ようこそ知事室へ 知事記者会見 平成30年5月15日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成30年5月15日 知事記者会見

平成30年5月15日 記者会見室

南紀白浜空港民間活力導入事業の優先交渉権の決定 資料1(PDF形式 261キロバイト)

今日は発表事項が4つ、話題事項が2つです。

1つは、南紀白浜空港民間活力導入事業、コンセッションと俗に言っておりますけれども、広義のコンセッションですね。これの優先交渉権者の選定をいたしましたので発表いたします。経営共創基盤・みちのりホールディングス・白浜館コンソーシアムのグループに優先交渉権をあげるということを決定しました。決定したメンバーは次のページにありまして、審査委員会でそのようになりました。今後の予定はその次に書いておりますが、PFI法に基づく実施方針の公表が5月中旬に、それから基本協定の締結をいたします。これは基本的には、この優先交渉権者といたします。その後、さらに実施契約書の締結をするんですが、その中でさらに細かいところを交渉いたします。そして締結いたしましたら、いろんな引き継ぎその他をいたしまして、平成31年4月1日から空港運営事業開始ということになるわけであります。なお、選定の経緯について、あるいは中身について紙がついてます。露骨に言うと、一次審査で2社が残っていたんですが、一次審査の後ゴシゴシしているうちに脱落をいたしまして、二次審査書類を出してくれなかったということであります。もう1社がね。ということで1社だけが残り、その1社が合格か不合格かというのを判定してもらった結果、よろしいということになったということであります。

高校生の県内就職を応援します! 資料2(PDF形式 421キロバイト)

その次は、高校生の県内就職のための高校生版(高校生のためのわかやま就職ガイド)、いわゆるリクルートブックを作りました。これであります。大学生向けがちょっと緑っぽいんですが、ちょっと裏返しの色みたいになっていて黄色っぽい、オレンジっぽいですね。これは現役の高校生で就職を考えている人には、学校で全員に配るということになっております。先週から順次配布しているということで、そろそろこの時点で生徒のところに届いているということになろうかと思います。これはちょっと工夫していまして、高校生ですからあんまり難しいことを言ったり、県庁の役人みたいな言葉遣いをしても分からないから、したがって、ちょっと分かりやすくしているわけです。これを見ると、いきなり先輩のお話とか、働いてるときはこんな感じというようなことが出ておりますし、そのあとは、ちょっと和歌山で暮らすとこんなメリットがある、あるいはデメリットもこの中には入っていますが、そういうことがあって、こんなデータですというようなことが書いてあるし、その次は、休みのときはこんなことをして遊んだらいいところもあるというようなことを改めて書いてありますし、和歌山県にいろんな産業があるけれども、大体こんな産業の特色があるというようなことを改めて書いてある。それから和歌山で働くときに、基本的には法律その他で守られているわけですが、あなた方はこういうふうに守られているというようなことも書いてある。さらに、職場の環境をよくするために頑張っている企業、「わかやま結婚・子育て応援企業同盟」や「女性活躍企業同盟」の参加企業とか、そういうものもあるということを書いてあって、それぞれこのように見開きに4つの企業が載っておりますが、この横の方にマークがついているわけです。マークには、結婚・子育て応援企業とか、女性活躍企業とかいろいろあるんで、そういうのが載っていて、これを見て自分の行きたいところを考えて、面接を受けたらいいんじゃないですかというようなことであります。ぜひ、正しい知識を得て、納得がいくまで就活運動をして、それで決めてもらいたいとそんなふうに思っております。思い込み、あるいは間違った既成概念で、和歌山にいい企業がないとかなんか思われたら困るということであります。

EGL Tours(東瀛遊控股有限公司)袁さんの和歌山県知事表彰記念講演会を開催します 資料3(PDF形式 247キロバイト)

