知事記者会見 平成30年10月30日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成30年10月30日 知事記者会見

平成30年10月30日 記者会見室

平成30年度わがまち元気プロジェクトの第1弾が決定しました

資料1(PDF形式 270キロバイト)

 それでは記者会見をさせていただきます。

 まず第1に、平成30年度のわがまち元気プロジェクトの第1弾が決定をいたしました。お手元の資料にございますように、濱口梧陵さんにちなんで、梧陵さんと広川町の魅力再発見プロジェクトというのをさせていただきます。これはまさに「世界津波の日」高校生サミットが明日から開かれるんですが、今、(参加高校生は)エクスカーションにあちこち勉強に行っていますね。再来年は、濱口梧陵さんがお生まれになってから200年という記念の年になりますし、それから今年は、広川町で『「百世の安堵(あんど)」~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産~』が日本遺産に認定されましたけれども、そういう大きな流れの中で、広川町でこのようなきっかけを大事にして、もうちょっと地域おこしをしてみようというプロジェクトが進んでおりまして、それがこれです。具体的には、発信力をより高めるといういろんな工夫をするというのがありますし、それから例えば、お越しになった方々に、お土産とか記念品、あるいはお食事、そういうのを楽しんでいただくような工夫を町ぐるみでやろうというのが、今回のプロジェクトの内容であります。それで資料(2枚目)の一番下に書いてあると思いますが、稲むらの火の館(の入館者数を)、今、3万人ぐらい年間来てくださっているんですが、これを4万人ぐらいにしましょうというのと、梧陵ブランドというのはまだありませんが、それを作っていこうと。それから物販とか飲食で売り上げを増やしていって、町の中を賑やかにしていこうと。こんなようなことを考えているということでございます。

 今回でわがまち元気プロジェクトは21番目になります。

乗馬クラブ クレイン大阪に「わかやま紀州館mini」1号店が オープンします

資料2(PDF形式 267キロバイト)

 それからその次は、乗馬クラブ クレイン大阪に「わかやま紀州館mini」の第1号店ができます。これは私の悲願でもあるんですが、わかやま紀州館というのは東京にあるんですね。東京の交通会館の地下にあって、なかなか流行っているんですが、そこを通る人しか来てくれない、あるいは本当に知っている人がわざわざ買いに来てくれるんですけど、そういうことで発信力はあんまり強くないと思うんです。かといって、ものすごいお金をかけて、どこか目抜き通りみたいなところにドカーンと大きい店を作っても、それはその部分を通る人にしか発信できないので、たくさんあるといいねという感じがあります。そこで、このわかやま紀州館miniスタイルを推奨してきて、中小企業団体中央会とか商工会連合会とかに、実験的なショップを東京駅とか日本橋で作ってもらったこともあるんですけれども、やっぱり国の補助金をもらったりしてやっているもんですから、永続性があまりないんですね。それで何とかならんかなあと思っていたら、このクレインという乗馬クラブが、小さいショップでありますけれども、クレインに次々とわかやま紀州館miniを作ってあげようというふうに、経営者の竹野さんが言ってくださって、今回、わかやま紀州館miniがオープンすることになりました。一番初めの日は、11月4日の日曜日の10時からオープンということになります。それで和歌山の産品を全部じゃないですが、なにがしかの産品をわかやま紀州館方式でお届けして、そこで売っていただくということになります。クレインは全国に35か所もありますから、全部かどうかわかりませんが、これからどんどんこのわかやま紀州館miniを、同じようなスタイルで増やしていってあげるというふうに言ってくださっていて、大変ありがたいことだというふうに思います。多分、乗馬クラブとしては日本一の規模で、ちゃんと経営をしておられて立派な乗馬クラブでございます。

ダノンジャパン(株)が県産「あんぽ柿」を使用したヨーグルトを新発売します

資料3(PDF形式 147キロバイト)

 それからその次は、ダノンジャパンが県産のあんぽ柿を使用してヨーグルトを発売してくれました。これ見本で、実は中身が入っていないんですけど、皆さんには中身の入っているものをお配りしていると思いますので、後で召し上がってください。あんぽ柿ですからちょっと濃厚な味で、それでヨーグルトと合っておいしいんじゃないかなというふうに思います。和歌山県産あんぽ柿のヨーグルトをダノンが作ってくれました。

「わかやまスマート農業セミナー」を開催します

資料4(PDF形式 241キロバイト)

