知事記者会見 令和5年5月30日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和5年5月30日 知事記者会見

令和5年5月30日 記者会見室

梅雨や台風が来る前に確認を!「和歌山県防災ナビ」アプリの新機能追加について

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 それでは、定例の記者会見を行いたいと思います。今日は、発表事項が三件です。一つ目が、和歌山県防災ナビです。結構、県民の皆さんにご利用いただいていますが、梅雨や台風の前に、ご利用の意識を持っていただくという意味で宣伝をさせていただきたいと思ったのが一つと、今回、防災の機能を一つアプリに追加しました。それは、皆さんもやっていただいたらいいのですが、ご家族の構成員や備蓄の日数をどれぐらいにしたいかを打ち込んでいただくだけで、必要な備蓄用品の量が自動的に出てくるというアプリです。大変便利なので、ぜひ県民の皆様にはご利用いただきたいと思います。すごく簡単にスマホで(操作)できるアプリです。これは、今、東京都でやっていたので、早速、それを取り入れさせていただきました。特に、適当な量を備蓄して、賞味期限のあるものは回していくというようなことをなさっていただいているご家庭も多いと思いますが、今一度、防災の意識を喚起した上でご利用いただきたいという意味で、和歌山県防災ナビのアプリに備蓄用品の品目・数量がわかる簡単なアプリ(機能)を追加させていただきました。
 あと、現状のアプリの機能ですが、避難情報或いは(土砂災害の)危険度等が、リアルタイムで分かるので、ぜひ、ご利用をいただきたいと思います。

「企業の森」の調印について

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 二つ目は、企業の森で、結構最近続いていますが、株式会社日本化学工業所が(やっていただけるので)、6月5日に、知事室で、田辺市と龍神村森林組合と一緒に調印式を行います。ご取材をお願いしたいと思います。

 

県内小学校等への県産農水産物(うめ・もも)の提供について

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 三つ目は、県の事業として長年やってきていますが、県産の農水産物を食育の観点或いは給食でご利用いただくということで、うめ、もも、季節によっては、みかん、かき、或いは鯨肉、ジビエなどを提供してきました。今回は、6月にうめ、7月にももを、出前授業に合わせて実施したいと思っていて、資料を見ていただければと思います。うめが237校、ももが237校、県内の国公私立の小学校及び特別支援学校が対象になります。何か映像になるような場面があれば、広報と相談していただいて、ご取材をいただければと思います。
 

「梅ワーケーション」に参加します

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 ここから話題提供です。クールビズですが、今日、私がネクタイをさせていただいているのは、みなべ町の梅農家の方にいただいた、うめで染めたネクタイです。とても綺麗なうめの色です。これは、この前タウンミーティングに行ったら、インターネットで直接販売されていたり、いろいろ革新的な取り組みをされている梅農家の方にいただきましたので、今日は5月30日ですが、6月6日の梅の日に向けて、今日、披露させていただいたということです。
 6月5日には、梅ワーケーションに私も参加をしたいと思っています。話題事項の資料に載っていますが、みなべ町で去年から本格的に行われました、一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会の島田由香さんがやっておられます、梅収穫体験です。これも期間が長くなり、参加人員も今年は相当増えたと聞いているので、6月5日に、私は梅ワーケーションに参加したいと思っています。
 ちなみに、島田由香さんは、和歌山未来創造プラットフォームのワーキングチームで、ワーケーションのリーダーなので、県職員も含めて、少し梅ワーケーションでいろんな勉強をしていきたいと思っています。

「今日は梅の日、和歌山の梅フェア」で梅の日をPR

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 それから、先ほど言いました6月6日の梅の日は、東京都中央卸売市場大田市場の中で、紀州梅の会の主催ですが、無料で梅干配布などイベントをさせていただくということです。ぜひ、これについても話題提供として、ご覧いただければと思います。
 以上です。

質問と回答

読売:うめに限らず、みかんなどもそうだと思いますが、かなり前から、後継者不足の問題が言われていると思います。知事自身も、タウンミーティングなどで現場の農家さんの声を聞いていると思いますが、改めて、知事になられて、後継者不足に対する実感や、解決策として何か考えられていることはありますか。

知事:特にうめについては、急傾斜の山の上の方も畑になっている。そういうところは、農家の方が高齢化することで、少しずつ耕作放棄地もできてきています。一方で、移住・定住していただいている若者たちが、そういうところを、例えば、ウバメガシに変えていくことで、耕作放棄地を防止する。これは備長炭の材料になるので一石二鳥ですが、移住・定住してくださる方、或いは農家の後継者の方が、何とか耕作放棄地にならないように、(畑を)お借りをして、うめの栽培を続けているというご努力が随分見られます。県としても、そういうことについては、一生懸命応援をしていきたいと思っています。
 それから、うめの場合は、まさに6月が収穫期なので、梅ワーケーションで、全国から何百人もの方が、ボランティアでうめの実を摘みに来てくださいます。これは、非常に一定期間に集中するので、後継者の問題とは別に、なかなか(人員を)確保できない、作業していただく方が集中した期間に採用できないという問題があります。これは、実は、もも、かきもそうですし、例えば、和歌山でとても有名な山椒もそうです。この辺については、和歌山県はフルーツ王国で、年中、何か採れているので、例えば、民間でやっているマッチングアプリの隙間のアルバイトのようなもので、6月はうめ、何月はかき、何月は山椒とか、そういうもので上手く需要と供給のマッチングができないかを、今、勉強を始めているところです。そういうのを上手く(利用し)、ともかく、できることは全てやりながら、フルーツ王国和歌山の後継者問題、或いは労働問題を解決したいと思っています。

