知事記者会見 令和5年3月22日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和5年3月22日 知事記者会見

令和5年3月22日 記者会見室

株式会社コテックが北勢田ハイテクパークに工場を増設します

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 今日は、発表事項が1件です。株式会社コテックが、工場の増設をしていただけるということで、紀の川市と同時に発表をさせていただくことになりました。コテックの会社概要或いは進出計画の概要等は、資料のとおりです。

わかやまリフレッシュプランSワイド2nd~事業期間の延長等について~
「特急くろしおが大阪駅から和歌山駅に直結!」記念 大阪駅アトリウム広場で和歌山観光PRイベントを実施します

PDF形式を開きます資料2(PDF形式 171キロバイト)
PDF形式を開きます資料3(PDF形式 205キロバイト)
 それから、話題事項ですが、これはすでに資料提供済みの2件です。
 以上です。
 

質問と回答

産経:リフレッシュプランの延長についてです。県内の観光事業の支援の一環ということでしょうが、年末年始もかなり観光客が戻ってきていると思います。マスクの規制が緩和されたり、5類への移行も話が進んでいますが、今後、観光業界への期待、或いはこれからさらに(観光客を)増やしていくために、どのような取組を。

知事:実は、今もやっていますし今後もやりますが、昨日、串本で、トルコの皆さんへの義援金を集めるチャリティーの映画上映会があったので、視察も兼ねて、白浜から串本へ伺いました。すでに、南紀白浜は、ほぼ新型コロナの前に戻ってきている状況で、関係者の方にもお話を伺いましたし、私自身も、肌感覚で、すごいお客さんが戻っていると思いました。そういう意味では、皆さんの取材のとおりで、本当に、大体、新型コロナの前、場合によってはそれを上回るような予約も入っているというふうに聞いているので、大変喜ばしいことだと思っています。
 県としても、これまでどおり、お客様に県内へ来ていただく施策は引き続きやっていきたいと思っていますが、一方で、人手不足の声も聞こえています。お客さんが戻るのはありがたいが、なかなか(働いてくれる)人が集まらないということで、これは、全ての観光関係の事業で起きています。空港の受入から始まって全てそうですが、全国的に、新型コロナで一度縮小した受入体制が、(新型コロナ前の体制に)戻ることが非常に難しい状況で、むしろ課題は、今後、どうやって受け入れていくかの方が案外大事なのではないかというふうに考えています。それについて、県としても、少し研究して、人手不足解消のためにどうしていくか。ご存知のとおり、例えば、韓国からのインバウンドは、新型コロナの前以上(の数)になっているというふうに聞いていて、関西国際空港では、すでにそういう状況です。それから、鹿児島で、チャーター便を使った誘客が成功したけど、鹿児島空港の受入体制が整わなくて、4月の予約は全部キャンセルされたそうです。すごいことです。それぐらい、インバウンドのお客さんが戻っているにも関わらず、受入体制ができないことの方が、今後の課題になるのではないかと考えています。県として、その辺はよく研究して、お客様を逃がさないように、観光業界と一緒になって努力していきたいと思っています。

朝日:衆議院の和歌山一区補選です。先週金曜日に、門さんの決起大会があって、岸本さんはビデオメッセージを寄せられていました。過去の記者会見の時には、門さんを応援するのかしないのか、多分するということだと思うのですが、ちょっと態度が曖昧かと思ったので、あらためて、今回の(衆院の)補欠選挙に関して、知事として、どういう対応していくかを教えてください。

知事:知事としては、申し上げることはできません。私は、最初から最後まで同じことを言っています。今も同じことで、私を応援していただいた政党の公認候補は応援をさせていただくと、ずっと言い続けています。

朝日:知事として言えないというのは。

知事:知事というのは行政の長なので、行政の長が誰を応援するということは、知事としての仕事ではありません。だけど、政治家としてどういう振る舞いをするかは、従来から申し上げているとおりです。

朝日:政治家としては、門さんを応援するという理解でいいということですか。

知事:最初から申し上げているとおりで、推薦をいただいた政党の公認候補は、当然応援する。それは、お世話になったことに対して、政治家としての人の道です。ただ、他の政党にも推薦をいただいているので、他の政党の候補が公認されれば、当然応援する。そういうことになろうかと思います。

朝日:ということは、例えば、立憲民主党や国民民主党とか、岸本さんに推薦を出されている政党から候補が立つ場合は、複数の候補を応援する可能性もある。

知事:そういうことです。

毎日:今の点で1点、関連してお聞きします。自身の後援会や支援者の方には、応援の呼びかけや働きかけとかを行う予定ですか。

知事:それは、もちろんお願いはしています。

毎日:今週、県人事の発表があると思いますが、以前、振興局の強化をしたいというふうな趣旨のご発言をしていたと思います。初めての定期人事に込めた、岸本知事の狙いとか、全体としての特徴があれば。

