知事記者会見 平成30年11月26日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成30年11月26日 知事記者会見

平成30年11月26日 記者会見室

臨時会見

 一番初めに皆さんに一言言うのが慣例らしいので、一言言います。

 皆さん、本当にご支援いただきまして、ありがとうございました。選挙をやっておりますと、多くの地域でたくさんの方々が温かく出迎えてくださって、非常に勇気づけられるところがあった選挙でございました。また、大変多くのいろんな方々が応援してくださって、もう頭の下がる思いでございます。かくなる上は、4期目の仁坂県政を頑張ってやらないといけない。そのときに、この感激を忘れないようにして、ちゃんと県政で皆さんに恩返しをして、県民の暮らしを良くし、そして和歌山の発展を図るために頑張らないといけないというふうに思っています。特に、その際には多くの方々のご意見に耳を傾けて謙虚に、工夫もさらにしながら、これでいいというわけではないので、もっともっと良い県政にしたいというふうに思っております。

 以上です。

質問と回答

産経新聞:当選おめでとうございます。県内いろいろ回って、温かい言葉がということをおっしゃられていましたが、その一方で、なかなか普段は公務で行けないようなところも回られたと思うんですけれども、その選挙戦で回って、いろんな声が掛けられた部分と、回って改めてこう気づいた部分、それをまた県政に反映させていきたいというような部分があればお願いします。

知事:選挙ですから「ここをこうしてくれ、ああしてくれ」というような話をじっくり聞くような場はないんですよ。ですから「あなたを支持しています」とか、「頑張ってくださいね」というぐらいのところで、大体は終わるんですね。そういう気持ちが大変ひしひしと迫ってくるので、そういう人のためにも、別にそういうところで出会ってなくても投票してくださった方のためにも、消極的に支持してくださった方のためにも、相手候補に入れられた方のためにも、これは頑張らないといけないというふうに思うわけです。

 各地を回った印象というのは、細かいことは結構たくさんあるんです。私は、自分でいろんなことを訴えながらキョロキョロと見ていますから、この地域はちょっとこれまた発展しているなとか、意外と元気になってきているなとかね。そういう良い方もあるし、がけ崩れみたいな箇所は大分直ってきたなあとか、この川は大分直しているなあとかね。そういう話は、知っている話が多いんですが、気づかされるところもあって。これは今のプラスの方ですが。この町の再興はまだまだ先やなあとか、この道はまだ不便だなあとか、そんなことをまたいろいろ考えます。そういうことを克明に記憶に留めておきながら、さらに県政に生かしていくというのが私の仕事だと思います。

産経新聞:今回、投票率は前回より下がりました。それについて、いろいろな要因も考えられるんですが、一方で、前回と同じ顔ぶれの中で、相手方の得票数が前回より伸びています。それに対しての受け止めと、何が原因だったのかというところをお願いします。

知事:これは勝負にならんというような感じがあって、これは候補者としての私が言うことではないんですけど、そういう方々に投票に行ってもらわないといけないというのは、もの凄く大変だったと思います。でも多くの方々が声を掛けてくださって、「(投票に行かない。)それはいかんよ」というようなことも言ってくださった結果、今回の数字になっているんじゃないかと思います。

 それから相手側の候補の方が前回よりたくさん得票しているんですよ。これは畑中さんが、「今回の争点はカジノを作るか、作らさないかであります」と言って、だから作るなという人だけで1万人ぐらい増えたということではないかと僕は思いますね。それ以外はあんまりないものね。間違った争点というのはあるけど、正しいというか、別にそれは違うでしょうという話以外の争点はあんまりなかったですからね。だから同じことを2人とも言っていた。それを具体的に言っていたか、あるいは、それを知らないで目標として掲げていたかの違いでしょうね。だけどIRは明らかに、私は初めから「やります」と言っていたわけですから、「やるな」と言う人が1万人いたということでしょう。逆に言うと、残りの人は「やれとは言っていないけど、まあそれでいいんじゃないの」というふうに言ってくださったと思っていますけどね。そういう分析です。だからそういう意味では、畑中さんの作戦成功じゃないでしょうか。

