ようこそ知事室へ 知事記者会見 平成30年8月28日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成30年8月28日 知事記者会見

平成30年8月28日 記者会見室

台風第20号による主な被害状況と対応策について  PDF形式を開きます資料1(PDF形式 2,316キロバイト)

 今日は、発表事項が4つでございます。1つは、台風第20号がなかなか大変でした。あちこちで被害が出ているんですけれども、大体の調査が終わってきたので、取りまとめて発表したいと思います。併せて、対応策についても発表したいと思います。まずどういう状況かというのは、幸いにも被害者というか、死者が出なかったというのは、大変良かったと思いますが、けがをされた方がいらっしゃって、これは主として風で転んで、打撲ということでございます。
 それで住家被害については、結構ありました。特に、集中的(な被害)といえば、川湯温泉が一番まとまって被害を受けたと思いますが、テレビなんかでたくさん取り上げられた熊野川の日足(ひたり)のところが、一部なんですけれども、一番低いところにある3軒ぐらいが、床上のかなり高いところまで(水が)来たということでございました。それから、その他はどうかというと、各地で点々とありまして、局所的なんですが、この1軒に被害がありましたとか、この1軒が被害に遭いましたとか、そういうのが随分各地にたくさんあります。それをまとめると、このよう(配付資料に記載のとおり)になるということです。
 それから土砂災害とか道路の状況とかは、こんな感じでございまして、土砂災害については5カ所でありますが、別紙のところに載っておりますので見てください。浸水被害も同じです。道路については、現在、全面通行止めがどこかというのが出ておりますが、これも別紙に載っております。一番大きい(被害)かなと思うのは、相対的にここが大きくて、(他は)大したことはないと言うつもりはないんですが、例を挙げると、国道480号の高野町から花園に向かう、もともと狭い、未改良のところなんですが、それがご覧のように大きく崩れて、これについては、この山側の斜面は大したことないので、山側の土地を貸していただいて、そっち(山側)へ張り出して応急に通れるようにしながら、本格的にがけ(崩れ)を止めようと考えているわけでございます。
 それから川湯温泉のところは、国道168号から川湯温泉の温泉郷に至るところの辺りが、このように崩れています。ただ、こっちへ寄せて、片側は通ることができるという状況に、今はなっています。
 商工関係では、川湯温泉をはじめ、商業・サービス業系で結構被害額が出ています。それから製造業については、そんなにものすごい大きい被害はないんですが、風で飛んだとか、裏が崩れてきたとか、そんなような形で、次のような被害がありました。
 それから停電は、かなり広範囲でありましたが、現在はだいぶ少なくなって、関西電力さんが一生懸命復旧してくれているということであります。
 それで対応でございますけれども、県による支援ということで、これはもう決定をするというか、やりたいということであります。1つは、中小企業者等の被災した建物とか設備に要する経費を補助する。これはイメージですけれども、企業立地の助成金があります。この企業立地の助成金に準じて、企業立地の際に設備投資をしたら、これだけ助成するというふうになっているんですが、それをしていこうと思います。企業立地の場合は、うんと小さいのはありませんが、これ(今回の補助制度)については、被災に大小はありませんから、小さいのも助成の対象にしようということで、元へ戻すときに、そのお金を負担するということです。それから融資制度については、事業の再建とか資金繰りなんかに要する経費を、融資するということにいたしました。それから国の制度を活用できると、(支援策が)さらに良くなるというものがどこかにないかということで、一生懸命探しました。経済産業省系では、そこの1から4までというのを、今、お願いに行き始めているというところであります。例えば、もともと激甚災害なんかになると使えるような制度があるんですが、多分、今回の和歌山県のケースでいえば激甚災害にはならないので、自動的に使えるわけじゃないんです、特段いろんな手続きをしたり、お願いをしたりすると、ちょっと膨らましてくれるんじゃないかということで、今、お願いに行っているということであります。
 それから公共土木工事については、2通りの考え方があって、先ほど2つ言ったんですが、応急復旧をしておいて、それで本格復旧をするという型と、それからいきなり本格復旧をしてしまうという型があります。例えば、川湯温泉のところの道路については、いきなり本格復旧をしようということで、さっさと図面を書く。本格復旧の場合は補助金もらってするわけですが、災害査定を受けるので、その災害査定を早期にしてもらえるように、きちっとした資料を整えて、早く国土交通省に持って行こうというふうに思っていますし、そういうところが結構あります。それから例えば、先ほどの国道480号線みたいなところは、花園に住んでる人が高野山に帰れなく(行けなく)なるというのは困るので、応急復旧を早く、あっという間にして、本格復旧を次に続けてしていこうと、こんな感じであります。今はそういうことを一生懸命考えているということであります。
 それから先ほど、経済産業省系の4つの項目を並べておきましたが、それは何かということについては、4枚目に参考資料でこんなもんなんですということが書いてあります。経済産業省の方はちょっと手続きが要ったり、運用をこっちの方(本県の支援策に使えるよう)に寄せてもらわないといけないこともあります。県の政策は、もうすぐにでも発動したいと思っておりますから、早速使えるようにしておきたいというふうに思います。
 それから昨日、新宮市の日足と田辺市の川湯温泉・渡瀬温泉へそれぞれ見に行ってきましたけども、やっぱり被害を受けたところは大変なので、そこでいろんなことを聞いてきましたので、また、今日発表したこと以上にしないといけないことは、追加して対応していきたいと思っておりますが、まだいろんな議論をしておりませんので、追加があったら次回ということにしたいと思います。

