ようこそ知事室へ 知事記者会見 平成30年4月10日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成30年4月10日 知事記者会見

平成30年4月10日 記者会見室

飲酒運転根絶県民運動2018を展開 資料1(PDF形式 607キロバイト)

発表事項の第1は、飲酒運転根絶の県民運動2018というのを展開することにしました。それで背景は、交通事故とか死亡者とか和歌山県で、全国でもどんどん減っているんですが、残念ながらまた飲酒運転による死亡者が増えてきました。死亡者数のうち飲酒運転で亡くなった方、飲酒運転がらみで亡くなった方の比率が、また全国1位になってしまいまして、これはちょっと県民全体に気の緩みがあるというふうに思うわけです。ちょっと正確な年は忘れましたが、かつてそういう時がありまして、これはいかんということで、本当に県民運動を一生懸命しました。例えば、飲酒運転撲滅協力の家とか、そういうステッカーをいろんなところに貼って、私の家(公舎)にも貼ってありますが、そんなことまでして一生懸命に取り組んだところ、何と次の年は、(飲酒運転による死亡者が)ゼロになりました。よしよしと思っていたらだんだん増えてきて、これではいけないという状況がきましたので、もう1回県民運動、総県民覚醒運動をしようというふうに思っております。
中身については、ステッカーとかバッジとかたくさん作りまして、そこにあるデザインは、きいちゃんが怒っていて、きいちゃんの目がなんとなんと真っ赤になって「コラーッ」と言って怒っておると、こういうステッカーなどをたくさん貼る。特にどこかで一杯ひっかけた後、飲酒運転事故というのは結構多いんですよね。そういうところでは(アルコールを)出してはいけないことになっているんですけど、そういうところでも「私、運転しません。」と言って飲まれたら、ちょっと敵わんというところもあるんで「大丈夫ですか」と言って、いつも気にするような状況にしたいというふうに思っております。それから街頭啓発とか、あるいは皆さんにお願いをして、テレビとかメディアで時々そういうスポットを流してもらうとか、あるいはフォーラム、これはちょっと大きいフォーラムを考えておりますが、飲酒運転の犠牲者になった人とかそれを克服した人とか、そのような方々に来ていただいて、それで多くの関係者の人に話を聞いてもらうということもしたいと思っております。それから関係者、運動団体もたくさんあるんで、そういう関係者を集めた会議を開催するということもしていきたい。一番上に書いてありますけれども、こういうものをまとめて、若干法律事項がある可能性もあるので、必要だと思ったら条例を改正して、それで義務を課すというようなことも考えていかないと。そして、ここはまだはっきりとは決まっておりませんが、あわせて飲酒運転の根絶を徹底するための法制の研究を行うということで、今、県民局を中心にこれからしていくというふうに思っております。

和歌山県農水産物・加工食品の販売促進戦略
アクションプログラム2018 資料2(PDF形式 3,781キロバイト)