紀伊民報:当選おめでとうございます。今の話に被るんですけれども、カジノを作るなと言う人が増えたと思うということなんですが、今後、どういうふうに。

知事:増えたというよりも現れた。顕在化したということ。

紀伊民報:そういう方もいらっしゃるということで、今後どういうふうに説明を尽くされていくのか。

知事:これは、いろんな層に分かれると思うんですよ。まず、とても心配。つまり、県民の生活が脅かされるんではないかという心配をしておられる人も随分いると思いますね。それは、もちろんほっとけば、何もしないでいきなり賭け事をバンバンしていいんだということにすれば、そういうリスク(ギャンブル等依存症や破産リスク)は絶対に起こりますよね。だからそのリスクを限りなくゼロにするようにきっちりとした政策をしないといけない。政府もそういうことを考えて、法律的な締めつけも厳しいし、世界中にないような厳しさですよね。それに和歌山県もずっと考えて、ちょっとここに穴が空いているなと思うようなところは、自分たちの工夫、それから、業者さんとの同意の下に対策を講じようとしているので、穴は完全に塞がったと思っているんです。そういう意味では、そういうことをちゃんと説明をして、分かってくれる人がいるかもしれないというのが1つです。

 ただ、そういうことをずっと言ってきた時も、そんなことを言っても外国人は、今の規制の対象外になったりしていますから。暴力団の排除とかは当たり前ですけどね。個人としての救済は、外国人旅行者に対しては、今のようなことは適応されないので、したがって、外国人が破産してもいいのかという議論がある。しかし、(主要国の中で言えば)日本とブラジル以外は、みんなカジノがあって、それで日本みたいに厳しいところはないんだから、その破産しそうな人は他所に行くに決まっていますよね。だから、他所に行って「反対」とか言って、国連でもやりますかという感じだから、ちょっと違うんじゃないかというふうに思いますね。

 もう1つは、そもそも賭け事は嫌いだ。特に、賭けの負け金でもって、地域振興をするのはけしからんとか何かいうのもありますね。だけどちょっと待ってよと。暮れの有馬記念は、皆でマスコミも含めてワーワー煽って、あれも負け金が25パーセントぐらい必ずあるわけですよ。そうでないと運用できないから、どうしてくれるのよという感じもするし、宝くじだって、それは良いことでしょうと皆さん言われているんだけど、あれの配当金も25パーセントぐらいあるんですかね。30パーセントぐらいあるかな(平成28年度の総務省のデータでは46.8パーセント)。それでもって、いろいろ役に立つようなことをしているわけで、カジノの場合も、そのカジノの要するに収入、すなわち収支差で言えば負け金になるんですけど、その負け金でもって、他のところのIRの場合は、他施設の利用料なんかをうんと安くして、たくさんの人を集めてきて、またそのカジノにも来てもらおうという戦略なんですよね。だから、そういう意味では和歌山に多くの投資が起こる元になるし、大観光産業ができるということですよね。それから、その収益のかなりの部分は、税金と地方への納付金で、政府側が召し上げるわけですね。それでもって、国民・県民の幸せのために使えるわけだから、そこまで言いますかという感じはあるでしょ。だから、私は本質的な問題はやっぱり依存症を出さないというところだと思うんですけどね。それでもう反論できなくなったら、次は、賭けはけしからんという話になるんだけど、そこまで言わないでくださいよ。今度は競馬の時も言ってくださいよとか、宝くじは反対だと言って、宝くじ売り場の前でワーワー言いますかと、論理的に言えばそういうことなんですね。そういうことをその方々には説明しないといけない。

 最後に、そんなことを言うけど反対の人もいるでしょう。反対の人もいて、何となく何か嫌だなあと、何か好き嫌いで言うと嫌いですよと、何であんなの一生懸命にやるんですかと、もっとみんなが好きなことをやったらいいんじゃないですかという話があって、これは結構あると思いますよ。カジノ反対という人のほとんどは、そういうものは嫌いだから、できたら止めてもらいたいなというふうに思っている人だと思います。反対の人はね。