その次は、袁 文英(えん ぶんえい)さんであります。香港のEGL Toursという大きな旅行会社の社長さんですが、和歌山に多くの香港の観光客を連れてきてくれています。現在は中国と抜きつ抜かれつでありますけれども、香港(からの観光客)は、全国的なレベルからいうとそれほど多くはないんだけど、和歌山にはたくさん来てくれてるということであります。その大きな部分を袁さんが頑張ってしてくれている。自分でもツアー客を連れて来てくれているし、香港でも和歌山の宣伝を大いにしてくれているということで、唯一の和歌山県観光大使になっていただいています。
それで今回、(平成25年度から)観光大使になって以来、また頑張ってくださっているんで一遍表彰しようということで、今年の和歌山県知事表彰の対象にいたしました。全体としては5月29日に表彰式を行うんですけれども、ちょっと袁さんの都合が悪いので、むしろ、みんなと一緒に来ていただくよりは、和歌山の観光業者を集めてどうすれば海外から人が呼べるか、自分たちが協力できるか、そういうようなことを、本当におもてなしの人なんで、そういう心を語ってもらおうじゃないかということで、6月7日、ホテルアバローム紀の国で13時15分から表彰式もしますが、併せて講演会もしてもらうということになりました。

知事がジャパン・ゲーミング・コングレス(JGC)に出席しました 資料4(PDF形式 151キロバイト)

その次は、ジャパン・ゲーミング・コングレスというのに、先週の10日(木)、11日(金)にありましたが、そこに昨年に引き続き出てまいりました。和歌山のマリーナシティになろうかと思いますけれども、そこの立地について宣伝をして、和歌山はこんなふうに考えておりますというようなことを言ってまいりました。
なお、海外というか、日本にはまだIRがないんで、海外でIRとかカジノとかしている事業者さんは、ほとんど満遍なく全部来ています。特に最近、日本でIR解禁というか、カジノ解禁ということになりそうなので、熱がものすごく高まってワンワンと多くの人たちが来ているわけです。(IRを誘致している)自治体の人達も結構来ているんですが、昨年から連続して首長が出席しているのは、和歌山県と釧路市だけというような感じで、あとはどうしたのよというような感じなんですが、ちゃんと行ったら遇してくれるんで、そこでいろんなことをしゃべってまいりました。そこで行くぞということになったら2日目の朝、地方公共団体セッションというのがありまして、そこでプレゼンもするし、パネルディスカッションもするわけです。するんですが、和歌山県は5分でしゃべれというんで結構大変だったんですが、5分よりちょっと延長したかな、7分ぐらいかな。他のところは延々としゃべりまくってほとんど時間がなくなりましたが、パンクチュアル(時間を守る)であるということは大変大事なことなんで、紳士のたしなみは忘れない和歌山県というのを覚えておいてもらいたいというふうに思っております。その後は、他のセッションを聞いてもよし、聞かなくてもよしなんですが、和歌山県の諸君はみんな聞いているんですけど、ぜひお会いしたいという、世界でいろいろ活躍しているIR事業者が随分たくさん来てくれました。数えると8社。また、そういう専門の世界的なマスコミなんかもいっぱい来て、全部で4社。朝から晩まで食事もいただけませんで、延々30分刻みでしゃべらされてへとへとになりましたが、一所懸命に頑張ってまいりました。

印象なんですが、もともと和歌山県のマリーナシティというのは人気の高いところでありました。それで何度も言っておりますが、半分ぐらいの業者さんは、去年はいろいろな準備が不透明だったので、したがって、ちゃんと確信が持てるまでは日本人は入れてあげませんというふうに宣言をしましたから、それならばということで半分ぐらいの業者さんが冷たくなりましたが、(十分な依存症対策がなされれば日本人も入場可能にすると言いましたら、)ヨシヨシと言って戻ってきた企業があって、世界的な主要な企業の2つぐらいを除くと、ほとんどこっちへアプローチをしてくるというような状態でありました。みんなどちらかというと、うちは(和歌山に)関心があるぞというようなことを言うだけということなんですが、特になんか聞きたいことあるかと言ったらそんなにないような気がしましたが、中には、日本のIRの決定(認定)のときに、誰がどういう機能を果たすのかなんとかいう、割と細かい話を知っている人とか聞いてくる人とか、そんな人もいないことはありませんでした。私の方からは、そういうふうに関心があるんだったら、この間から発表しているようにRFI(Request For Information)というのは別に業者選定に直接使うわけじゃないけれども、関心があったらいろんな意見を述べてもらったら我々の基本構想ももっと充実したものになるから、ぜひ出してくださいと言ったら、よっしゃよっしゃというようなことをみんなが言っていました。このRFIの締め切りは8月末ということになっているんで、まだ時間は結構あります。