次は、農水産物の販売促進のアクションプログラムでございます。もうこれを始めてから10年以上になるんですが、なかなか立派なものを作れるようになりました。何も紙が立派だからいいわけじゃなくて、立派な内容がどんどん立派になっているということであります。それで初めは手取り足取りして、「ああしよう。こうしよう。」と私も言ってたんですが、だんだん新しい要素も加えて職員の諸君が考えてくれるようになりました。あるいは業界の人と相談してやっていこうということになってきましたね。そういう意味では、これは一生懸命やって、ちょっと芽が出始めたところもあるので、頑張ってやろうじゃないかということでございます。
こういう紙があって、これは目次を写しただけなんですが、目次を見ていただいてもどっちでもいいんですが、アテンションというのが書いてあるところがおもしろいんですけど、こういう特に和歌山県産については機能性で勝負できるようなものがあるので、それを売っていくぞというようなことをしようと。それからジビエですね。ジビエもいろんな全国のメディアに取り上げられたりして、ちょっとブームになってきて、ネットで受注がくるような、古座川なんかはそんな感じにもなってきました。あとは流通をもうちょっと考えないといけないようなところに来てるんじゃないかと思っております。
それから新たなジャンルへの販路開拓というのにアテンションが書いてありますが、これは従来は百貨店とか量販店とか、あるいは有力卸業者とか、そんな何とか食品とかいっぱいありますけど、そういうところを頼っていたわけですけれども、そういうところから少しこう離れて、こだわりの専門店というようなところも食品流通課の諸君が開発、開拓しつつありまして、そういうところにもちょっといいものを置いてもらうと、評判がバッと広がるというようなことになるんじゃないかなと思っており、特に加工品なんかは、そういう点は有力ということではないかと思います。
それから販路の開拓が2番目でありますけども、国内編では「わかやま産品商談会」は、毎年、大阪とか和歌山で開催していますし、それからプレミア和歌山の販売促進というのも力を入れていきたいというふうに思います。プレミア和歌山担当は商工観光労働部なんですけど、プレミア和歌山になったら知らんと、昔、言っていた食品流通課の諸君がいたが、最近はものすごく両者一体になって取り組むようになっています。それから「ヤフー・ショッピング ふるさと和歌山わいわい市場」。もともと和歌山県のホームページでショッピングをしていたんですけども、ヤフーの方に入れて、ヤフーの宣伝力というかネット力というか、そういうものに期待するように最近なっておりまして、これも力を入れますということです。
それから海外編は、果実の新たな市場開拓ということで、これは和歌山県の有力果実ですね。これはどうも検疫で邪魔をされていて、なかなかうまくいかなかったところもありました。そればかりではないんですが、最近は農水省も少しずつ力を入れてくれるようになりまして、和歌山県産が1番全国でシェアが高い柿で、アメリカとかオーストラリアにおいて、ついに検疫の穴があきました。そこでアメリカについてはもう既に、まだ1トンほどですが頑張って売ったというふうになっているんですけど、これをガーッと増やさないといけないし、オーストラリアについても増やさないといけないということで頑張っていきたいと思います。
それから(いちごの)「まりひめ」が実は香港、台湾で大ブレイクという可能性が出てきたんです。今年1月、香港にプロモーションに行ったんですが、そのときに食品業界の有力者がみんな集まってくださって、お土産にまりひめを持って行ったんですけど、大人気でもう興奮という感じでした。これはいけるということで、どこでいけるかというと、実は春節のプレゼントでいけるというふうに言うわけですね。直ちに発注するからこれと同じ品質のものを大量に送ってこいということでありましたが、そんなに急に言われたって生産が間に合わないということでうまくいきませんでした。今度は、始めから春節をターゲットにして、時期になったら香港にドンと送るとものすごく高く買ってくれる可能性があり、市場が一気に広がる可能性もあります。香港を経由したら次は中国ですからね。そういうことでおもしろいということであります。何でいいかというと赤いからですね。春節の色はやっぱり赤なんですね。みかんもいいんですけどね。オレンジ色もいいんですけど、そういう系統がいいんですね。
それから海外の展示商談会への出展も有力なところは大いにやっていきたいと思っています。試験研究機関との協働というのは、この間も発表しましたように、県の試験場、あるいはその他のところもあってもいいと思いますが、有力産品をどんどん売っていこうということであります。それから「商品力アップ」と「企業力アップ」を目指した支援ということで、百貨店の有力なバイヤーなんかにコーチをしてもらうというプロジェクトをずっとしておりますので、そういうことを今後もしていけばいいんじゃないかというふうに思います。中身に割と詳しく書いておりますから、皆さん見ていただいておもしろいと思ったら、食品流通課に行って取材していただいたらいいんじゃないでしょうか。

わかやま産品販路開拓アクションプログラム2018 資料3(PDF形式 12,401キロバイト)

