知事記者会見 令和4年7月19日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和4年7月19日 知事記者会見

令和4年7月19日 記者会見室

PCR検査等の無料化事業の期間延長について

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 それでは、発表します。まず、PCR検査の無料化期間を延長します。今、新型コロナがだいぶ流行っているので、例えば、どこかに帰省したいとか、お年寄りに会うとか、或いは、これから大事な出張や旅行に行くという時に、測っておきましょうというのがあるので、一般検査(の無料期間が)7月31日まででしたが、8月31日まで変更します。なお、念のため、この無料検査は症状のない人が(対象)で、症状のある人は、すぐクリニックへ行って調べてもらうことが大事で、この間も、症状のある人が知事室にやって来て、ちょっとした行事をやっていたものですから、私も疑われて、PCR検査をやらされたりしていますが、大いに迷惑です。従って、症状がある時はすぐクリニックへ行って、行事などは参加しない方がよろしいということです。

今日発表したのは、症状がない時の無料検査ですから誤解なきよう。8月31日までやります。お手元(の資料)に、どこでやっているか(つけていて)、基本的には薬局が多いのと業者さんですが、この二つがあります。症状がある時は、クリニック、お医者さんに行ってください。

ANA客室乗務員が県庁職員として移住・兼業はじめます!

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 次は、ANAの客室乗務員が、県庁職員として移住・兼業をはじめることになりました。そこ(資料)に発表していますが、石澤さんと伊藤さんが、それぞれジオパーク室と企業振興課に配属されて、お仕事をしてくれる。だいたい、2日ぐらい仕事をしてくださって、残りの3日間ぐらいは、客室乗務員として勤務をすることになっています。辞令交付式は、8月1日に副知事から行います。

◇第8回アジア・オセアニア高校生フォーラム開催◇~今年はWeb会議形式による実施!!~

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 次は、話題事項になりますが、アジア・オセアニア高校生フォーラム。早いもので第8回になります。ここのところ3回ぐらいはWeb形式で(実施)していますが、Webというのは、一緒に抱きあったりして交歓ができない。いつも、最後のパーティーでは、ものすごく感動的なシーンがいつも生まれるのですが、それが中々できないというきらいはあります。しかし、思いっきりたくさんの人が何らかの形で参加できるところがあって、特に和歌山の高校生の諸君は、実際にディスカッションの担当になっている人以外でも、Webでそれをずっと見られるので、ぜひ、そういうのを見て、自分と同学年の人が「なかなかやっているやん」、「自分もちょっと恥ずかしいな。少しリスニングとスピーキングの練習をしないと」、そんなようなことをいろいろ考えてもらったらいい。それから、(英語を)ものすごくよくわかっている人は、「そうか、そうか。同学年のベトナムの人は、こんなふうにして考えるのか、こういう発想するのだ」と聞いてわかる。そういう人もあってもいいし、いろいろな形でみんな参加してもらったらいいと思います。とりわけ教育委員会の職員が、そういうのをできるだけ教室レベルまでPRをしてもらって、多くの子供たちが何らかの形で参加していることが、Web時代のいいところなので、ぜひ、やって欲しいというふうに思います。参加者はここ(資料)にこう書いていますが、県内高校生47名ではなくて、10倍ぐらいは参加してもらうことを、教育委員会は保証します。

じゃらん宿泊旅行調査2022【都道府県魅力度ランキング編】にて和歌山県が“総合満足度”『全国1位』!!

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 その次は、じゃらんが宿泊旅行調査を最近やりました。去年の結果ですが、和歌山県は都道府県別魅力度ランキング編で総合満足度、全国1位になりました。これは、素晴らしいことだと思って、ぜひ皆さん、この秘密は何だというのを、観光振興課長がたっぷりしゃべる材料があるので、取材をしてください。ないと言ったら困るので、今から見つけること。いくらでも言ってください。一言で言うと、総合満足度は1位ですが、まだ我々も反省点がいっぱいあって、例えば、食事で1位とか3位とか、大人のアミューズメントで5位とか、そんなのを集めて総合1位というのではない。それぞれ別々にランキングを見て、食事の部で1位というのも発表されているし、総合満足度1位というのが和歌山県というふうになるわけです。だから、行って良かったという気持ちはあるけど、何で良かったかというのが、それぞれ突出して良いところまでいってないので、それはまた突出して良いと思われるように、観光振興課長が頑張って、これから努力します。でも、総合ランキング1位ということは、行って良かった、楽しかったという感覚が、一番高かった県なので、これは誇るべきことだと思います。