和歌山県立医科大学薬学部の実施設計が完了しました  PDF形式を開きます資料2(PDF形式 8,368キロバイト)

 その次は、和歌山県立医科大学薬学部の実施設計が完了しました。資料をちょっと厚いのを付けておりますが、これは2つの施設からになりまして、メインキャンパスは、前の伏虎中学校の跡地に、お城から見て後ろ側に建つということであります。それから医薬看の研究施設ですね。医学部・薬学部・保健看護学部の共同研究施設を紀三井寺キャンパスの現在、駐車場として使用されている場所に建てるということで、この2つの建物からなります。
 それで事業費は、結構かかります。全部で177億円かかるという予定であります。
 工事については、両施設とも、建築工事・電気設備工事・機械設備工事に分離して、医大が発注をするということであります。発注のやり方は、県の公共工事の発注というのがありますが、その手続きに準じたものを作ってもらっていますから、それに従って、透明で、かつ県内企業に配慮したような形になっています。なお、結構大きな工事なんですが、県が直接発注しますと、これはWTO(世界貿易機関)の対象工事になりまして、国際競争入札をしないといけないんですけれども、WTOの条項上、県の独立行政法人については、その対象ではありませんので、県でしている、あるいは医大でしているちょっと小さめの普通の工事のときの手続きでするということになります。
 それから、なかなか楽しいなあと思うのは、4、5、6ページなんかに写真が載っておりまして、「あっ、こんな設計になるのか」、「うーん」ということでありますので、ちょっとわくわくするような感じがありますが、これからこれを具体的に作っていくというのが始まります。2021年4月までに作ってしまわないといけませんから、これからすぐに発注をしていくということになります。

「ねんりんピック紀の国わかやま2019」大会公式ピンバッジの販売を始めます PDF形式を開きます資料3(PDF形式 219キロバイト)

 その次は、ねんりんピックのピンバッジを販売いたします。(通常タイプのピンバッジを見せながら)小さくてあれなんですが、このピシッとピンで留めるものと、マグネットタイプがございます。それで、今、お見せしている、あるいはお手元にお配りしているのは、基本型ですね。シャツの場合は、例えば、カヌーだとかヨットだとか、いろんなものを作れる(いろんな刺繍を入れることができる)のですが、これはこの基本型だけです。デザインはお手元の方にお配りしたような形でございまして、それぞれ200円でピン型とマグネット型のピンバッジをこれから発売いたします。販売場所は次に書いてありまして、できるだけこれからもっと増やしていって、あちこちで売ってもらいたいというふうに思っております。

「第86回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋 2018」へ和歌山県内の企業が出展します  PDF形式を開きます資料4(PDF形式 87キロバイト)

その次は、東京インターナショナル・ギフト・ショー秋が開催されますが、和歌山県の県内企業11社が、みんなで力を合わせて出展をして、バイヤーの目に止まるようにしようということであります。大体20万人くらい来られるような、大規模な日本有数の見本市展示会なんですが、そこで勝負するということで、生活用品、あるいは小物、お土産、そういう物を作っておられる人が集まって出展するとこういうことでございます。
以上です。

記者発表資料

Q&A

産経新聞:台風第20号のことでお伺いしたいんですけれども、和歌山県は紀伊半島豪雨とかの災害を経て、今回、新宮では非常に早く避難勧告が出て、住民が夕方の段階で避難した。先ほど、知事もおっしゃったとおり人的被害はなかったわけですけれども、これまでの県の啓発とかが、こういう地域に浸透してるのではないかとも思うんですが、知事はどういうふうに考えてらっしゃいますか。
 