その次は、非農業品のアクションプログラムであります。「わかやま産品販路開拓アクションプログラム」ということで、同じような形になっておりますが、これにはアテンションと書いてないんで、有力なところを申し上げますと、全体としてジェトロが和歌山に来てくれたんで、ジェトロのルートを通じた事業がだいぶ加わりました。例えば、3ページの上は、ジェトロ和歌山との共同出展ということで、ジェトロ自体が中国国際輸入博覧会というところにコミット(関与)しているんで、その中に和歌山県もドドドッと入れてもらおうというような企みですね。
それからその一つ前(2ページ)は、でっかい専門見本市への出展を目指すというか、狙い撃ちにするという戦略は変わっておりませんで、そこにあるようなところを集団で狙っていこうかというようなことを考えています。
それから同じく5ページには、そのものずばりで、ジェトロ和歌山貿易情報センターとの連携というようなことが書いてあります。
それから8ページは、皆さんのような立派なメディアにぜひ載せてもらおうということで、皆さんと相談をして観光プロモーションと伝統工芸のPRをしようとか、それから地場産業のPRとか、そんなようなことをいろいろこれから考えていきたいと思っております。
それからプレミア和歌山があります。かわいいことに最近は、ちゃんと農水産物もここへ載っておるということであります。
それから11ページは、商談会の開催。これは見本市に突撃をするというだけじゃなくて、今度は大企業などのたくさん購買力のある企業に来てもらって、そこでこれはいけるというようなことで、メーカーの方も集まってきて商談会をする、そんなコンセプトであります。それから首都圏には販路開拓の拠点を置いておりますので、これでも使ってくださいというようなことです。
それからあんまり大きくありませんが12ページの下、わかやま企業応援ナビのご案内ということで、これはものすごい有力かつ引きやすいカタログになるんで、これはぜひ皆さん利用するようにしていただければありがたいなあというふうに思っております。そんなことをそれぞれ考えて、一生懸命今年はやるぞということで、これ半分ぐらいは自分に対するコミットですね。県庁がこんなんで頑張るぞというようなことを書いているということでございます。

「わかやま塾」塾生募集 資料4(PDF形式 104キロバイト)

その次は、わかやま塾の塾生を募集します。今年も6月ぐらいから始まって来年の2月ぐらいまで、第3水曜日にするということになります。一部、もともとの日程があるので、少し横にずらすということもありますが、そんなことになっております。
毎年のように知識編と心掛け編があって、知識編はビジネスをしていく上で、知識としてこういうことを知っておかないと、いろいろ足元をすくわれますよというようなこととか、あるいは物事を考える前提として、こういう世の中になっていますよというようなことを若い人たちに考えてもらう、知ってもらうということですね。心掛け編はこんな根性ですればいいんだ、あの人はこんなふうにして成功した、何てことを勉強するということであります。
心掛け編に和歌山県商工観光労働部長 山西毅治君が入っているというのが特徴でありまして、これは観光振興をこんなにやってきたぞといって、しゃべってくれと、こういうふうにしているわけであります。それで私も知識編で登場するはずだったんですが、意識して誰かが抜いたなという感じですけど、日本の政治、行政制度について、私がまたもう1回登場するということになっております。

産業用ロボット・Iot・AIの実証施設の整備 資料5(PDF形式 453キロバイト)

それから産業用ロボット・Iot・AIの実証施設ですね。これは工業技術センターにいくつかラボを作っているわけです。
そのラボの5つ目として、IPラボを作るぞということでございまして、これの完成は来年の3月末でちょっと予告編になりますが、今年度いっぱいでちゃんと作って、来年度から使っていただけるようになるということ。これはロボット・Iot・AIというような流行りの技術について、ここでいろいろ実証実験をしたり、習熟をしたり、いろんなことできますよというようなことで、和歌山の有力な企業に使っていただければいいんじゃないかということであります。

住宅耐震改修に定額補助を導入 資料6(PDF形式 1,034キロバイト)

