知事記者会見 平成30年10月9日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成30年10月9日 知事記者会見

平成30年10月9日 記者会見室

ベトナム商工省と覚書(MOU)を締結しました

資料1(PDF形式 3,900キロバイト)

 今日は、(発表事項が)たくさんあります。

 まず、ベトナム商工省と覚書を締結いたしました。これは昨日のことでございまして、(首相)官邸に行って、この(配付資料)写真にあるような感じで覚書の交換をいたしました。たまたま、日本メコン首脳会談というのをしていて、ベトナムとかカンボジア、ラオス、タイ、そういう国々の首脳が東京に集まって、安倍総理といろいろ議論をしたり、協力を考えたりするということであったんですが、その時に個別会談が行われました。日本とベトナムの間の個別会談です。それは和歌山県の問題ではないので、ここでは言いませんが、その個別の協力に、これまた各論というか具体的に協力しましょうと。それにあたって、例えば、その中には地方との協力もいたしましょうとか、そんなような話が入っているんですが、その具体的な現れとして、和歌山県が予てより進めておりましたベトナム商工省と和歌山県との覚書の締結を、その時に行ったということであります。日越外交関係樹立45周年だそうで、非常に力が入っていました。今回の和歌山県とベトナム商工省との覚書では、産業の名前が列挙されていますけれども、機械製造とか金属加工、化学、繊維、情報通信などの産業協力をしましょうと、お互いにいろいろ売ったり買ったり、あるいは技術交換をしたり協力をしたり、人材を育成したり、そんなことをしましょうということがあります。特掲して書かれているのは、情報通信分野でベトナムへの技術供与もしてほしいし、それからベトナム人は優秀だからそういう方々の人材の教育と登用もしてほしいと、こういうことが書かれています。

 ちなみに和歌山県は、平成27年、今から3年前、私がハノイに参りまして、その時は農業農村開発省と和歌山県で協力協定を結びました。それに基づいて、その後、ベトナムから多くのミッション(代表団)もお越しになったし、日本からも特にベトナムの方のお気に入りというか、狙いは食品加工であったので、食品加工ミッションというのを送ったりいたしました。その時に大型案件があったんですけれども、それはまだ必ずしも上手くいってないんですが、ハノイ工科大学から和歌山外国語専門学校の好意で、特に優秀な学生を招待するというようなことも行われていて、そういうことが評価されて、ベトナム商工省の方から、今度は商工省と協力しないかというようなお話が、企業振興課市場開拓班長がベトナムを訪問したときにありました。そこでいい話ではないかということで話を詰めていたら、たまたま今回、こういう晴れの舞台があるので、ここで(覚書を)交換しましょうということになって、急遽予定を変えて、私が官邸に行ったということでございます。お手元にたぶん配られていると思うんですが、そんな報告書で、正文は英語なんですけど、仮訳がついております。

「要緊急安全確認大規模建築物」の耐震改修について

資料2(PDF形式 758キロバイト)