 だけど、そういうことを言っていると、投資機会というのがそれだけなくなるわけですね。それから県民の繁栄のためにはマイナスになるというか、要するにチャンスを失うわけです。そういう人が一方で多分、もう紀伊民報さんは絶対に言うと思うんですが、人口が減ってどうしてくれるんだと言って、一方ではワーワー言うわけです。ワーワー言うためには、やっぱり投資機会は逃がさないようにしないといけないということも、もうこれでいいという人たちに対しては、説明していかないといけない。

 この3段階ですかね。その1、依存症を心配している人。その2、とにかく絶対に反対したい人。その3、やっぱりそうはいっても別なやり方でというか、そんな嫌いなものは止めておいてもらいたいなあと思っているような人。何か気持ち悪くて嫌だなと思う人。できればない方がいいなと思うような人もいるでしょうね。だけど、それぞれ台詞は違うというか、言わないといけないことは、みんな根っこは一緒だけど、ちゃんと説明しないといけないでしょうね。そういうことです。

 それから、(畑中さんの得票数が)1万人増えたということは、やっぱり今まさに、紀伊民報さんが質問してくださったように、常にそういう議論を呼ぶ材料にはなるんですよ。だから、片やおろそかに政策を進めて、選挙で勝ったんだから、さっき私がものすごい工夫をしてやっているんですよと、大丈夫ですからということを言ったけども、そんなのもういい加減に50パーセントくらいの力で適当にやったらいいでしょうということではないですよね。だから心配の方、批判の方、そういう方がいるということを前提にして、やっぱり謙虚にかつ丁寧に仕事を進めていかないといけないということでしょうね。紀伊民報さんの批判とか産経新聞さんの批判とか、常に意識をしてやっていきたいと思います。

紀伊民報:今のと、ちょっと被るところもあるんですけれども、4期目に入るということで多選のリスクなんかもあると思うんですが、知事も以前、そういうリスクはないとは言えないということをおっしゃっていたと思うんですが、これをどういうふうに気をつけていこうとお考えですか。

知事:多選のリスクは絶対にあります。それは気の緩みというのがあるし、それからカルロス・ゴーンさんの例みたいに、あれは気の緩みというよりも何て言うのかな、安心をした結果、自分の利益を図るようなところにいったということですよね。それから、自分の利益だけじゃなくても、例えば、利権的な構造がだんだんまた復活してくるというようなこともいけませんよね。だから常に注意をしていないといけないし、そして自分も情熱と、それから反省ですよね。日々の反省を加えながら、日々の工夫をしてやっていかないといけないと思うんですね。1回目は、別にその心してやらなくても全部が新しいわけですから頑張ってやるんですけど、2回目、3回目、4回目になったときに、惰性になって流れるということがないように、今度はその分だけ私の方で意識をして、注意してやっていかないといけないということが加わりますね。冗談っぽく言えば、最近、仁坂さんは「何でもいいよ」とか言って、あんまり職員にも怒らなくなって、何かニコニコおやじになって、「どうぞご勝手に」ばかり言っているというような話になったときが、むしろ危ないかもしれませんね。だから時々「それはあかんやないか」と言って、ワーワー言っているという方が、むしろ健全かもしれないと思います。そういうときは、実は段々と少なくなってきているんですけどね。ものすごい(職員の)能力が高まっているから、感動すべきようなことをしてくれるんでね。だけど、どうぞご自由に、もうどうでもいいわというような感じが出てきているなあ、何か神様みたいになっているなあと思ったら、それはむしろ危険な兆候かもしれませんね。

紀伊民報:話は変わるんですけれども、万博開催地が大阪に決まったということで、近隣県ということなので波及効果もあると思うんですが、どういうふうに対応していかれるんでしょうか。