統合型リゾート(IR)シンポジウムを開催します 資料5(PDF形式 1,702キロバイト)

それから、話題事項で関連のIRシンポジウム。これは昨年度も開催しましたが今年もします。今年はゲストスピーカーとして篠原文也さんにしゃべってもらうということになりました。この篠原文也さんは、政府のIR推進会議のメンバーのお一人でありました。前回もそのメンバーのお一人に出てもらいましたが、篠原さんもそのお一人で、いろいろその会議の中で侃侃諤諤(かんかんがくがく)と議論された方であります。その方に出ていただくとともに、我々は基本構想を皆さんにこの間発表をいたしました。その基本構想については、企画部長から割と詳細に説明をしてもらうということであります。それからパネルディスカッションにいきまして、私がモデレーターとなってさばきますが、IRについてのものすごい知識人であるブルームベリーリゾーツジャパン株式会社の桐山満啓さん。それからキャピタル&イノベーション株式会社の小池隆由社長。この方も同じような感じでオピニオンリーダーの一人です。それからギャンブル依存症について、全国的にちゃんとしないとと言っておられる(公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表理事)田中紀子さんという方がいらっしゃるんで、この方に来ていただきました。それから和歌山県の財界として、サービス業なんかを一生懸命にしておられる方で、実際にできたらたぶん相乗効果で需要が出てくるんじゃないかなと、勝手に私なんかは思っているんですが、そういう財界の代表として(株式会社信濃路 代表取締役社長)西平都紀子さんに出ていただくということにいたしました。皆さん、ぜひお越しください。

桃山学院大学と就職支援協定を締結します 資料6(PDF形式 144キロバイト)

それからその次は、就職協定を桃山学院大学と結びます。桃山学院大学というと、この間(3月29日)、皆さんが取材に来てくれましたが、「大学のふるさと」の協定を締結していただきましたが、今度は就職協定をしていただくということになりました。これはもう紙は出してありますが、5月17日にこの間来ていただいた牧野学長にもう1回来ていただいて、それで就職協定の調印をするということになります。和歌山出身の方々も結構、桃山学院大学に行ってますけれども、そこで和歌山県の就職情報、そういうものを学生さんたちに大学としても流して、それで説明会その他便宜を図りますからというような考え方であります。以上です。

記者発表資料

  • 資料1(PDF形式 261キロバイト)
  • 資料2(PDF形式 421キロバイト)
  • 資料3(PDF形式 247キロバイト)
  • 資料4(PDF形式 151キロバイト)
  • 資料5(PDF形式 1,702キロバイト)
  • 資料6(PDF形式 144キロバイト)

    Q&A

    産経新聞 先ほどJGCのお話が知事の方からありましたけれども、去年は外国人専用とおっしゃっている中で、レスザンテン(10未満)とおっしゃっていた中の半分ぐらいは、ちょっと厳しいと言われていたと思います。今年は8社と面会されたということですけれども、新たに基本構想の中で県独自の工夫、運用ということを示されました。そちらの反応についてはいかがだったでしょうか。

    知事 全く当然という感じじゃないでしょうか。(県が独自に工夫することについて)懸念は一切ありません。当たり前ですよね。ごくごく常識的に、スムーズに格好よく運用しようと思ったらこうなると思うんで、その中でちゃんとしたビジネスをするためには、お客さんがめちゃくちゃなことになったり、評判が悪くなったら行かないに決まっていますから。「そういうのを工夫しましょうね」と言ったら、「そらそうですね」というようなことで、何の異論ももちろんありません。

