和歌山県は、万博の誘致委員会の会員数で、団体は大阪に次いで2位です。個人は神奈川を抜いて4位ですよ。それだけみんなで一生懸命応援していたんですよ。関西の人はみんなそうでしょう。だから、大阪・関西万博と言ってくださるのは、いいんじゃないかというふうに思いますね。かといって、別に大阪の夢洲で開催することについては、私はいつも言っているように夢洲で集中してやればいいと。みんなで応援するからねということだと思います。

朝日新聞:先ほどの関西電力の件ですけど、向こうからの発表を待ってということなんですが。

知事:待ってというか、発表していないのにつべこべと第三者が言ってはいけないと。

朝日新聞:そうなんですけれども、その件で、御坊発電所についても説明は受けられているということですか。

知事:もちろん。

朝日新聞:廃止の時期などは、もう具体的に向こうから言われているんでしょうか。

知事:コメントできません。もうちょっと言うと、別に廃止と誰が言いました。

朝日新聞:一部報道では、そういうふうにも出ているんですけれども。

知事:コメントできませんが、私への質問によって大体の感じをつかまえてください。

朝日新聞:あと、先ほど雇用の問題が心配だという話で、多少目途が立っているということなんですけど、今、海南の火力発電所で働かれている方の再雇用先というのは、関電の方でも用意はできているということなんですか。

知事:我々にとっては、例えば、関電の社員さんの首を切らないで路頭に迷わさないようにするというのは、それは関電の問題ですよね。和歌山県としては、海南市において、今、90人ぐらいかな、減っているんだけど、雇用が現にあるんですよ。その90人の雇用を他所へ連れて行かれたら人口も減ってしまうしね。そんなのは何の意味もないので。それは関電の問題としては、それでいいのかもしれないけど、我々は、あそこで雇用をちゃんと創るということでないと納得できないという話はしていました。

朝日新聞:関電もそれに応じる形で、今、話し合いが進んでいるということですか。

知事:話し合いというか、関電の話だから関電が発表したときに全部コメントします。

朝日新聞:続けて申しわけないですが、IRの件で、一部報道で和歌山県も2024年度の開業を目指すということが出ていたんですけれども、24年度を目指す狙いと、大阪も同時期に開業と言っているので、そことの兼ね合いのことを改めて説明をお願いします。

知事:24年度の開業を目指すというのは、どちらかというと和歌山にとっては、遠慮した話なんですよね。和歌山のIRは、今からすぐ作れるのよ。もうインフラも完璧にできているし、それから関連のレジャー施設みたいなのももうちゃんと整備されているから、そこに建物を建てればいいわけです。だから、何が問題かと言うと、政府の準備ですね。それで政府の準備が、例えば、カジノ管理委員会をこうやって作るとか、そこの細則がこうなるとか、そういうことが全部明らかにならないと、こちらも手続きに入れないでしょ。したがって、政府の方の手続きがちゃんと進めば、一番それにどんどん乗っていくので、24年度にできますかねと誰かが言ったんじゃないですか。私は、22年度にできると思っていますよ。だけど、それは無理ですよね。政府の方がオープンにしてくれなければできないものね。和歌山だけは、本当は22年度にできるんですよ。まだインフラも作らないといけないとか、開墾しないといけないとか、いろんなところがありますから、それは時間がかかるんでしょうけど、こっちはあっという間にできるんですね。だから、大阪と関係ないんですね。大阪はもう止めたかもしれないけど、法律を曲げて先に認めろとか何か言っていましたよね。そんなことをする必要は、僕はないと思いますけどね。する必要はないというか、法治国家で無理ですよねというふうに思いますけど。大阪にIRは必ずできると思いますよ。

関西テレビ:IRに関連して、大阪がIR誘致について一番発信していると思うんですけども、和歌山県を含めて関西にIRが2つ必要だと知事は思われますか。

知事:それは誰が思うかということなので、業者さんはたくさんあった方がいいんです。それから現に、例えば、シンガポールは同時に2つのIRを開業させているんですね。それで、それぞれちょっと性格が違うんですね。レジャー型の和歌山みたいなIRと、それからシティ型の大阪みたいなのと言ったら、ちょっと私が言うのも変だけど、想定されているような大阪みたいなIRと、2つ同時にできたんですね。両方とも流行っているわけです。それから、それの裏返しで消費者、あるいは来場者の方から言うと、例えば、中国の人がやってきて大阪のIRに行きました。次は、ちょっと和歌山のIRへ行ってみようかなというふうにも思いますよね。あるいは国内の方、大阪市民の方が大阪のIRに行きました。次は、和歌山もあるようだからそっちも行ってみようかというふうに思いますね。だから、消費者の方もそういう意味でファンになったら、わりあい行きやすいわけです。それから私、つまり当局の立場からすると、これは雇用とか経済発展の種になるわけですから、どんどん来てもらったらいいので、(2つのIRが)近くにあってもむしろマイナスに誰もならないので、業者さんも消費者もみんな喜ぶからね。だから、どんどん来てもらったらいいんじゃないかと思いますね。

関西テレビ:もう一点、万博に関してですが、大阪・関西万博と略称が決まって、和歌山県にとってどういう効果が期待されるでしょうか。

知事:まず何といっても大きいのは、観光客だと思います。IRができていたらもっとですが、それの問題を捨象しても、大阪の夢洲にパビリオンがいっぱいできて、皆さんはそこへドッと行きますよね。ドッと行った人は、そこで十分楽しまれて、それで例えば、外国の方がすぐに帰るかというと帰らないですよね。ちょっと紀伊半島で自然とか温泉、歴史を満喫して帰ろうかと思う人もいるだろうし、京都へ行って古都の雰囲気を味わおうかという人もいるでしょ。だから、そういう意味で観光客が増える要因になるだろうなあというのは、これは確実ですよね。そうしたら、それに対してどうしたらいいかと言うと、観光客が夢洲から和歌山により来やすいようにいくつかの準備をしておかないといけませんね。1つは、向こうでプロモーションをしないといけないから、まだ具体的ではないんだけど、何か仕掛けを作って、例えば、夢洲の中で関西館か何かがあって、行ったら各県のいろいろないいところが紹介されているとか、そういうのがあるともっと来やすいでしょ。それから、ツアーなんかも作っておかないといけないですよね。それから、交通の便はだいぶ良くなってきたけれども、万博までの間にもっと良くしておかないといけませんよね。国体までにだいぶインフラを良くしたように、今度は、万博を目指して良くしていただくようにお願いをしていくということが大事だと思いますね。その他、今、観光の話ばかりしましたけど、あそこで大きな投資が行われる時に、和歌山の経済界がどのように関与していけるかというようなことは、これからよく研究していきたいと思います。

読売新聞:関連してなんですけど、コスモパーク加太のカゴメの農園が廃止ということになりまして、あちらはIRの可能性ももうほぼないとは思うんですけど、今後の活性化の方向性としたらいかがでしょうか。

知事:随分、あの辺の道路事情なんかも良くなってきて、それで我々も別に塩漬けにするつもりはないと、私の就任以来言っていますから、だんだん引き合いも出てきているんですよね。そういういい話があって、雇用に結びつくような案件が来たら万々歳だと思いますね。来るかどうかはまだわからないけど、乞うご期待。

ちなみに和歌山県は、私の方針として、もちろん誘致補助金などは用意しておりますけど、土地をただであげるとか、そんなことは一切いたしませんので、時価で取引をさせていただきます。これはIRも一緒ですね。IRは民有地だけどね。

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