知事:誰かが計算をすればものすごくあると思います。特に、万博を和歌山でもやってよとか、そんなことを私はあまり言うつもりはありません。というのは、集中して、あそこでみんな集まってきてやったらいいんじゃないかと思います。だけど、万博を例えば、遠くから見に来る外国の方々を考える。あるいは、例えば、北海道から万博に行こうかと思って関西に来られる人のことを考える。そうすると毎日万博に行きますかと言ったらそんなことはないんですよね。これはカジノというかIRも一緒なんですけど、IRに来た人がIRの中だけで毎日耽溺(たんでき)しているということはあり得ないですよね、特に遠くから来た人は。そこの楽しいことを味わいに街にも出てくるし、近隣の観光地にも行くということになるでしょ。万博も同じで、そこに人が集まったら、いろんな楽しみをついでにやろうとみんな思いますよね。自分の心に聞いてみて、どっかに行ったときはそうしますよね。したがって、和歌山には、大阪とはまた違った魅力のある、ものすごく違った魅力のあるところなので、これはものすごくいいことだというふうに思います。観光が第一ですよね。それから、あとは通常の波及効果ということで、例えば、大阪でいろんな資材を調達するということになって、経済が沸いてくれば、和歌山の経済はその中にビルトインされて、大阪から遠い地域よりも和歌山の経済の方が、より影響を受けてプラスになるということは当たり前ですよね。そういうことで、良いことばっかりというふうに思います。

読売新聞:万博の関連なんですけれども、サテライトの場所で開催するというような話もあるんですが、それには特に名乗りをあげないということか。

知事:何か頼まれたら、別に是々非々で考えたらいいんですけど、別に大阪万博というんだから、「和歌山で開催しないと承知しないぞ」とか何か言うつもりは全くなくて、頑張ってやってもらったらいいんじゃないかと思いますよ。自然に大阪が元気になってくれたらそれでいいんだから。和歌山に必ずいい影響は及びますよ。それから、「万博のパビリオン1個を和歌山に作れ」とか、そんなことを言う必要はないと私は思いますけどね。そういうことをやりたい人もいると思うけど。

読売新聞:それと最初の方で、畑中さんに投票した人以外で言うならば、投票に行かなかったという人は、これを消極的支持という意味でいいんですか。

知事:それは、あんまり私が言うとちょっと不遜になるかもしれないけど、少なくとも畑中さんがあれだけワイワイ言っていて、あの県政の暴走を止めるためには私に投票しろと言っていたんだから、だから畑中さんに投票しなかった人というのは、それでいいですかねということになりますよね。結果的にはということぐらいです。別に積極的に投票に行かないけど、仁坂さん支持よ、えらいえらいと言ってくださった人ばっかりとは思いませんね。私も4回選挙をやったでしょう。1回目の選挙のとき、投票率はすごく悪かったんですよ。あのときの選挙戦のときの雰囲気と今回とでずいぶん違うんです。1回目は仁坂さんに入れてあげるけど、すなわち相手は共産党の候補しかいないから入れてあげるけど、だけど嫌だなあと、また霞ヶ関の役人が来たというふうにかなりの人が思っていましたね。だからどちらかというと、二者択一の消極的相対論で投票してくださったので、あんな人はやっぱり嫌だなあというのは、ものすごくたくさんあったんじゃないか。それが投票率の低かった原因じゃないかと私は思います。2回目、3回目、4回目は、どちらかというとプラスの評価の方が高かったと思うので、大いにあちこちで歓迎されたので、それは見ていたらわかります。そういう意味で1回目と2、3、4回目は違うなというふうに思います。もう1回重ねて言いますと、畑中さんに入れなかった人は、すべて積極的に仁坂さんを指示していて、無条件にいいですよと言ってくださっているとは思いませんけど、少なくとも反対で止めないといけないというふうに思ったわけじゃないから、それじゃあ自信を持って皆さんの幸せのために頑張りますと、そういうことですよね。

読売新聞:ちょっと別件で、選挙期間中なんですが、有田振興局の方が懲戒免職となった。この他、教育委員会でも教員2人が免職になりました。このことについてどう思われますか。