    読売新聞 それはどの業者も比較的今回の運用については、好意的に受けとめたというようなところでしょうか。

    知事 好意的ですね。好意的以上でしょうね。よく考えてあるなあと。えらいという感じじゃないですかね。

    読売新聞 こういう制限を加えることについて、私も業者さんにちょっとお話を伺った部分では、県というのは依存症にもだいぶ配慮して、上手い工夫を考えたと言われている業者もありました。そういう中で、まず制限を加えるというと、一般的にはかなり厳しく、ちょっと投資を考えないといけないねというような方向になりがちだと思うんですけれども、今回の県が打ち出された工夫については、改めてになりますけれども、どういうふうな評価だったんでしょう。

    知事 いや、よく考えたね。当たり前だと。別に何の問題もないということじゃないでしょうか。

    読売新聞 去年は半分ぐらいはちょっとというお話でしたけれども、今回面会された8社は、もういずれもその制限については何というか、異論というか、こういうのがあったらちょっと考えるというような、そういうふうな意見はなかったんでしょうか。

    知事 全くありませんね。あるはずがありませんね。ただちゃんとしてくれないと困るから、業者選定とそれから実際の詳細な提案書の作成のときに、こうやってあの通りにしましょうねと言って、その時点で「何かそんなことできない」とか「嫌だ」とか言われたら、そらもうペケですよ。

    読売新聞 今のところはJGCで接触された8社については、県の工夫は受け入れるということで、そこと交渉している限りにおいては、カジノに日本人を入れる方向で誘致活動を進めるという理解でよろしいんでしょうか。

    知事 今の言葉尻を捉えるようですが、交渉というのはまだちょっと早いんですね。交渉というのは、たぶん業者選定が終わった後、交渉でしょう。それまでは選定プロセスになるんですが、まだ選定プロセスすら始まっていないというぐらいの感じです。今は、だからお互いに何か情報を出し合いっこする。あるいは収集し合いっこする。そういうプロセスですね。もうちょっとすると、1年ぐらいたってからかな、業者選定プロセスに入りますよね。それで半年ぐらいたったら、今度は業者と一緒に多少交渉しながら、細かいことを詰めていかないといけないので、これはちゃんとしてくれないと困るとかなんかいうようなことをゴリゴリする。そこは本当の意味での、国語的な意味での交渉になりますね。その前が選定で、今は情報収集ですよね。

    読売新聞 それで私、JGCが終わった後に知事に感触はどうですかという、ちょっとまぬけな質問をしてしまったんですが、8社と直接代表の方とお話しされて、改めてになりますけれども、手応えというのはどうですか。

    知事 何度も言っておりますように、マリーナシティは、もう人気抜群なんですよ。だから素直にできるといいのになあと。もう依存症とか破産リスクとか安全とか、もう完璧に考えられたので、もう何の問題もないと思うけどなあというふうに思っているんですね。それで人気抜群が将来証明されてるけどねということですけど。それから8社と言うけれども、実はもっとありますから。来たのが8社で、まだ隠れてこそこそ会ってるところは、まだいっぱいありますから。

    読売新聞 基本構想の中に、確認の意味でもあるんですが、一応他の候補地があるのであればという含みもあったと思います。候補地については、一応コスモパーク加太というのも以前はあがっていたとは思うんですけれども、マリーナシティでも(シンガポールの)マリーナベイサンズ並みの大規模なIRはできるというようなお話もあったと思うんですが、コスモパーク加太というのは、まだ候補地としてあると理解していいんでしょうか。

    知事 形式と実質があるでしょうね。形式は別に、何もまだ提案書を政府に出して選んでくれと言っているわけじゃないんだから、(候補地は)別にフレキシブルでいいわけです。北海道なんて見てご覧なさい。まだ釧路市長まで来ているぞと、留寿都もあるぞとか何とか言ってるわけですよ。あんな段階でそれでいいんですね。ですから別に形式的には、(候補地を)絞ったとか何とか言う必要はないんです。だけど実質を考えると、ありとあらゆる人に全部聞いてみても、マリーナシティ以外は興味はないんです。仕方ないじゃないかということになっているんですが、それでも「県庁は邪魔をしてる」とか「ウソ言え」とか、なぜか言う人がいるんで、それでちゃんと逆櫓(さかろ)を付けているわけです。それならRFIの時にでも出したらどうだいと、こういうことなんですね。だから、そういう何て言うか、配慮で敢えてそういうことを言っております。