 以上です。

質問と回答

NHK:新型コロナに関連してです。今週の日曜日に791人の感染者が出ましたが、知事から見て、現在の県内の感染状況をどう見ていますか。

知事:結構、大変なことになっていると思います。特に、790というのが日曜日に出たということは、和歌山県は、昔のものが溜まっているわけではないので、土曜日に調査した結果が入っている。土曜日は、全部ではないが、クリニックは休みのところが多い。そうすると、「何か体調悪いのだけど」といってクリニックへ行って発見されるという人が、すごく少ない時です。だから、基本的には、例えば3連休ではなくて、土日月だったら、土曜日の発表データは金曜日のデータだから多いけど、日曜日と月曜日は少なくて火曜日に増えていくのが通例です。その土曜日に791も出たというのは、大変な感染状況だと思います。そうは言っても、特定のところだけ抑え込んだら止まるわけでもないので、全面的に、それぞれ行動はしながらも、注意をしながらやっていくということではないかと思います。その注意は、うつりそうだと思うようなところは、今までの経験であります。3密で大騒ぎしているようなところとか、みんながもみくちゃになっているようなところとか、そういうところはできるだけ避けて楽しくやるというのと、症状が出たら必ずクリニックへ行きましょう。そして、(感染したら)すぐ言いましょう。何か危ないと思ったら、みんなそれぞれ自主的に自己隔離しましょう。それとワクチンを打ちましょう。こうしていくしかない。保健医療行政も大変ですが頑張りますから、県民の皆さんも、普通にしながら気をつけて欲しい。

 それから、一つ言い忘れたのですが、国から対処方針が出ました。あの中で、換気というのが、割合注目されています。我々も、換気は十分にしているところが多いと思いますが、換気に気をつけてください。家もそうだし、オフィスもそうだし、お店もそうです。換気に注意してくださいと言っておきたいと思います。

NHK:その上で確認ですが、やはり、人流抑制とかはしない方針ですか。

知事:そうです。どこかを止めて、何とかなるわけでもないという気がします。

NHK:一方で、一般医療への影響は、今どう見ていますか。

知事:和歌山県は、新型コロナばかりが医療であるかというと、そんなことはないので、普通の医療もきちんとやってもらいつつ、新型コロナのところ(病床)は空けておいてもらう。うまくバランスを取ってやっているつもりです。それで、今、増えているが、一部、感染が減ってきて、オミクロンもちょっと減ってきた時に、ちょっとだけ病床を一般向けに戻してもらう作業をしていた。毎日の発表で、病床数が何ぼとか出ていて、ちょっと減ってきて500幾つになっているような感じになっています。それで、また感染者が増えてきたので、感染者が増えるということは、要入院者、これは入院させておかないと危ないという人も、一定の比率で増える。そうすると、病床が足りなくなったら大変なので、今じわじわと病床を増やしています。

 だからといって、全部新型コロナ(の病床)にしてください、しないのはけしからんなんて他所が言っているようなことを言うのは間違っているので、普通の医療もきちんとしながら、新型コロナ(の病床)も一定程度は空けてください。そのバランスを、県庁の健康グループがちゃんと見てやっています。こんな感じです。

NHK:今後、病床は徐々に戻していく。

知事:今戻しつつあるので、また感染状況を見ながらどのぐらい戻したらいいか。ちょっと減ってきたと思ったら止めていけばいい。逆もあり得るかもしれない。そこはフレキシブルにやっていきます。

紀伊民報:先ほど、新型コロナの症状のある方が、知事室に来られて行事されたと。確認ですが、知事は陰性だったということでよろしいですか。

知事:はい。それで、なんかやっぱり心配で、別に、自分を心配したわけではないが、うつっていたらいろいろな業務がバーッと止まります。県庁のBCP上、一番重要人物だから、それは困る。ちゃんと注意してやってもらいたいと思います。私もこれだけ言っているのだから、自分はそうします。