知事:まず、2つの面で考えられると思うんですが、1つは、和歌山県の避難基準というのは非常に科学的にできていて、担当者の直感とかそういうんじゃなくて、前の紀伊半島大水害の時の反省を込めて、いろんなシミュレーションを加えて基準を作っている。その基準にさらにインプット情報が要りますが、これは気象協会の有料の情報、天気予報の雨量予測を買ってきて、それに放り込む(システムにデータを入れる)と雨量の計算ができると、非常に科学的にしているわけです。だからそういう意味で、それは宣伝をしているし、その信頼感が少しずつ認識されているかなあという感じはします。
 併せて、特に新宮市の日足(ひたり)の辺りとか、そういういつも危ないなあと思うようなところの方は、自治会とか自治体とか、そういう方々がかなり配慮をして(事前に自主避難の呼びかけなどを)やってくれたので、今回は命が緊急に危なかったとか、そんなことはありませんでした。そういう意味では、紀伊半島大水害の時に、命からがら皆さん逃げたというのがありますが、ああいうことにならなかったので、そっちは良かったかなあというふうに思います。
 ただ逆に言うと、いつも危ないと思っている日足みたいなところは、改良しようと思って、今いろいろ考えているところなんですよね。それに加えると川湯温泉なんてのは、一時に紀伊半島大水害を超えるようなものすごい水量が来てしまったんですよね。そういうこともあるので、人的被害はなかったですが、さらに徹底をしないといかんなあというふうに思うことがあります。
 さらにもうちょっと言うと、実は勧告が指示に切り替わったのが真夜中というのがあるんですよね。そういうのをどう扱ったらいいのか、基準どおりにするとそういうことになるわけで、結果的にはそれは正しかったんですが、そんなこと言ったってちょっと真夜中に逃げるの難しいというような話もあるので、これをちょっと計算値を先読みして(判断)するとか、そういうことをすべきかどうか。そうするとオオカミ少年の可能性も出てくるんですね。それをこれからちょっと検証したいというふうに個人的には思っています。
 

NHK:台風の関係でもう一問。実際ご視察されて、かさ上げの要望などもあるようでございますけども、視察の印象ともう1点、今後、徹底されていきたいとおっしゃったところの対策の部分を少し具体的にお願いします。
 

知事:まず印象を言うと、今回の台風は、和歌山にとっては局所的であった。それから時間的にはすごい短かかった。雨が降る時間も風が吹く時間も。だから早く通り過ぎてくれたわけです。それが前回の紀伊半島大水害との違いですね。だから被害も局所的であった。だけど局所的には、短時間ですけど、紀伊半島大水害よりももっとすごい雨が降って、それで川湯温泉なんて一気に大塔川の上流の方からダーッと流れてきたんですよね。古座川もあっという間に。(七川ダムでは)なんか抜いていた(貯水池の水位を下げていた)のに、(出水により一気に水位が)上まで来たというようなことがあるんですね。ですから、さらにこれはちょっと危機感を持って、対応しておかないとやばいなあというふうに思いました。
 それから2つ目は、現在、実際に被害に遭われたところについては、同じことを何度も繰り返してはいけませんよね。したがって、川湯温泉なんかは早急に再建しないといけないんだけど、それについては例えば、道路の工事を早くするということに加えて、前の河床をもうちょっと下げておくとか、そういうことはいろいろ考えておかないといけない。あそこは温泉なので、深いのを掘ってしまうというわけにはいかないですが、ちょっと下げておくとか、そんなようなことを考えていかないとまずい。これからそういうことをみんなで議論して、早急に方針を決めていきたいと思っています。
 

読売新聞:障害者雇用の関係で、今日、関係閣僚会議で厚生労働省は国の分を報告するということでしたが、県の調査状況はいかがでしょうか。
 

知事:この間、ここで確か申し上げたと思いますが、障害者手帳なんかで確認している、あるいは明らかに厚生労働省からガイドラインを示されたとおりにして、それで認定医の診断書をもらっているということが分かっている人もいるし、それから途中で障害者になった人について、そういう手続き、つまり認定医の診断書というのは、ちゃんと確認したかというようなことについては、ちょっとよくわからないというのがあるわけです。かといって、本人(対象者)は我々は分かっているけれども、あなたどうですかと言って聞くのは、これもちょっとプライバシーとの関係で問題だというので止めなさいというふうに厚生労働省からも言われていて、それで、今、自分から言ってくださいというような形の調査をかけています。そういうことがわかると、結果がどうであったかということがわかると思います。
 初めについては、この間も言ったように、ちゃんと採用の時からそうである(障害者であるかどうか)というのは、きちんと手続きを踏んでしているんだけど、途中の場合がちょっとこういう手続きで、この証拠はこうですというのは、読売新聞にこっそりお教えするわけにもいかないというのが一部ある。一部ですよ。そんな状態なので、今、調べているということです。調べるのも結構難しいけど調べている。
 

読売新聞:それは、昔、確認したけれども、例えば、見ただけだったとか、コピーがあったとしても保存年限が過ぎていたとかそういうことでしょうか。
 

知事:もちろん保存年限は過ぎていると思うし、それから何を見たかなんてのは、はるか昔のものだったらもうわからないよね。確認をした人も辞めているし、誰かわからないし、あの人だというわけにもちょっといかないし、なかなか調べにくいことは事実ですね。
 

読売新聞:結果、名乗り出てもらう、自分から言ってきてと言っているんですけど…。
 

知事:名乗り出るというのはちょっと嫌らしい表現なので、ちょっと違うんですね。自分はそういう手続きをしてもらって、そのときはこういうことで(判断)しましたよということを、言ってもらうということですね。
 

読売新聞:それは期限を切っているんでしょうか。
 

知事:期限は月末ぐらいかな。あまりはっきり認識していませんが、何日かは。

関連ファイル

このページの先頭へ