知事:それは、人事の発表の時に説明させていただきたい。

毎日:知事自身が発表をされる。

知事:発表というか、人事が皆さんのお手元にいった後にご説明したいと思いますが、前から申し上げているとおり、今回、私としては、振興局を重視することをやっていくための布陣を揃えたいと思っていますが、令和6年度に抜本的な改革をするので、もちろん運用上で、令和5年度は地域振興監を作り、エース級を充てて、1年間、現場を走り回っていただくとともに、令和6年度の大改革のリーダーになっていただくということで、地域振興監の人事を見ていただければ、私の熱意が分かるというふうに思います。
 もう一つは、人事のやり方です。これまでも何回か言っていますが、県が採用(募集)しても、なかなか採用(者)が集まらない。早期退職が多い。中途採用の枠も広げたい。それから、採用する時にペーパーテストをしていますが、今時、ペーパーテストを行うことが本当に良い人材を採るのにふさわしいのか等々、今、部長会議などで大議論をしています。従って、二つ目の柱は、採用関係の人事について、抜本的な改革を令和6年度に向けてやりたいので、人事関係のスタッフもエース級を充てるというのが、二つ、目玉になっていくかと思います。それは具体的なことと関わるので、今のところはそういうことしか申し上げられない。

朝日:facebookに、和歌山未来会議に山下泰裕さんを委嘱したという書き込みがあったと思いますが。

知事:委嘱はしていません。お願いしただけです。

朝日:今、どういった状況ですか。

知事:今、メンバーの皆さんに、ほぼ了解をいただいています。4月以降、プラットフォームを組成するので、発表は4月にやりたいと思いますが、関係者の了解は、ほぼほぼ得られています。たまたま、山下さんが日程の調整で最後になり、ちょっと古い友人なので、facebookに載せた時に、なぜ行ったのかを書いただけで、メンバー等については、4月以降に発表させていただきたいと思います。それぞれの業界というと変ですが、経済界、学会、芸術、スポーツの分野のリーダーの皆さんにお願いをして、幅広く県政へのアドバイスをいただくというのが一つです。
 それから、ここは大御所の方が多いので、全員が集まってやるのは、やっぱり年に1回ぐらいリモートも含めてやるぐらいだと思うので、私が個別に参上して、アドバイスをもらうやり方になると思います。ただ、その下にワーキングチームを作り、観光、DX、文化、芸術、ワーケーションとかで、それぞれ若手のチームリーダーを作って、今和歌山に縁の深い方だったり、ワーケーションの一人者だったりというような形にする。実際に動くのはその人たちで、県職員とチームを作ってもらって、ワーキングチームで動かしていくイメージですが、正式に決まってから、4月に発表させていただきます。

毎日:先ほど聞き損ねてしまったのですが、衆院一区補選の件で、支援者や後援会の方に呼びかけをしているというふうなご回答だったと思います。以前、人の心はなかなか動かせないものだというふうなことをおっしゃっていましたが、実際、支援者の方にお話して、反応や広がりとかは、どんなような感じですか。

知事:これからです。

時事通信:話題事項にもありますが、特急くろしお号が、新たに大阪駅に停車することで、和歌山へのアクセスが良くなると思いますが、観光面などで期待することなどがありましたら、教えていただけますか。

知事:大阪の梅田から乗り込めるということで、梅田はハブですから、おそらく、いろんな観光商品のパッケージを作る時も、鉄道を使った商品だと売り込みやすくなるし、実際に利便性が高まるので、これを契機に(していきたい)。
 今回も、いわゆるツアー商品を作っていただいて、私も、ツアーの皆さんをお迎えして記念品を差し上げるようなことをしました。そういう形で、これを契機に、いろんな働きかけができると思いますし、そうでなくても、少し和歌山に興味のある方やご縁のある方が来やすくなるのは明らかなので、これをきっかけに、和歌山への誘客を増やしていきたいと思っています。
 できれば、その上で、記念式典の当日にも申し上げましたが、南紀白浜以南、串本や新宮に向けての特急くろしおの利用も、梅田を通じてやっていく。ロケットが年内に打ち上がりますから、串本のロケットを含めた白浜以南の特急くろしおの利用については、特に力を入れていきたいと思っています。

NHK:重複するかもしれませんが、リフレッシュプランで、鹿児島の例を挙げられました。こういったところで、行政や観光業の方と連携して人手不足を解消していく必要があると思いますが、そのあたり、知事のお考えとして、研究されるとおっしゃいましたが、どうやって人手不足を解消していくのか、今後の見通しを教えていただいてよろしいですか。

知事:まず、現状を把握することから始めたいと思っていますが、定性的な話ではなくて、定量的にどれだけ足りないのかを、よく現場の方からお話を聞いて、なかなか人が集まらない理由も研究しながら、処遇の問題なのか、或いは、それぞれの地域、観光地にもいろんな地域があるので、それぞれどのように足りないのか、まず、現状をしっかり把握して対応していきたいと思っています。

NHK:これまで新型コロナ前に働いておられた方を呼び戻しというようなことも、考えておられますか。

知事:それを考えるのは業者の方です。それは、ビジネスとしてお考えになる中で、お困りのことがあったら、ご相談いただいて、それを我々でカバーしていくということで、我々は、商売するほど有能ではありません。

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