    読売新聞 それでJGCの好感触というか人気抜群ということで、独自の運用についても好意的以上に受け止められたという中でIRシンポジウムがあります。ちょっと反対されるようなところであるとか、和歌山市長選の争点に掲げられようというような部分もあるかと思うんですけれども、そういう状況の中で、このシンポジウムでどういうふうな訴えをされていきたいと思っていますか。

    知事 だから、やっぱりまずカジノが出てくるでしょ。カジノ・賭け事は嫌だなあというのが出てくるわけですよ。カジノ・賭け事は嫌だなあというのが、本当にどのぐらい真実なのかというようなことをまず勉強してもらったらいいと思いますね。(シンポジウムでの話を)聞いてね。それでその次は、それがもう考えられないぐらい小さいということであれば、和歌山の発展の芽をみんなで考えようじゃないかと、私なんかはそう思っているわけです。和歌山は今のままでいいんだと言って失敗してきた悠久の歴史があるわけですね。もうこのままでいいんだ。高速道路なんていらない。和歌山県民自身が言ったんですよ。産業なんていうのは、あっという間に世界情勢が変わったら変わります。だから新しい経済の動きを捕まえないとどんどんと衰退していく。一方でそういう人に限って、衰退はけしからんとかなんか言っているわけですが、実際に衰退させた人は、自分たちだということを考えないといけないわけですね。ですから、そういう意味でどれぐらいの経済効果があって、和歌山の発展のために本当に役に立つかどうか、インチキじゃないかどうか、そういうことをいろいろ考え、自分の目で確かめたらいいんじゃないかというふうに思うんです。だから情報はどんどんオープンにして、万機公論にしていきながら作っていけばいい。まだ(区域選定まで)2年もありますからね。そういうふうに思っています。

    読売新聞 その中でカジノは外国人専用。前も伺いましたけれども、(和歌山市の)尾花市長さんはやっぱりちょっと厳しい立場であると。知事は市長との立場の違いということも言われていたかと思うんですけれども、市長と何かこれでお話をされたとか、調整しようという流れになっているとか、そういうようなことはございますでしょうか。

    知事 市長さんとは毎回のように会話をしていて、それで別に侃々諤々これで議論しているわけじゃありません。ニヤッと笑って、「まあ、そうだよね」とかなんか言っているわけです。市長さんとの関係でいうと、和歌山市がすることは、実は法律上、何一つないんです。だけど和歌山市は考えないといけないことはたくさんある。その1つ目は、これが和歌山市の発展になるかどうかということを考えないといけない。その2つ目は、和歌山市民がひどい目にあうかどうかというようなことは考えないといけない。この2つだと思うんですね。その2つとも実際に、今、基本構想は我々が構想しているだけだから、現実に提案という形で出来上がってしまわないと、市長さんとしては本当に確信のあることは言えないでしょ。だから市長さんとしては、一番お気持ちを言っているんじゃないかと思うんです。特に心配の方はね。あの人まじめだから、いけいけどんどんで何でもちゃらちゃらと言うんじゃなくて、まじめな方の、心配の方を言いますよね。ですから、和歌山市民の安全がちゃんと守られるかどうかは、私は無責任に放棄するわけにはいかないと言っているんじゃないですか。だから2年後にちゃんと、「ほら大丈夫でしょう」と言えば分かってくれるんではないかと思うけど、慌てて分かってもらわなくてもよろしいということです。実物もないのに分かれというのは、何か威圧的でつまらんことです。

    NHK 南紀白浜空港の件ですが、知事がどこまでお聞きしているのかはあれなんですが、今回のこの選定の上で、評価されたポイントとあと今後さらに改善していかなければいけないポイントあれば教えてください。