産経:防災ナビについてです。備蓄が簡単に管理できるような機能を追加したということですが、これから出水期に入りますし、台風も近づいているところで、改めて、災害への備えについて、一言呼びかけをいただけたら。

知事:まず、新しいアプリを利用いただいて、もう一度、備蓄品の再点検をしていただければと思いますし、避難経路の確認など、いろいろハザードマップもお手元にあると思うので、そういうことの再確認をしていただきたいと思います。

実は、アプリの宣伝も兼ねて、今、担当課からお願いしているのは、各市町村の広報誌にも載せていただいて、回覧版という形で自治会の方が配っていただく際に、防災意識の涵養(かんよう)を、もう一度、市町村を通じて、このアプリをきっかけに再度確認していただくよう、担当課から市町村にお願いをしているところです。

時事:発表項目とは別の話ですが、今、全国的にマイナンバーカードのトラブルが発生していて、マイナンバーカードの保険証で別の登録があったりすると思います。県として、マイナンバーカードの登録を推進していく中で、この問題について、知事はどう考えているのかをお伺いします。

知事:マイナンバーカードについては、二つ問題があると思っています。一つは、富士通のシステムがパンクした。これはあってはならないことなので、二度とそういうことが起こらないよう、しっかり運用していただきたいと思っています。

もう一つは、入力する段階でのミスですが、これは、人がやる限りにおいて必ず起きる問題です。人的なミスが起きないようにどうするのかについては、ご担当の方に、しっかりと再発防止の手立てを取っていただきたいと思いますが、所詮人間のやることなので、100%パーフェクトということは、なかなか想定できないので、起きた時に、どうバックアップしていくのかということだろうと思います。
 ただ、あまり皆さんの方でご心配いただいてもどうかと思うのは、約7割の方がお持ちということは、7000万枚以上のマイナンバーカードが発行されているということです。起きてはいけませんが、今回不具合が起きた件数レベルでいうと、大変、確率的には非常に低い数字です。ですから、あまり過剰に反応するのは控えていただいて、マイナンバーカードそのものの効果を考えた場合は、運用上の企業の問題点、入力の際の人為的ミスの再発防止に、十二分に配慮しながら、しっかりと、マイナンバーカードの利用について、県庁としては推進していきたいと考えています。

NHK:発表項目外で、先ほどのうめに関連ですが、クビアカツヤカミキリです。去年は、県北部、紀の川筋に留まっていたのですが、今年、御坊のサクラで見つかって、産地に近接しているウメの木にも被害が出ました。果樹王国として、クビアカツヤカミキリの被害について、知事として受け止めを聞かせていただきたいのと、風評被害というか、産地としての評判にも繋がると思うので、県として何か対策が取れるのか、その辺のところもお伺いします。

知事:去年は紀北で止まっていたのが、南の方で発生したことは、大変深刻に受け止めています。今、私どもがやっているのは、御坊で見つかったところから、1キロ、2キロ圏内、これから半径を伸ばしたいと思っていますが、徹底的な調査をしたいと思っています。どこまで広がっているのか、その段階でどうやって広がりを食い止めるのかということで、農林水産部を挙げて、関係する振興局も連携して、職員総出で調査しています。できるだけ発見し、そこから広がらないようにするということですが、今後、成虫になると、実は、ご存知のとおり、この虫は食事も一切取らずに生殖しかしなくて、幼虫が木の中に入って枯れさせてしまうので、ともかく、成虫になる前に、できる限り封じ込めていきたいと思っています。そのために、徹底的な調査をしている段階です。
 風評被害ですが、果実そのものには何の影響もありません。被害を受けた木が枯死する、枯れてしまうということで、農家にとっては、財産的な被害はありますが、農作物そのものについては、採れなくなるだけなので、品質等には全く影響ありません。その辺も十二分に広報をしていきたいと思っています。

 
 私の方から一つだけお願いを申し上げたいと思います。昨日、私の資産公開をさせていただきましたが、一部報道機関が、誤報を打たれているので、厳重に抗議を申し込みました。ぜひ訂正をしていただきたいと思っています。私は、東京には土地を持っていませんので、東京に土地があるという誤報をされた会社に対して、厳重に抗議を申し込まさせていただいております。皆さん、ちゃんと資料を見ていただいて(わかりますが)、土地は持っていません。借地権、地上権しか設定していませんので、よろしくご理解をいただきたいと思います。

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