その次は、住宅耐震改修に定額補助を導入ということであります。和歌山は地震が恐ろしいですね。南海トラフの地震が必ず来る。それからひょっとしたら、これも歴史的には必ず来るわけですけど、中央構造線の地震もあるかもしれない。したがって、地震に対する備えをしておかないと、家がグシャっと潰れて死んでしまったら、津波が怖いと言ってもその前に命がなくなっているというのは困るということですね。それは診断をちゃんとして、設計をして改修をしましょうと、こういうふうになっているんだけど、なかなか、和歌山県の利用度が悪い。戸別に訪問も最近はしているんですが、あわせて定額補助の制度も導入するということにしました。
制度は2つあって、今までの制度、現行の補助制度存置と書いてあるところで、この制度を使うこともできるし、新しい補助制度、つまり定額でお願いしますということですることもできます。定額補助については、ここにあるような66万6千円を、直すときはこの限度でお金を差し上げますというのが1つあるのに加えて、国の補助金として、工事費の40%を上限に補助金がいただけるわけです。したがって、こんなような形になりますよということもできます。この場合は、工事費はもちろん合計最大116万6千円より多いことが前提になっていて、自己負担額もちょっと入ります。しかし、100万円以下の工事でこのような計算をすると、実は自己負担額がゼロになる可能性もあるんですね。それは2枚目の紙に計算なんかも出ておりますからちょっとじっくり見ていただいて、自己負担額ゼロで100万円ぐらいの工事だったら家が直ると、直しておいてもらったらその人は助かると、死ななくて済むということになる。ぜひ和歌山の人たちもして欲しいというふうに我々は思って、いろいろ頭をしぼって、それでこういう制度を編み出して皆さんにPRすることにしました。

知事の韓国・中国訪問 資料7(PDF形式 44キロバイト)

その次は、もうすぐ韓国と中国を訪問いたします。実は、韓国は知事になってから行っておりません。これは何か変だなあと思っていたんですが、別に他意があった訳ではないんですけど、たまたま行っておりません。ただ、和歌山県自体は、韓国のマーケットというのは大変大事なものだというふうに思っているんで、我々の産品の輸出先としても、あるいは観光客の出発地としても大変有力なところではないかというふうに思います。またその逆もあってもいいというふうに思っているわけです。
そこでどこへ行くかというのは、まず、釜山に行きます。釜山の近くでもないんですけども、大邱(テグ)の鹿洞書院(ノクトンソウォン)というところがあって、達城(タルソン)の韓日友好館というところを訪問します。これ実は、「沙也可の里」といって、そこで祀られている朝鮮戦争の時代の英雄 金忠善(キム・チュンソン)さんという人がいるんですが、和歌山出身の韓国でいう名前の沙也可、あるいはこっちでいうとひょっとしたら雑賀孫一郎じゃないかというですね、これは神坂次郎さんの本によりますが、そういうふうに言われているわけです。彼ら自身もそう信じていて、我々は日本人の子孫だと、韓国の救国の士の子孫だと思われていて、和歌山に対してはいつも友好的で、時々来てくださったりしているんですが、こっちから行けていないので行って友情を深めてくるということであります。
それから光州にジョイツアーというのがあるんですが、これがチャーター便を送ってくれました。もっと送ってねというようなことをお礼かたがた言ってくるということです。それから光州で観光セミナーもしようというふうに思っております。
それからソウルへ行きまして、いろいろお世話になっている旅行社に行きます。ハナツアーというところに行こうと思っておりますが、その後、アシアナグループにも行って、それでその後、中国に行くということになっております。中国は、北京にまず行きまして、観光セミナーをいたします。和歌山に来てくださいというものですね。それから今度は、(在中国日本大使の)横井大使にお目にかかっていろいろ話をした後、山東省に行って友好を深めてくるということであります。山東省では山東航空にお訪ねして、関空に飛んで来ていただいたときに、私もちょっと運動した経緯もありますので、「最近うまくいっているんでありがとう。もっと飛ばしてね。」というようなことを言ってくる。それから済南市で観光セミナーを開きます。それから山東省長の龔正(キョウセイ)さんとお話をして、さらにいろいろ協力を深めましょうというようなこと言ってくるということでございます。ちょっと弾丸ツアーですけど、月曜日に出て土曜日に帰ってくるということでございます。

ラ・フェスタ・プリマベラ2018の開催 資料8(PDF形式 99キロバイト)