 県庁の職員も、今ものすごくそれを徹底してやってくれている。だから、皆さんには何のなにがしという発表をしていませんが、私の所には、何のなにがしも含めてどこでどうなってという詳細な報告がきます。それを見ていたら、子供さんが、学校でクラスメート(に感染者)が出て、学級閉鎖になったので帰ってきた。従って、ちょっと危ないと思って、テレワークにしますといって家にいてくれているケースは、結構あります。そしたら、子供さんが先に発症して、親御さんである県庁職員も何日かして発症した。ということは、そのままずっと関係なく来ていたら、県庁の中にバーンと広がった可能性もあります。だから、そういう意味では、注意をしながらやっていかないと、組織を守るという観点から、注意深くやってもらわないと困ります。

紀伊民報:安倍元首相がお亡くなりになって、国葬というお話になっていますが、その中で野党から反対という話もあります。知事のお考えをお願いします。

知事:何で反対するのですかね。みんなこれだけ悲しい思いをし、こんなテロみたいな暴力行為は二度とやってはいけない、或いは警備上の問題もあって、それを反省しないといけない。いろいろ反省をしたり、悲しみにくれたり、これを乗り越えるためにはどうしたらいいかということを考えている時に、反対までしなくてもいいのではないですか。私はわかりません。(国葬を)なさったらいいと思う。

毎日:国葬の件に関して、反対まではしなくていいというようなお答えだと思いますが、過去の前例と照らし合わせて、やっている方がそれほどいないという状況で、やった方がいいと思う理由の部分は。

知事:これだけの大事件ではありませんか。それから、長く総理をやられた人で、国際的にも、悼む声というのは強いわけでしょう。それを、反対だと言わなくてもいいのでは。変わっているなというふうに私は思います。

毎日:あと、関連で、安倍元首相と旧統一教会の関係が、事件後、たびたび報じられていますが、法外な寄付金を集めていたと言われている団体と、一定程度関係があったということについて、現状、知事はどのように受け止められていますか。

知事:真実は何かよくわからない。メッセージを寄せたということですが、それがどのような本意で寄せられたのか、どんなことを喋ったのか、私は一切知りません。ですからコメントのしようがありません。私に、統一教会が(メッセージを)寄せてくださいと言ったら、嫌と言います。だけど、例えば、知事室長が付き合いもありますからといって、作っているものをポイとあげた可能性はあります。皆さんにも、割合そういうメッセージとか挨拶文とか差し上げています。そういうものだったかもしれないし、本当に好きでやったのかもしれないし、わからない。だからコメントできません。

毎日:中々、今の状況ではわからないことが非常に多いと思いますが、自民党と統一教会との関係性の説明は、今のままで十分だと思いますか。

知事:それも、毎日新聞と違うので、そんなにフォローしていない。だからわかりません。

産経:新型コロナの関係に戻ります。知事がPCR検査を受けたということですが、いわゆる濃厚接触者に当たったということでしょうか。

知事:濃厚接触者だったら動いてはいけないので、そこまでは言わないけど、濃厚接触者になる可能性があるぐらいの感じでしょう。だけど、影響力が大きいので、念のために調べてじっとしてくださいということで、割とじっとしています。仕事には行っていますが、仕事以外はじっとしています。特に、日曜日にPCR検査をやらされたのですが、結果が出るまでは、ずっと家に閉じ籠っていました。一応動いてもいいですと言われたので、昨日は仕事に行きました。それから、後で、すり抜ける可能性があるでしょう。だから、二、三日は抗原検査をやってくださいと言われていて、やっています。

産経:濃厚接触者ではなく念のための検査をしたということですが、それによって、いわゆる公務への影響、休まないといけなくなったとか、こういう仕事が実際できなかったとか、実害はありますか。

知事:公務への影響は、たまたまありませんでした。私の生活はかなり酷い目に遭いました。公務は(検査前と)同じです。

毎日放送:じゃらんの旅行調査で、北海道や沖縄を抑えて一番ということについて、どう思われますか。

知事:それは、ものすごく大きいと思います。私は旅行が大好きなので、こんな仕事をしていなかったら、あっちこっちへ行っています。北海道も沖縄も、ありとあらゆる所が魅力いっぱいです。その中で、和歌山の評価が一番高かったのは、和歌山県人として非常に喜ばしいことだと思います。ただ、さっき言ったみたいに、いろいろ分析してみると、まだ反省する材料もいっぱいあるし、改善する材料もあるから、もっと頑張ろう。「よかったね、でも、もっと頑張ろう」そういうメッセージではないかと思います。でもやっぱり「えー、和歌山が」と言って全国の人たちがみんなびっくりしているのではないですか。そういえばというところが、次につながってくると思います。そう言えばというのが、いっぱいあるところです。

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