知事記者会見 令和5年3月14日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和5年3月14日 知事記者会見

令和5年3月14日 記者会見室

医療従事者(地域枠医師)知事感謝状の贈呈式を行います

PDF形式を開きます資料1(PDF形式 90キロバイト)
 おはようございます。定例の記者会見を行います。今日は、発表事項は、医療従事者(地域枠医師)知事感謝状の贈呈式の件です。
 今週の土曜日(3月18日)、ホテルアバローム紀の国で行われますが、皆さんご存知のとおり、和歌山県立医科大学の県民医療枠の卒業医師2名、同じく地域医療枠の卒業医師3名、それから、自治医科大学の和歌山県枠の卒業医師1名の皆さんが、いわゆる義務期間の年限を終了されたということです。
 その方々に対して、本当に長い間、地域医療に従事されたことについて、知事として感謝状を贈呈したいと考えています。(義務期間を終了されるのは)19名の方がいらっしゃいますが、勤務シフト等もあり、ご都合があってご出席されない(方もいる)ということで、当日6名の方の出席と伺っています。

都市計画道路南港山東(なんこうさんどう)線の全線完成について

PDF形式を開きます資料2(PDF形式 304キロバイト)
 話題事項で、既に資料提供済みですが、都市計画道路南港山東線の全線完成について、資料のとおり発表いたしました。3月19日13時から(完成を)記念して、祝う会を開きます。場所は西浜中学校なので、ご取材をよろしくお願いしたいと思います。

 なお、(項目に)書いていませんが、昨日から、一般的にマスクの着脱については、個人の判断ということになっています。今日も、この会見場、それぞれ個人の判断で、マスクをされている方、されていない方をお見受けいたします。
 昨日、私は、勤務時間前に眼科に行く用事があり、そこは、当然ですが医療機関なので、マスクをしていきました。その後は、私の判断で、マスク無しで終日過ごさせていただきました。先日も申し上げたように、基礎疾患のある方、高齢の方、或いは病院や介護施設等、マスクが推奨されたり必要とされる場合以外は、私としては、マスクを外すと決めていたので、昨日はそうやって終日を過ごしましたが、大変爽やかで、すっきりとしています。ただ、飛沫感染等については、細心の注意を払いたいと思っています。
 以上です。

質問と回答

産経:地域医療枠の件についてです。今回、19人のうち12人が県内で引き続き勤務ということで、逆に言うと、4割の方が県外に流出されるような形になっています。この効果について、事業のチェックという観点ではどのように見られますか。

知事:もともと、卒業後9年間は、県内で勤務をいただくというルールです。その後は、それぞれ職業選択の自由、居住の移転の自由とかがあり、憲法上保障された権利を行使されているだけのことなので、特に、何か私の方で申し上げることはありません。

産経:ただ、そもそもこの制度自体、県内の医師不足解消のため、かつ、現在、言われているのは、医師の中でも、いわゆる40代、50代のベテラン層が足りないというような前提がある中で、そういう人たちをどう育てていくかが根本的な課題となって、制度が作られたというふうに記憶しています。その中で、やっぱりできるだけ、(勤務義務の年限が)終えられてからも、引き続き(県内で)働いてもらえるようにというのが、一つの制度趣旨かと思いますが、その辺りはいかがですか。

知事:全くそうです。それで、私としては、6割の方が残ってくださったことは多としたいと思っていて、逆に、県庁として、残ってくださった6割の方に対して、感謝の念というか、その思いをどうやって伝えたらいいのか、原課に検討してもらっています。
 (この方たちは)残ることを決めていただいただけですが、それこそ民間企業であれば、例えば、残って1年ぐらい経った時に、残っていただいたことに対して、金一封とか社長賞とかがある。マスコミでも、スクープをすると社長賞が出ると思いますが、そういう意味では、報奨金という制度があるので、県職員の報奨金に似たような制度を作って、金一封という形で、我々の感謝の気持ちをお伝えするのも、今おっしゃったような、残っていただく方を増やす一つの方向性を助ける意味合いはあるのではないか。今のが良いかどうか分かりませんが、そういうことも含めて、そのような方向で検討して欲しいということは言っています。
 逆に、北風と太陽みたいなことがあり、残っていただくことは良いことですが、北風を吹かすわけにはいかない。少なくとも、この枠でいったら9年間は残ってくださいという義務を課すのは、広い意味で言うと、ある意味北風です。そうではなくて、太陽の政策をしたらどうかというのは、全くおっしゃるとおりで、できるだけ、来年は、7割とか8割の方に残っていただけるように、工夫をしていきたいと思っています。

NHK:先ほど、知事も言及されたと思いますが、昨日から、マスクの着脱が個人の判断になったと思います。一日経って、県庁内ではどういった反応、どんな状況でしたか。

知事:私の接触する限り、知事室の秘書課は、外のお客さんが来られて、窓口に近いので、窓口の方はマスクをしています。それから、職員も、比較的外部の方と接触する時は、マスクをしている例が多かったように思います。それはまさに個人の判断なので、それでよかろうと思っています。