その次は話題事項で、「ラ・フェスタ・プリマベラ2018」という紙が皆さんに配られておりますが、クラシックカーが名古屋から京都まで、紀伊半島をぐるっと回って行くということで、堺正章さんみたいな有名な人なんかも、これに乗ってゆっくり走るというような感じなんですけど、そうゆうことで結構見ても楽しいので、いらっしゃいという話になっております。オープンカーが多いので天気がちょっと心配でありまして、この土日は、ぜひ天の神様も雨を降らさないで、いい天気でこれを見学できるようにして欲しいなあというふうに思っております。

和歌山県庁舎80周年記念見学会の開催 資料9(PDF形式 2,161キロバイト)

その次は、和歌山県庁舎80周年記念見学会をするということで、これは次の日曜日10時の部と11時の部ということで、へぇ~こんな写真が出てきたかというのが次についております。こんなような感じで登録有形文化財の現在のこの庁舎ができた。そのいわれみたいなことを専門家が説明をしてくれるということになっておりますので、私は行けないんですけど、皆さんぜひ行かれて勉強されたらいいんじゃないでしょうか。以上です。

記者発表資料

Q&A

産経新聞 発表項目のことからお伺いしたいんですけれども、この飲酒運転根絶県民運動の開始は11日、明日からの開始ということになりますか。

知事 今日からです。

産経新聞 全国ワースト1位というのはちょっと意外に思えたんですけれども、これは和歌山県は車の利用率が高いからなのかなというふうに思ったりするんですが。

知事 そうでもなくて、飲酒に起因する死亡者が6人なんですよ。全体が35人なんで、こっちは減ってきたが飲酒運転は6人もいてね。これは全国的に減っていますから、何と不名誉な1位になってしまった。6人は多いよね。それで、じわじわと増えている。これは良くないというんで、飲んだら乗らないというのは、やっぱりちゃんと徹底しないといけませんね。

産経新聞 住宅耐震改修の定額補助なんですけれども、この時期に発表されてるというのは、熊本地震の時期というのは関係あったりするんでしょうか。

知事 あんまりないですね。この制度を作ることができたことの1つは、国の予算ができた。国の政策と予算ができた、それから県の政策と予算ができたということで、今年度から始まるわけなんで、4月の初めからやるぞと言って、皆さんに考えてもらったらいいんじゃないかというそういう趣旨です。

産経新聞 今もお話があって前々から指摘されてますけれども、耐震補強の利用率が和歌山県は悪いと、知事はかねてからおっしゃっていて、先月ぐらいから和歌山県でも小規模な地震が起きていて、島根県では昨日震度5の地震が起きている。改めて県民にちょっと呼びかけたいことをお伺いできますか。

知事 やっぱり地震は、いつ起こるかわからんわけですよ。その1番大事なことは、地震でも天災でもすべて全部そうなんですが、命だけは守りたいと思いますね。私の立場から見てもそう思うし、皆さん自身のかけがえのない命ですね。実はそこの1番のリスクは、地震津波系でいうと家が潰れることが1番危ないんです。今、予想されることは、津波もそうなんですが、その前に家がグシャっと潰れて亡くなられる、あるいは亡くなっていないのにそこへ津波が来るというようなことになったら、家の中から這い出さないと、逃げるに逃げられないでしょ。だから、やっぱり家が潰れないというふうにしておくというのが1番の根本なんですよね。和歌山県も古いお家が多いんで、そういうお家はちゃんと耐震の診断をして改修をしておく。ものすごい豪華に改修するという手もあるんだけど、それはやっぱり全部公費では負担できないので、自己負担がものすごくかかるでしょう。だけど、そんなに格好よくでなければ、命が助かるような改修というのは自己負担はほとんどなし、あるいは今回のようにゼロ(自己負担なし)で出来るんですよね。だからぜひ命を助ける改修をやりましょうということでございます。

産経新聞 先週もちょっとお伺いしたんですが、IRに関して自民党・公明党が3カ所ということを決められて1週間が経ちましたけれども、その後、尾花市長と何か連絡を取り、相談をしたりとかしましたか。