 その次は、要緊急安全確認大規模建築物の耐震改修の結果、あるいは現状を発表いたします。これは建築物の耐震改修の促進に関する法律というのが、平成25年、これも今から5年ほど前に改正されまして、一定の大規模建築物については、耐震がちゃんとできているかどうか、これが問題なので事業者はちゃんと耐震改修をしなさいと。そのプレッシャーとして、所管行政庁(和歌山県及び和歌山市)がそれ(耐震改修の状況)はどうなっているかということを、時期は未定ですが、いつか発表しなさいというふうに法律ではなっているわけであります。和歌山県は、いろいろ調べましたところ、その対象建築物が約100あるんです。そこ(配付資料)にあるように99あるんですけれども、もう耐震ができているような建物も結構たくさんあるんですが、まだない(耐震改修ができていない)のが10数パーセントありました。その中には、特に大型のホテル、旅館、そういうものがたくさんあったわけです。なぜならば、和歌山県は古くからの観光名所なんですね。昔から大勢の方が観光で和歌山においでになって、それに対するホテルなんかがちゃんとできていると、これが和歌山の姿だったんですけれども、残念ながらその後しばらくの間、そんなに流行ってなかったので、改修をどんどんしていく、あるいは建て替えをするということができなくて、現状に至っていて、そのまま使っているというのが結構ありました。これを法律の規定どおり発表して、ギュウギュウ圧力をかけたらどうなるかというと、当時は今ほど観光が盛んではありませんでした。観光客もそんなに来なかったから、どうもこの際、もう止めてしまうということになるんじゃないかという恐れを和歌山県は抱きました。そうなったら、これから観光立県でいくんだ、ちょうど観光立県推進条例ができたときとほとんど機を一にして、受け皿としてのホテルがなくなってしまったら困るということなので、このホテル、旅館を励まして、耐震改修をどんどんさせないといかんと、こういうことであります。観光客にも、和歌山のホテルはみんなボロボロですよというのを発表するよりも、発表するぞと言って、だから直そう(直さないといけないという方向に持って行く)。それから直すにあたっては、非常に条件の良い助成措置を用意するぞという政策パッケージを、我々は選ぶことにしたわけであります。そんなことを言っても急にはできませんので、しばらく時間が経って、現在のところ改修中のものを入れて98%の目途が立ちました。もう出来上がったものもあるし、あと半年ぐらいで出来上がるのもあるし、それからあと1年半後ぐらいで出来上がるのもあります。99件のうち2件に関しては、これはちょっとまだ予定が立っておりませんが、この人たちのために全体の発表を遅らせるというわけにはいかないので、この辺で発表しようということにしたわけです。

 なお、ちなみに国の制度と合わせまして、ホテルや旅館などの誘客施設に関しては、耐震の診断と設計については6分の5の助成があります。それから改修後、地震津波のときの避難所として使うということをお約束いただく場合は、国と県とで15分の11の耐震改修費を出してさしあげましょう。こちらはついでにきれいにするとか、そんなのはあきませんよ。耐震の強化につながるような改修については、15分の4の負担でできるという制度を作りました。全国で、県レベルでこういうことをしているのは和歌山県だけであります。その結果どんどん進みまして、現在2つを除いて全部目処が立たちましたということで、まだちょっと完全でないところもありますけれども、早晩、和歌山の大規模なホテルについては、地震に関しては完璧ということになります。全国でいえば、そんなところは多分ないということで、(配付資料の)下に載っておりますが、現時点で、現時点というのはまだ完成していないのもありますから、完成しているものだけで90パーセント、全国では83パーセントということであります。これは和歌山県と和歌山市とで担当が分かれているので、和歌山市の情報も一緒に、和歌山市に了解を得た上で発表するということにしました。

講演・討論会「非正規社員の正社員化に向けて」を開催します

資料3(PDF形式 453キロバイト)

 それからその次は、非正規社員の正社員化という運動をしようというふうに思っています。かつて日本がえらい競争力がなくて、それでもう日本では人を雇えない、もう外国へ行くしかありませんというような労働の硬直性があって、どうしようもないという時代がありました。そこで経済構造改革として、労働の柔軟化といいますか、雇用の柔軟化というのを、日本政府は進めたわけです。露骨に言うと、いろんな形の非正規雇用の可能性も開いたということであります。その時はどちらかというと、それによって日本の産業が生き延び、全体としての雇用の数はそんなに減らなくて、大変な大不況が訪れたわけではなかったということなんですが、そのときに、例えば、大学を卒業する、あるいは高校を卒業するということで、非正規雇用の方を選択した人がたくさんいます。その方々は、その後、日本経済がどんどんと回復してきたんですが、ずっと非正規雇用のままになっているというような方々が結構いて、この方々についてはあんまり所得も高くない、(給料が)上がっていかないわけですから高くもないので、なかなか生活も苦しいし、家庭も持てないというようないろいろ悩みを持っている人がいます。