 それから、話題事項ですが、わかやまスマート農業セミナーを開催いたします。これは県議会で議論があって、オランダが和歌山の農業のモデルになるんじゃないか。オランダは、海よりも低いところに農地があるような、そういうあまり変哲もないような小さい国でございますけれども、農業生産はすごくて、しかも輸出額がすごいんですね。多分、世界2位ですね。アメリカが1位で、その次にあんな小さな国なのに2位。どうなっているんだというようなことをみんな思うわけですけれども、その秘密を教えてもらって来ようということで、この農業を推進している、あるいはサポートしているオランダのワーヘニンゲン大学というのがありまして、そこに県庁の有為の若手職員を次々と送り込みました。それで勉強すべきことが多岐にわたるので、皆が同じことを勉強してきたわけじゃないんですが、それぞれテーマを決めて一所懸命勉強してきました。それがお手元の資料にある宮﨑君、林君、北村君であります。この3人からは、私は若干こんなことでしたという話は聞いたんですけれども、自分が聞いて、それで政策に生かすというだけでは広がりがあまりないので、やっぱり和歌山の農業者の方にも、すべて聞いてもらった方がいいというふうに思っておりまして、今回、こういうセミナーを開催するということであります。

 聞くところによると、いくつかのポイントがあると思うんですね。1つは、作物はものすごい選択と集中をしています。特定の作物にものすごく特化した農業をしていて、それで消費地はヨーロッパ全土、あるいは一部アメリカなんかも含めて、そういうところを狙って、わざと商業作物を生産している。選択と集中というのは大事ですね。だから、1個1個の農業規模が大きくなるんですね。それから2番目は、施設園芸がとても進んでいるということで、これも大きな経営だからやりやすいのかもしれないんだけど、ものすごく機械化・IT化、そんなものがどんどん進んで大規模に施設園芸をしている。3番目に農業者に対して、民間の機械メーカーとかシステムメーカーという方が、こういう農業の仕方をしたら生産性が上がりますよというような営業努力をどんどんしている。それで和歌山県でいうと、県の農業普及員の人なんかが、こんなんどうですかというようなことを言いに行ったりするし、JAが頑張ったりするんですが、民間の人がどんどん勧めにいっているというようなところは、なかなかのもんですなというふうに思うというのが3つ目。4つ目は、それに後継するような、あるいはそれを受容できるような経営体がなかなか進んでいて、農業者の経営能力がとても高い。単に作るだけで後は知らないということではなくて、どうやったら農業経営ができるかということをいつも考えているし、それからいろんな売り込みがあったらそろばんを弾いて、これを採用するかどうかというようなことを考えているような、そういう農業経営者がちゃんと育っているということですね。

 和歌山県としては、いきなり選択と集中で、例えば、トマトだけは日本全国全部席巻するぞというようなことまで一気にはできないわけですから、したがって、まねができるところからしようということで、我々は、今、施設園芸のスマート化みたいなのを狙っています。民間の人たちにも協力をしていただいて、それでやろうということになっておりまして、今回、調査発表と、それから専門家も入っていただいて議論をしてもらうということでございます。それからメーカーなどには協力を依頼して、こんなサポートができますよというようなことを、パネル展示をしてもらったり、いろいろしてもらっています。ちょっと新しい農業がここから始まるという気もしますので、皆さん是非取材に行ってあげてほしいなというふうに思います。

 以上です。

記者発表資料

資料1(PDF形式 270キロバイト)

資料2(PDF形式 267キロバイト)

資料3(PDF形式 147キロバイト)

資料4(PDF形式 241キロバイト)

質問と回答

NHK:広川町の関係なんですが、まさに(「世界津波の日」2018高校生)サミットが明日から開催で、防災をテーマに人を外から呼び込んでくると、そういう防災を一つのテーマに呼び込んでくるというところの広川町の今後の期待をお聞かせください。