知事 まあ、市役所はあんまり主役じゃないんで。法律でも政令市を除くと県でやんなさいということになっているから、県で全部被らないと仕方がありませんね。それで昨日もギャラクシーの社長さんが見えて、「熱心に考えています」と言っていました。そんな方々が続々と来ますから、本当はもっと数が多いと当選確実だったんですが、競争しないといけないということになるんで、ちょっと嫌だなあと思っているんですけど。競争があるから始めから逃げるというわけにもいかないので、かくなる上は甲子園と一緒で、智辯和歌山も準決勝に勝ってベスト2に入りましたね。そしたらOKですから、そんなことで頑張るしかないなあというふうに思ってます。

産経新聞 地方に、地方都市に不利とされる数が3カ所になりましたが。

知事 地方都市に不利とも必ずしも言えない。だから、熟度の低いものは落とされるということですね。その熟度の評価は相対評価になりますね。私は何でも相対評価というのは嫌いなんですよ。通信簿も成績が良ければみんな「5」にしてやれというふうに思うんですけど、クラスで「5」は3割ぐらいとか、何かそんなふうに決められるとよくできる子の中でまた優劣つけないといけない。まさにそうなりましたね。仕方がないんでね。それを前提にして頑張るしかないということです。

産経新聞 その「3」になって今もなおギャラクシーが来られたとおっしゃっていましたが、やっぱり和歌山に興味を持っている業者というのはやっぱり依然として多いですか。

知事 もちろんそうですよね。ずっと言ってるじゃないですか人気抜群だって。人気抜群なんだけど、評価をする人からは人気抜群なんで、「業界の人と和歌山県に任してくれたら絶対に良いものが出来るんですけどね」とずっと言ってるでしょ。だけど、それを判断して決めるというのが政府になって、しかも(認定する区域を)3つだけにするぞと言われたんで、変な判断をされたら困るなあというふうに思っておるということですね。

産経新聞 この件に関して最近、二階さんとかとご相談したりとか。

知事 しょっちゅうしていますよ。

産経新聞 どういう話をされているんですか。

知事 いやいや、その「(区域認定の上限数が)3カ所になって困りますけどね」と。「まあ、仕方がないから頑張りますよ」と言うしかないからね。

産経新聞 それは直接電話等で。

知事 しょっちゅうコミュニケーションはありとあらゆる方法で。別に二階先生だけではありませんよ。ありとあらゆる形でしておりますが、「3」は止めてもらえませんでした。

読売新聞 関連なんですが、外国人専用というのは対策が取られた場合、変わる可能性もあるというのが現状だと思うんですけど、和歌山市長は、まだそういう話はしていないですが、お二人で何か相談等ありますでしょうか。

知事 ありませんね。和歌山市長とそんなに相談しても仕方がないからね。それはありませんね。

読売新聞 意見が分かれた場合、何か手続きは。

知事 それは和歌山市長の考え方だから。別に法律的にはそんなに責任を押しつけなきゃいけないわけではない。だけど、もちろんそんな無視していいわけではない。責任をもって県でやらないといけないということですね。「和歌山市長が」とか何とか言って、私が逃げるわけにはいかない。和歌山市長は逃げてもいい。まあ、こんな感じでしょうかね。

読売新聞 別件なんですが、先週もちょっとあったと思うんですけれども、国立社会保障人口問題研究所の推計があって、5年前より2~3%だと思うんですが、将来、人口が減るのはちょっとマシになるというか抑えられたという結果だと思うんですが、何か分析されるということを先週おっしゃっていましたが。

知事 「何でこうなったかね」とか言っていろいろ聞いてみました。そうしたらやっぱり調査時点が5年ごとにズレていくわけですよ。そうすると、その前の5年間よりも少し相対的に和歌山県はマシになっているということが、例えば、合計特殊出生率がちょっと上がったとか、あるいは社会減がちょっと下がったとか、そのような状況になっているんで、前よりは少し推計値が良い数字になったという感じですね。だけど、別にそんなに劇的に変わったわけではないからね。