 一方、日本の経済も変わってきて、最近、労働需給に関してえらい好況になっているわけです。むしろ人手不足が言われるような時代についになってしまった。それならば、かつて正規では雇えないと言われていた時代ではなくて、正規雇用でどんどん人を雇いたいという事態になっているんだから、非正規雇用で今までいた人を何とか正規雇用の方に連れ戻したいというふうに私は思っています。そこでちょっと県庁をあげて、いろいろ努力をしました。なぜ努力をしたかというと、一方では、和歌山のようなところは、やっぱり非正規雇用にまだ頼らないと経営ができないような中小零細企業もないことはないわけです。そういう企業が営業を続けることが悪いかというと、そんなことはないし、その人たち(中小零細企業)からスパスパ正規雇用で他の所(企業)に抜かれてしまうと、それはちょっとつらいなというようなところもあるわけで、この辺は気を使いながら全体のことを考えて進めていかないといけない。そこでどうしたかというと、ちょっと大きめの従業員をたくさん雇い、非正規雇用もあるという企業に、うちの労働部隊、労働政策課長なんかが個別に訪問をしてくれました。その結果、他所の人を引っ張るというのではなくて、自分のところで雇っている人たちを正規化するという運動に参加しようと、そういうふうに言ってくれた企業が100社くらい現れました。もっといると思います。それじゃあ気運を高めて、これからする努力を後押ししていくというふうに考えたのが和歌山県の政策であります。それのキックオフであり、グランドワーク的なイベントとして、今回の講演討論会を考えているということです。

 中身というかお呼びした人も、労働経済学の第一人者だと思いますが、前慶應義塾大学学長の清家篤(せいけ あつし)さんに来ていただいて、『生涯現役社会の条件』ということで、正規雇用を進めていこうではないかというようなことをしゃべってもらおうと思っておりますし、その後、清家さんをコーディネーターにして、株式会社インテリックスの(代表取締役)木村明人さん、(中野BC株式会社の代表取締役社長)中野幸治さん、それから経済産業省もこれから進めようということを考えているので、産業人材政策室長の能村さんをお呼びして、和歌山県の政策として、商工観光労働部長をパネリストの一人に加えてパネルディスカッションをする。その後、和歌山県が今考えている施策の説明をして、200人ぐらいのシンポジウムというかセミナーをしよう。こういうことであります。

 時期は、10月19日の夕方(午後5時から)でありますが、ちょっと見に行こうという人は、どなたでも結構ですので、申込書に書いて出しておいていただければよいと、こんなことであります。

(株)ウフルがIoTを活用した事業を展開するために白浜町へ進出します

資料4(PDF形式 488キロバイト)

 その次は、株式会社ウフルという会社があります。これは、フィナンシャルタイムズ社が発表したアジアの急成長企業1000社に入っているというような、最近成長をしているIT企業であります。得意分野はIoTでありますが、現在でも、もう既に300人近い従業員を抱えて頑張っている企業であります。この企業のサテライトオフィスを、今、作ったばかりの白浜町第2ITビジネスオフィスに入っていただくということになりました。あっという間に実は満室になりまして、これはいかんと、次を考えないといかんというふうに思って、企業立地課長は頭を掻きむしっているわけであります。うれしい悲鳴なんですけどね。そういうことで、そんなに大きいものではないんですが、正社員4人と非正規社員2人を雇っていただいて、部屋の1つを占めて活動する。何をするかというと、空港をはじめ、観光とか防災などのIT、IoT化による都市ソリューションの実証・開発。どういうふうになるかということを実証したり、いろいろ調査をしたりして、できれば次のIoTの種をここで作っていくということになるわけであります。10月18日に調印式を知事室で行います。ウフルの取締役社長CEOは、園田崇(そのだたかし)さんという方であります。

紀陽除虫菊(株)が海南市に工場を増設します

資料5(PDF形式 169キロバイト)

 次は、紀陽除虫菊株式会社が海南市に工場を増設いたします。現在も下津で、従業員が84人ぐらい、売り上げが20億円ぐらいの紀陽除虫菊が、こういうアロマ香取り線香(の製造)とか、バスライフ・エコライフ事業を展開しているんですが、それの新工場を作るということになりました。