知事:津波防災の聖地ですよね。「世界津波の日」というのは、まさに濱口梧陵さんの稲むらの火の故事にちなんで制定されたわけです。稲むらの火で人々を救うというだけじゃなくて、防災の3つぐらいの要素があるんですよね。1つは、人命救助で稲むらの火ですよね。それからすぐ堤防を作っているわけです。その堤防を作る前に、濱口梧陵さんは、(津波で)もう食料なんかがなくなってしまっているわけですから、自分の会社のお金、あるいは個人資産、そういうお金でもって村の人々に食料を提供したり、建設材料を提供したりしているわけです。だから早期復旧・復興というのが2つ目の要素ですよね。3つ目は、実は仕事がなくなってしまっているわけですよ。それから最終的に次のことも考えないといけない。だから2番目の最後のところとして、復興の仕事を与えるということも兼ねて、次の世代のための堤防を作ったわけですね。それが1946年の南海地震で津波が来るんですが、ちょっと小さかったということもあるけれども、ほとんど広川町の人たちは被害を受けていない。そんなことがすべて入った要素として、稲むらの火の故事というのがあると思うんです。それを今度は、別にここで自慢ばかりしていても仕方がないので、多くの人に知ってもらって、それで自分のところの防災に役立たせてもらうのが一番よろしいわけです。ついては、多くの人に来てもらったらいい。だけど、今のところ稲むらの火の館は、私は完璧だと思いますけど、稲むらの火の館へ来るのはちょっと寂しいなあとか、他に何かないのとか、いろんな議論があります。したがって、その稲むらの火の館を中心にしてまちづくり、あるいは元気になるためのいろいろなプロジェクトを合わせてやったら、もっと効果的に出来るんじゃないかというふうに思って、このわがまち元気プロジェクトも一つ加えるということですね。

NHK:もう1点は、有田振興局の(漁港施設整備事業の不適正支出に係る)職員の関係ですが、刑事告発の時期など新しく決まった点がありましたらお教えください。

知事:何日とは聞いていないですが、大体私は、この間の記者会見で言ってしまった感じですけど、それを文章にまとめたりして、詳細な調査結果と再発防止のための工夫とかそういうことも含めて、今週、何日かちょっとわからないが、今日は火曜日ですから金曜日までの間にどこかで発表するということにします。それは、今日の記者会見に間に合わなかったので、県土整備部長がすると言っていました。それから処分は、この間(10月22日の知事記者会見)の資料には告発をしますと。それで告発の結果を基にと書いてありましたね。ちょっと不正確で、別に告発の結果、不起訴になったら処分もなしとかそんなことはないので、やっぱり処分は処分でちゃんとしないといけないというふうに思っていますから、処分もその時点、ないしはちょっと後ぐらいでします。

産経新聞:定例会見の予定が来月はちょっと入っていなくて、選挙を迎えるという形になります。そういう形でいうと、一旦、知事定例会見はお休みという形になろうかと思うんですけれども、改めて今期、3期の4年間の振り返りとして、所感を一言お願いします。

知事:4年間で、前の時もそうなんですけど、段々と和歌山の発展の条件みたいなものが整ってきたなというふうには思いますね。端的に言うと、例えば、国体があった。その国体を目指して色んなものの準備をしてきたけど、次々とできてきましたね。例えば、高速道路にしてもしかりだし、府県間道路とか大きな都市計画道路、ネットワーク道路、そういうのは次々とできてきましたから、そういう意味でこれは発展の条件が整ってきたなという感じはします。まだ完全ではもちろんないです。だけど、その3期で実はできたわけじゃないんですよね。12年前から「それー」と言って、一部ずっこけた時もありましたけど。「コンクリートから人へ」でね。それ以後、めげずに頑張って、それでいろんな人に応援していただいて、ようやく国体の前にバタバタとヤマ場が来て、できたなあという感じがするわけです。その後も、今も続いていますからね。そういう一例はそれですが、その他のことも含めて一言で言うと、発展の条件がちょっと整ってきたんだけどなあというのが印象ですかね。出来事としては、やっぱり国体が大きかった。その後、複数の県で天皇杯を取れなかった、男女総合優勝ができなかったわけですが、昔ものすごく弱かった和歌山県が、頑張って東京を倒したというのもありましたね。それもその時に頑張ったんじゃなくて、これも今から考えると12年前から「よし、頑張るぞ」と言って、みんなで選手の強化をしたり、施設を整えたりしてきた結果ですよね。だから、段々とそういう意味での発展の条件みたいなものができてきて、国体はその成果そのもの。国体みたいな話で言えば、大学ができたり、あるいはできかけていたりというのが4つぐらいありますが、それが成果的なもんですね。これはもう前からやっているんですよ。それから統計局(統計データ利活用センター)を引っ張ってきたりとか、そういうのもありますね。そういう成果的なものも少しあるけれども、どちらかというと、もっと大きな和歌山県の発展の条件がちょっと整ってきたかなという感じですね。そんな印象です。

 それから印象というか思いを言えば、整ってきたんだからこの勢いでどどどって行かないといけませんね。それは条件を整えるのは行政が主役ですが、今度はそれに乗っかって「さあ、頑張るぞ」と言って、大いに所得を上げていったりするというのは民間の働きが大きくなってくるので、これまで以上に官民協力が必要になってくるでしょうね。そんな印象ですね。

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