    知事 まず(配付資料の)後ろの参考の中に配点とか何とかありますよね。 これで特に二次審査のところを見ていただきますと、1ページ目の中心で、どんなにいいことがあるんですかということを書いてありますよね。それで採点していますよね。それから2ページ目から3ページ目にかけて、本当にできるのということは審査していますね。絵空事ではありませんかということを審査していますね。この2つがポイントだと思いますよ。
    だから、我々はちゃんと運用してもらわないといけないけれども、空港が栄えてもらわないといけないですよね。しょぼしょぼと運用されて、今よりも機能が落ちて、「私は何人かの人がそこでしょぼしょぼと給料をいただいていますが」、「そのお金をいただくことにしました」なんてことは冗談じゃないですよね。今より機能が上がって、その上がったことがちゃんとできるということが大事。だから、それは一応審査員の今の時点では、いいのではないかということになったということでしょうね。
    それからまだ残された問題というのは、幾つかあると思うんです。審査委員会からの報告書の中にいろいろ書いてありますが、そこに書いてある4つの点については、やっぱりこれからですね。基本協定は、もう1回意向を確認して結んでしまうわけですけれども、協定締結に至るまで、それはゴリゴリと詰めないといけないと思います。審査委員会からの意向を受けて、それを忠実に説明責任を持って果たしうるように交渉するということです。

    NHK これは1ページ目の機材大型化とか、新規路線就航とか具体的にどれくらいの大きさとか、どこの場所とかというところまでは決まっていない。

    知事 私は知りません。審査委員会のヒアリングとか、彼らとの間でそういう議論が出ているかもしれませんが、私は聞いていません。

    NHK 二次審査がこれで終わったということで、いつも抱負ばかりで申し訳ありませんが、今後の抱負をお願いします。

    知事 まだ最終的にちゃんと協定が結べるかどうかというところで、まだまだ、どんでん返しといったらおかしいんだけど、そういうリスクはあるわけです。だから、そこは今ここまで来たからと言って、ないがしろにするわけにいかないんできっちりします。上手くいかなかったら、なぜ上手くいかなかったかということもちゃんと説明できるようにします。その上で、少なくともこういう専門家が見て、今よりははるかに良くなるんじゃないかというふうに思ってくださったわけです。ですから、このコンセッションによって、白浜空港が今以上の機能を果たす、果たしうるんじゃないか、そういう期待が持ててきましたよね。だからいいことだと思います。

    読売新聞 これで(民間活力導入の)実現の可能性があるであろうとかいろいろあると思うんですが、具体的にどんなことをしたら、例えば、この10年後に25万人になりますというのは、具体の提案というのは受けているけれども、まだ公表できないという段階なんですか。

    知事 そうでしょうね。そうだと思うんですけど、ここに書いてあるようなことは、何となくそうだよね。例えば、収支安定を図りつつ確実にと言ったら、本当にできるんですかとギリギリしないといけない。そんなことをこれからゴリゴリと詰めて、それで県民の皆さんにちゃんと発表できるような形で協定を作るということでしょうかね。

    読売新聞 具体的な構想というのは、実際いつ出てくるんですか。5月下旬なのか7月上旬なのか。

    知事 事業者から二次審査のときに提案がありますよね。私なんかは、それをパーンと発表してしまったらいいんじゃないかというふうに思っているんだけど、港湾空港振興課長によりますと、発表していいという前提で出してもらっていないので、発表していいですかと言って、ちゃんと確認をしないといけないということなんで、これから大いに確認をしてもらって、それで出来れば、私の希望を言えば基本協定の時には、そういうものは別途出してもらっておりますということは言えるようにした方がいいと思いますね。そのように努力してもらいます。