 これは小久保(株式会社小久保工業所)、大手の日用品、雑貨と言ってもいいのかも知れませんが、海南市にある大手の日用品企業の販売網を使ってどんどん売るということになっていて、資本関係も小久保の子会社なんですね。そんなことでありまして、投資額5億円余りを投入して、新工場を作ってくれるということになりました。

カゴメ(株)が昨年に続き「野菜生活100 有田みかんミックス」 を発売します

資料6(PDF形式 331キロバイト)

 その次は、カゴメ株式会社が「野菜生活100 有田みかんミックス」を発表してくれました。ここにありますので、皆さん記者会見が終わったら、これは飲み放題でありますので、どうぞ味わって、それで味わったからには、ちょっと記事にしていただくとありがたいというふうに思います。味わって記事にしない自由もあります。

和歌山オールトヨタが田辺市で2箇所目となる「企業の森」森林保全活動の実施を決定しました

資料7(PDF形式 2,892キロバイト)

 それからその次は、「企業の森」ですが、和歌山オールトヨタが田辺市で2箇所目となる企業の森を作ってくれることになりました。今まで田辺市(龍神村)の甲斐ノ川で、これは平成20年だったと思いますが、第1回目のオールトヨタとして企業の森を作ってくれましたが、今度はもう1つ活動しようということで、田辺市龍神村の殿原で、もう1つの企業の森を作ってくれるということになりました。これは(1箇所目と)同じ名前で、「やすらぎの森」ということになります。これの調印式は、10月15日午前10時30分から知事室で行います。

平成30年度和歌山県津波災害対応実践訓練を実施します

資料8(PDF形式 5,628キロバイト)

 その次は、平成30年度の和歌山県津波災害対応実践訓練を行います。10月14日の日曜日、午前8時から12時まで行いまして、もちろん和歌山県、それから舞台となる関係市町村、自衛隊、アメリカ軍、国土交通省近畿地方整備局、海上保安庁、もちろん警察・消防、それから日赤のDMAT隊とか、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI、関西電力、消防長会、そういう方々に参加していただいて行います。ヘリ21機、輸送機1機、それから護衛艦「ひゅうが」、これは甲板があるヘリコプターが発着できる護衛艦ですが、これが参加をしてくれるということになりましたということで、詳しくは資料に書いています。

「わかやま健康と食のフェスタ2018」を開催します

資料9(PDF形式 3,301キロバイト)

 その次は話題事項になりますが、「わかやま健康と食のフェスタ2018」を開催します。和歌山県は、健康長寿日本一を実現すると言っている割には、ちょっと成績が悪いので、運動と食事、栄養、そういうものを頑張ろうということで、ポイント制(みんなで実践!健康づくり運動ポイント事業)なんかを実施しているんですが、ポイント制なんかも拡大をしながら、これからもっと流行らし、それから健康相談とか運動とか、ねんりんピックのときなんかにも行われるおもしろい運動器具を使ったニュースポーツとか、 そんなものをたくさん入れて、みんなで健康と運動に興味を持とうというそんなイベントを行います。これは10月14日午前10時から午後4時でありますが、たまたまその前日から商工祭がビックホエールで開催していて、こっちはビッグウエーブで開催するということで、両方のお客さんが行ったり来たりしてくれたらいいなというふうに思うわけであります。

特別展「西行 -紀州に生まれ、紀州をめぐる-」を開催します

資料10(PDF形式 1,568キロバイト)