読売新聞 特にこういうのが効果があったのではないかとご自身でお考えのことはありますでしょうか。

知事 ありとあらゆることはその政策の効果であるとともに、状況の効果ですよね。だから、特にこれをしたからポンといくようなそういう単純な実験モデルじゃないでしょ、社会というのはね。だから、いろんなことをしてきて、それは複合効果として結果的にちょっと合計特殊出生率は前よりはマシになったなあとか、いろんな産業政策とかそういうこともしているから少しは効いたかなあとか、そんなことでしょう。全く無駄なことをして、逆方向へ走っていたわけではないということだけは分かるということですよね。

読売新聞 今度2060年にも70万人は維持したいというのが県の方向性だと思うんですが、まだ足りない段階ということで、まだ2045年段階で60万人台後半になるというのが今回の推計ですが。

知事 そうそう、それは当然ですよね。だって、今の話で言うと、2060年で前の計算だと52万5千人ですからね。今回の推計でちょっとマシになってもそれよりちょっと増えたくらいでしょ。自然推計がそうなんで、2045年にもうそうなるのは当たり前ですよね。これは計量経済学のモデルですからね。それをもってこうするぞという政策意図みたいな問題と、全然混同してはいけませんよね。ただ、そういうこととは別に70万人が容易であるかというと全然容易ではないので。いつも言ってるように、これはとんでもない苦労をしながら県民みんなで頑張らないとそうはなりませんよね。もう過去のすう勢というのは運命として我々にのしかかってるわけだからね。それを克服していかないといけないでしょ。だから、毎日毎日が勝負みたいなもんなんですね。

NHK すいません、話変わります。産業用ロボットの実証施設の整備についてなんですけれども、このIPラボの整備について、ここでの実証実験が県内企業とか、ひいてはその近畿2府4県で初めてということなので、他府県への広がりとかどういったような成果や影響を期待したいと思ってますか。

知事 そのロボットとかIoTとかAIとか、もっと言うとICTとかね。そんなものはすべての産業に共通に栄養になるものですよね。あるいはもっと言えば、ひょっとしたら発展の引き金になるようなものかもしれませんね。人がやれば取り残される可能性もあるし、自分がやると、今言ったように栄養になり発展の引き金になるわけです。ですから和歌山のいろんな産業がそういう点で、ちょっと工夫したら自分の経営がバーンと行くんじゃないかというふうに考えるということは、当然予想されますし期待されますね。その時に、じゃあそうであるけれども、いきなり例えばロボットの装置を、あるいは実験装置を自分で購入したり、あるいはそれを高額でレンタルしたり、そんなことをするとそれだけでコストがすごいかかるでしょ。だからやっぱり二の足を踏むということも多くなりますよね。そういう時に、こういうラボがあって、かなりレベルの高いことがここへ行くと出来るんだということであれば、大いに皆さん利用してくださるでしょ。だから、みんなが利用できるようなものとして設計しておりますので、どんどん利用していただいて、自らの企業力を高める実験みたいなことをしてもらったらいいと思うんですね。そんなことであります。

和歌山放送 飲酒運転根絶のことでちょっと戻るんですが、根絶徹底するための法制の研究とは、これは条例か何かを作るんでしょうか。

知事 そうですね。法制の検討というのを法律を作りますということは、残念ながら和歌山県は出来ないので、和歌山県が出来ることというと法制は条例ですね。

和歌山放送 例えば、その条例の中に盛り込むようなことですとか、あとタイムスケジュール的なものというのは。

知事 中身については、これから環境生活部長以下が鬼のように考えることになりますね。したがって、タイミングとしては次の2月定例会。だいたい県庁のサイクルは、2月定例会を目指して新政策とか予算とか詰めていきますもんね。だから、そういうことです。急に臨時議会に出してパパパッとするつもりは今のところありません。

和歌山放送 2019年度の施行を目指してということですか。

知事 そうですね。今のところはないけど、また状況が変わると(早く)するかもしれませんが、今のこの時点ではありません。

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