知事:ちょっとそういう意味では、いろいろ原因は違うんですけど、引き締めをしないといけないなあと思うところがある中で、選挙戦になりましたね。

有田振興局の場合は、どちらかと言うと背景には、仕事が忙しかったかなというのもあるんです。だけど、それはだからといって不正をしていいというわけでもないので、そういうときは難しいので、助けてくれという話をもっとみんなでしようという話は、常に言っているんだけど、それが彼のプライドとかがあって、耳に届かなかったということはあるでしょうね。不正の方に走ってしまった。それはとてもいけないことだ。だけど、忙し過ぎて身体が持たないというようなときは、やっぱりちょっと配慮しないといけないので、それは管理職のトップとして、私が常に考えないといけないことだと思います。

 それからもう1つ、警察とか教育委員会で、何て言うのか破廉恥罪(はれんちざい)ですよね。そういうのが出始めているというのは、これはとてもいけないことですから、何であんな破廉恥罪みたいなことが起こり得るのかということも含めて、ちゃんとよく考えて、それで原因があったらそれを是正して、何とかしないといけないと思います。

読売新聞:教員の関係なんですが、同じ日に酒気帯び運転をした人が停職6カ月の処分になっていて、こちらの名前は出ているんですけど、教員の方は2人とも匿名で発表されていまして、免職になった2人のうち1人については、被害者が自分の勤務先であった。もう1人については、県外の子供が被害者だったという話なんですが、それは子供を守るために発表しないというような説明で、これちょっと掲載後、読者からも教員はなぜ守られるのかという意見が結構ありまして。

知事:多分、読売新聞さんが言われることも1つの理屈であって、私なんかは、それは全部発表してしまったらいいと思います。だけど、今の理屈を聞いて何でだろうと思ったんだけど、被害者が特定されるという場合は、やっぱりそんなに機械的に対処しない方がいいんじゃないかという教育的配慮があったんじゃないかと思いますね。それについては、あくまでも一般論ですけど、そういうこともあり得るなあというふうには思います。

読売新聞:1人は、その自校の生徒だからわかるんですが、もう1人は、県外の学校の子供ということなので、それをどうやって特定できるのかというところです。

知事:なるほどね。読売新聞さんの言うのは、理論的には正しいかもしれませんね。何でとか言って、聞いておきます。基本的に私は、例えば、懲戒免職のような人、告発した人、これはちゃんと名前も明らかにして、皆さんには情報提供すべきだと思っています。皆さんの方で、情報提供はしたんだけど、名前は書いていないなあと思うようなときもたくさんあります。それは各社の良識と配慮でいろいろされるんでしょう。それは皆さんの都合なので、私はたくさん隠さないでどんどん言ってしまえというふうに思うんだけど、その生徒の配慮とか何かあったんでしょう。読売新聞さんの言われることを何でと言って、よく聞いておきます。

朝日新聞:当選おめでとうございます。選挙のお話に戻るんですが、4期目の抱負を具体的に改めてお願いしたい。

知事:これからどういう県政をしないといけないのかということでありますけれども、第1には、やりかけの仕事がたくさんある。それは、例えば、インフラが大分できてきたとは言っても未だ完成していないところがいっぱいあって、それが完成して初めて効果は出るわけですから、そういうところはちゃんと完成させていく。それから、防災なんかもそうですね。これはもうちょっと時間かかるような話が多いんですけど、着実にやっていかないと、いつ災害が起こるかわからないというようなこともありますね。それから、公的固定資本形成的な話でないような話でも、例えば、女性活躍企業同盟を作ったけど、今回選挙に行って、いろんな企業に行って選挙活動をさせてもらったりすることがあったけど、調べてみたらこんな立派な企業が入っていないのかというのがあるわけですよ。そこにも女性の方がたくさんいらっしゃる。そうすると、皆さん幸せそうな顔をしておられたからいいのかもしれないけど、やっぱりいい話はどんどんと広げていかないとダメでしょ。それから、健康長寿なんかもまだまだ始まったばっかりだし、いろいろと完成というのはいつかわからないけど、とにかくもっと充実するために頑張っていかないといけない話がたくさんありますね。それを頑張りましょうというのが、第1だと思います。