 それから、和歌山の偉人 西行法師の足跡をたどるという県立博物館の記念行事を、10月13日から11月25日までの間で行います。

 西行法師、皆さんお生まれはどこか知っていますか。紀の川市なんです。紀の川市のどこか知っていますか。旧那賀郡打田町竹房で、旧名は、佐藤義清(さとう のりきよ)ですね。NHKで平清盛をしたときに結構出てきましたね。北面の武士として、朝廷の護衛に入るわけですけれども、ちょっと世を儚(はかな)んだりして、ちょっと家庭的にはひどいことをしていると思うんだけど、そういうのがあって漂泊の詩人になりますね。それで和歌山はもちろんのこと、全国をずっと旅をして、和歌を作っていくということで、ものすごい作品をたくさん残しています。和歌山では、特に高野山なんかにも長く滞在して、そこでもいろんな実績があるんですが、全国からこの西行に関する資料を全部集めて、西行法師生誕900年記念として、和歌山県立博物館で3年に1回の大展示会を開催するということになったわけであります。国宝10点、重要文化財12点、重要美術品2点、府県指定文化財5点、市町指定文化財18点、みんな集めて、テーマとしては、様々に表された西行像、もちろん西行の和歌、それから西行の生涯は絵巻物で紹介します。それから、この展覧会に付設するセミナーなどをどんどん開催しまして、連続講座で「西行再発見!」というようなことをしたいと思っております。

 内覧会は、協力者、プレスの方もそうだと思いますが、10月12日午前10時30分から行うということで、皆さんどうぞお越しください。

 本番は、10月13日から11月25日までであります。

記者発表資料

資料1(PDF形式 3,900キロバイト)

資料2(PDF形式 758キロバイト)

資料3(PDF形式 453キロバイト)

資料4(PDF形式 488キロバイト)

資料5(PDF形式 169キロバイト)

資料6(PDF形式 331キロバイト)

資料7(PDF形式 2,892キロバイト)

資料8(PDF形式 5,628キロバイト)

資料9(PDF形式 3,301キロバイト)

資料10(PDF形式 1,568キロバイト)

質問と回答

紀伊民報:白浜町のITオフィスの件ですが、第2オフィスができたばかりで満室になったということへの受け止めと、次どうするかというお話もありましたけれども、第3オフィスなんかが具体的に検討されているのか、ちょっと教えてください。

知事:もちろん検討をしています。受け止め方というと、これは流行ってきて大変良い。白浜の良さがようやく多くの企業に受け入れられてきて、これは大変良かったと思っているわけです。元々、ほとんど何もないところでしたが、南紀白浜空港があり、そして有名な観光地で風光明媚で、都会でごちゃごちゃしてITなんかするよりは、通信とちょっとした交通の便があったら、想像力をかき立てるような環境で仕事をした方がずっといいということについて、我々はものすごい訴えてきました。それがちょっと実を結んできたので、これは非常にうれしいなというふうに思っているわけですね。しかし、「これで終わりです」と言ったら、せっかく盛り上がってきた気分が駄目になるので、まだ、かつての白浜にあった遊休施設みたいなものがたくさんあるし、新しく建ててもいいと思いますので、こういう小規模なスタイルで事業をするという人のためのオフィスなんかは、何らかの形で提供していきたいと思います。ただ、もう今そこに需要があるわけですから、例えば、この第2オフィスというのは、我々(県)が補助金を出して、白浜町が乾坤一擲(けんこんいってき)、えいやっと造ってくれたわけですね。そういうことになっているわけですけど、今から造っているともう間に合わないから、今ある施設なんかを上手く活用してやっていくしかないと思うし、これだけ流行ってくるとワーケーション(も促進したい)。これはパーマネントリーというよりも、一時的にいらっしゃる人なんかが多いと思うんです。ワーケーションなんかも流行っているので、三菱地所が第2オフィスにそのテナントとして入って、お客さんを呼び込むというようなことをしてくれているんですが、もっとあのような企業が、本格的な需要があるならば、自分で不動産の手当なんかをして、どんどんしてもらったらもっといいなというふうにも思います。いずれにしても、ちょっとブームになってきたので、オフィス供給をどんどん何らかの形で図りながら、さらにアピールは続けていきたいと思います。

読売新聞:要緊急安全確認大規模建築物の耐震改修なんですが、未定の2箇所というのはどうなりそうでしょうか。

知事:分かりません。未定の2箇所も場所と名称は発表していますから、我々は「どうするの」と言っていますが、未定なので、何とも言ってくれないわけです。皆さんもどうぞ取材していただいて結構です。