    読売新聞 この運営の経費なんですが、24.5億円と言ったら今よりは2割ほどは下がるということなんですね。

    知事 そうですね。10年間でですけどね。

    読売新聞 知事は具体的な中身はご存じなんですか。

    知事 二次審査報告書も実は見てません。港湾空港振興課長から簡単には教えてもらっています。ギリギリは見ていません。

    読売新聞 その中身は言えないと思うんですが、例えば、人数が増えるとか、経費が安くなるとか。

    知事 今、ここに書いてあるようなことぐらいしか、実はあまり聞いていないので、それ以上の説明能力はありません。コンセッションですからね。あとはそういうふうに言って、それでその通りしてもらうということを前提にして、我々もお金を渡したりもらったりするし、それで責任を果たせなかったら損してもらうということですよね。だから、そんなに直営事業じゃないので、ゴリゴリと勉強する必要はないかなというふうに思っていたんだけど、知りたい気持ちはありますよ。

    紀伊民報 今のコンセッションの話なんですが、コンセッションすることによって、今以上の機能を果たしうるということを期待されているということですけれども、もう少し具体的にどういった期待ができるのでしょうか。

    知事 今以上というと、いつも言っているように2つの意味があって、1つは、たくさんの客を連れてきてもらうということを期待しますよね。それからもう1つは、今、補助金を出している。それより安くなるといいなあというふうに思っているわけです。出来ればもらえる方がいいんだけど、ちょっと無理でした。あげるという提案もなかった。

    紀伊民報 その公共負担額なんですが、年間3億円の赤字に比べるとやや減るということなんですが、この額についてはどういうふうにお考えですか。

    知事 これは競争ですからね。我々は今より少なければ、やらないよりはやるほうがいいと思っているんだけど、競争的にそういうふうにしかならないと言われたら、ああそうと言うしかない。もっと欲しかったけど、もっと低くなったらよかったと思うけどね。

    紀伊民報 今回、二次審査に2社中1社が辞退された理由なんかについてはお聞きしていますか。

    知事 それは聞いていません。よかったら港湾空港振興課長に後で聞いてください。言うかどうかはわかりませんけど。両方とも前も言いましたが、私は出してくれと言って、とにかく頼んだ相手なので、気をつけたのはフェアプレーをしないといけない。そういうことはずっと気をつけてました。例えば、出してくれと言って、実は出来芝居で裏切られたとかね、そんなことになったら友情関係も響くから、そんな事はないはずですよ。「今後とも残念でしたが、また仲良くしてくださいね」と向こうの方には言います。

    紀伊民報 今回のコンソーシアムの経営共創基盤なんですが、企業の再生ということでいろいろ手掛けられていると思うんですけれども、その辺に何か期待されることはありますか。

    知事 別に白浜空港は、つぶれかけた企業ではないんですよね。また違うんだよね。だから、今までの事業からして、その相似性で期待するというところはないんじゃないかな。だけど経営者の冨山さんという人は、有名なエコノミストですね。エコノミストというのは、だいたい商売をさせるとインチキな人、ちゃらんぽらんな人が多いわけです。だけど本人がちゃんと商売をしているもんね。そういう意味ではちゃんとしてくれるんではないかというふうに思っていますけどね。

    読売新聞 先般からちょっと報道でも出たんですけれども、和歌山市内中心部への大学誘致の話で、宝塚医療大学という名前も出てしまったようなところがあるんですが。

    知事 そうですね、立派な新聞の取材力が出ましたね。

    読売新聞 今、そういう市内の中心部への大学誘致については、知事はどのようにお考えなんでしょう。

    知事 来てくれるところがあったらどんどん来てもらいたい。ただ大学誘致のために和歌山県の助成というのはもう相場を決めていますから、それ以上のことをいって無理やりというようなことはしません。そういう条件のもとに、我々は誠心誠意来てもらうように努力したいとは思っているわけです。大歓迎です。

    読売新聞 宝塚医療大学というのはかなり有力な候補でしょうか。

    知事 そうですよ。今まで我々に接触してきている大学で、大学という観点からのこの領域では、これしかありません。もっと言うと、もう他の領域も含めて、今のところこれしかありません。もっとあったら言うんだけどね。ただ、いろいろ紆余曲折があって、そう簡単にいかないような気がするんでありますけどね。一時、無茶苦茶怒ってしまってね。そんなこともありました。

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