 それから、第2は、そうは言っても大分いろんな制度ができてきた、産業政策の制度なんかもいっぱいできましたから、この制度のもとに、さあこれから頑張りましょうというところを民間の方を鼓舞しながら、県庁も走り回って、それで和歌山を元気にする成果は出していかないといけませんね。子育てだって、もっと数字がよくなってきて欲しいですよね。そういうことを県庁だけで制度的にできれば勝手にできるでしょという話じゃなくて、みんなでやりましょうという話を全体で頑張らないといけないというのがあると思いますね。それからその中には、これは今、和歌山県にないようなものもあるから、例えば、IRはそうですし、ロケットなんかもそうですね。IT産業も企業誘致をしないとなかなかこっちだけでは育たない。普通の企業誘致、そういうものももっと頑張りたいし、観光に関しては、ホテルをもっと作っておかないと、これ以上たくさんの人が泊まってくれないというようなこともありますね。そういう新しい投資案件にも果敢に挑戦していかないといけないと思いますね。

 それから、安心安全の充実というのは、やりかけの仕事に分類されるかもしれないけど、これからも新しいことも含めて、どんどんやっていきたい。それが人々の心の幸せなんかに繋がると思うから、それは鵜の目鷹の目でもってやることはないかというのを充実していきたいと思いますね。

 最後に、いろいろ楽しいことが目白押しなんですよ。楽しいけど準備するのは苦しいけどね。ねんりんピックとかワールドマスターズゲームズ、国民文化祭、高等学校総合文化祭、障害者芸術・文化祭、何かたくさんのプロジェクトがどんどんあるので、そういうものに目指して力を合わせて、また和歌山の声望を高めましょうというのもありますね。その4つぐらいでしょうか。

朝日新聞:選挙のことで、ちょっと関係はないんですが、今回、新宮市選挙管理委員会の方で集計のミスがあって時間がかかった。1回ミスがあってから、それを訂正するまでにちょっと時間がかかりまして、こちらの作業としてはすごく苦労したところがあるんですけれども、新宮市の選管のミスですが、そういうミスが県内で起きてしまったことについては、どうお考えでしょうか。

知事:誠に困ったことだと思いますが、それを私がどうこうしてはいけませんね。県選挙管理委員会の事務局長がいるので、県の選管に言ってください。独立機関ですから、私が「こら」とか何か言ってはいけませんね。

読売新聞:全く別件ですけど、関西広域連合の方で、先日、(兵庫県知事の)井戸さんが再び広域連合長に選出されたということで、今、副連合長をされていると思うんですけど、それ(副連合長)は、今度、仁坂さんが当選されてから決めたいというようなことを井戸さんはおっしゃっていたと思うんですけど、それはどうなりそうでしょうか。

知事:私は、別になりたいと言っているわけじゃなくて、私自身の関西広域連合の世界図みたいなものを申し上げると、やっぱり連合長は、ちょっと人口の多いところの方がなったらいいんじゃないかと思いますね。その中で声望のある人がなったらいい。それから副連合長は、それに対してちょっと人口の少ないところの方の人がなったらいいんじゃないか、そんなふうに私はちょっと自分の美意識的には思っている。だから、私がやってきたというのも自分の考えの望ましいやり方にぴったりだったんですけども、別に和歌山県がやらなくてもいいんじゃないかと思いますから、井戸さんにそれはお任せして、例えば、人口の少ないところで他の県を挙げてはいけないけど、奈良県はちょっと部分参加だから難しいかもしれませんので、例えば、滋賀県とかはあり得るんじゃないかと思いますけどね。井戸さんがどう判断されるかによります。別に私じゃなくてもいいですよという意向だけは、伝えてあります。

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