読売新聞:非正規社員の正社員化に向けてなんですが、100社くらい話したら応じてくれるところが出てきたということですか。

知事:100社ぐらい応じてくれるところが出てきた。だから、もっとたくさんのところへ話は労働政策課長なんかが持って行っていますが、「いやあ、そんなこと言っても」と言ってなかなかですね、「いい話だけど、ちょっと乗るのはうちの実情からは」というふうなところもありますよ。だから、100社くらい協力してあげようという人たちが出てきたので、それじゃあ行こうとこんな感じですかね。

読売新聞:これは規模的には、どれぐらいの人数になるんでしょうか。

知事:分かりません。会社しか分からないから。そんなのもうとにかく雇っている人は、みんなさっと(正社員に)しますというようなことができるかどうかは、また分からないよね。

 それから、これで(課題が)出てくると思いますが、今度は訓練をしないといけませんね。やっぱり非正規社員に要求されるスキル・ノウハウと、正規社員に要求されるものとはやっぱりちょっと違うと思うんですよね。そうすると企業では、それは考えないといけないんだけど、和歌山県もそれを何らかの形で助けていきたいというふうに思いますね。

産経新聞:ベトナムとの覚書の件で、平成25年からの交流ということなんですが、改めて期待するところ、覚書を締結することで今後期待できる効果みたいなものをお願いします。

知事:ベトナムと和歌山県にとって、良いことばっかりだと私は思っています。別にこれで強制されることは何もありませんしね。和歌山県の企業も物を売りたい、あるいは現地にブランチ(支店)を置きたい、現地で一部製造したい、そうやって企業発展を遂げたいという企業もあるでしょ。それはベトナムにとっては良いことですよね。それから今度は、ベトナムの方とジョイントベンチャーを結んでもらいたいとかそういうのもあるし、ベトナムもどんどん発展しているから、一部和歌山でそういうオフィスを置きたいとか、ブランチを置きたい、工場を置きたい、そういうところもあるかもしれませんね。そういう点で、その企業の協力を上手く引き出して、それぞれの地域の人たちが儲かるようにしたらいいのではないかということです。それともう1つは、今、企業を中心に考えましたが、人間の交流という点もかなりクローズアップされているわけです。日本もこれから外国人に頼っていかざるを得ない。だけどなかなか単純労働で、日本の労働力不足を解消するというのは、それはちょっとどうかという議論がまだ主流だと思うんです。だけどベトナムというのは、まさにこの協定に書いてありますが、ものすごく教育程度が高くて、日本と同じようにほとんど全員が文字を読めますよね。大変教育熱心、まじめに勉強する、そういう人たちもいるし、今流行りのITとか情報とか、そういうところにベトナムの優位の人たちみんながラッシュしていますよね。そうすると、和歌山県でこれから企業発展をしようというときに、もちろん日本人も雇いたいわけですが、こういうベトナムの若者の力を借りて発展するというのは悪いことではない。そのために和歌山県は、日本語の勉強をちゃんとできるような、そういう教育機関もあるでしょ。そういうところを上手く使いながら、ベトナムの優位の人材、レベルの高い人たちが和歌山で働いてもらったらいいと思うし、それから今度は、ベトナムの中でそういう人たちを訓練していくということにも、何かノウハウとかを供与してほしい、あるいは本格的に協力してほしいという話が出てくると思うので、それもどんどんすればいいと思います。だから、日本とベトナムというのは大変友好的な国ですから、その中で和歌山県も得をし、ベトナムも得をするということが、どんどん具体化して図られていったらいいなとこういうことだと思います。

読売新聞:ちょっと質問というか要望なんですが、前も一度お願いしたんですけれども、発表したその日にまた人(担当)がいないというのがまだ続いていまして、結構困っています。

知事:分かりました。きつくお仕置きをしときます。

読売新聞:指導でいいと思うので。

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