NHK:先週も、いろいろとマスクでお伺いしましたが、改めて、マスクの(着用は)個人の判断ということに関して、県民の方への呼びかけをお願いします。

知事:一つは、先ほど申し上げたように、私自身、知事なので面会される方も多いので、病院へ行く時、高齢者の方に会う時、基礎疾患のある方に会う時は、事前にある程度調べて、細心の注意を払った上で(マスクを着け)、そうでない場合は、積極的にマスクを外して活動しています。いろんなイベントも、できるだけオープンにして、特に屋外でやる場合は、本当にマスクは必要がないと専門家も推奨されているので、それをやっていきたいと思います。しかし一方、当然、基礎疾患があろうとなかろうと、高齢であろうとなかろうと、ご心配の方は、当然マスクで身を守られたいと思われるでしょうから、まさに個人の自由なので、それ以上でも以下でもないと思っています。あまり、県庁の人が、何やかんや言う話ではないと思っていますが、その結果として、差別的な扱いを受けることがないようにだけは、みんなで心していきたいと思っています。

NHK:別の話題で、トルコの地震が、昨日で5週間が経ったと思います。今週も、いろいろな企業から献金があったりする動きがあると思いますが、トルコの地震について思われることは。

知事:トルコは、特別、私ども和歌山県と縁の深い友好的な国であり、私も、発災後すぐに、お見舞いのお言葉だけでしたが、トルコ大使館に(行って)大使に直接お届けするような間柄です。(今回の地震は、)シリアを含めて5万人を超える死者ということで、3.11(東日本大震災)を超える大きな被害だと思います。ただ、これはまさに明日は我が身で、非常にタイムリーだったと思いますが、NHKがこのあいだ南海トラフの特別番組をお作りなられたように、県庁内でも、防災の観点或いは直後の復旧・復興について、今一度点検をして、緊張感を持って行動していきたいと思っています。

NHK:県としても、トルコ地震に対して、義援金の募集などは、引き続き行われていきますか。

知事:もちろん、引き続きやっていきます。いろんな団体で取りまとめをされているところは、ちょうど今集まってきているところで、今週お届けしたい、来週お届けしたいなど、たくさん(お話しを)いただいているので、引き続き、義援金の募集は続けていきたいと思っています。

朝日:タウンミーティングですが、紀美野町で、報道フルオープンという形で行いました。今後も、フルオープンでやっていくのか、その辺は何か考えがありますか。

知事:まさに、トライアンドエラーで、紀美野町はフルオープンでさせていただいて、出席者のご意見もアンケートを取っているので、フルオープンでも本音をしゃべれるのか、その辺は、ちょっと試行錯誤でやっていきたいと思っています。ご覧いただいたとおり、私の感覚でも、マスコミの方が入っても、結構、活発な本音の議論ができたと思っています。むしろ、その議論をマスコミを通じて、県民の皆様に知っていただくということもありますが、(タウンミーティングに)来られる方に聞いてやっているので、来られる方が(フルオープンが)OKであれば、フルオープンを原則として、後はケースバイケースで考えていきたいと思っています。

朝日:参加者を見ると、11人の内女性が1人で、ああいう会合を開くと、男性中心にならざるを得ないというか、(女性の参加が)難しいかと思いますが、なるべく女性の意見を聞きたいという個人的な思いもあり、その辺りは。

知事:それは全く同感で、実は、あの日は、他に(参加される)女性の方も予定されていましたが、ご都合が悪くなって欠席され、北さんだけになってしまい、とても残念でした。
 我々、振興局を通じて、男女ということは言っていませんが、できるだけ多様性のある方に来てくれということは言っていますし、人口の半分は女性なので、それはおっしゃる通りです。私が選挙の時にやる草の根の座談会は、女性中心です。そういう意味では、できるだけ多様な方、女性というのもそうですが、年齢層や職業も、いろいろな方に、今後参加していただきたいと思っています。

朝日:アルテリーヴォ和歌山の新体制発表が土曜日にありましたが、今年のチームへの期待みたいなところを、知事からお願いします。

知事:昨年は、関西の一部リーグで優勝されました。ご存知のとおり、地域の大会で二位までになれば、JFLへ昇格できます。これまで、チャンスが二回あり、もう少しのところまできているので、ぜひ今年は、JFLへの昇格を期待したいと思っています。

朝日:チーム関係者から聞きましたが、JFL以上のカテゴリーのチームがない都道府県は、和歌山と福井と、島根は直近までありましたがJFL退会で、全国47都道府県で3県だけです。知事は、「和歌山からJリーグチームを作る会」の発足メンバーとおっしゃっていましたが、なぜ、空白県というか、なかなかJリーグチームができないのか、和歌山から出てこないのか、その要因というか理由みたいなところは、何か考えられていますか。

知事:まさに、おっしゃるとおり、私は、2006年に、「和歌山からJリーグチームを作る会」の創設メンバーの1人です。たまたま、私は、2002年の日韓ワールドカップ合同開催の時に、ご縁があってサッカー協会のお手伝いをしていました。当時、小倉会長で、その関係もあって、川淵チェアマンとは仲良くなったものですから、メッセージをいただいて、(和歌山からJリーグチームを作る会を)立ち上げて、今日まで至っています。
 関西リーグの一部で優勝を重ねるのは、結構大変なことだと思っています。それで、和歌山が、いろんなランキングで順位が下だとか、空白県の一つだというのは、私はあまり意味があることだと思っていなくて、要するに、いろんな活動をしていって、県を活性化し、県民を元気にするプロセスを、みんなである意味楽しみながら、ワイワイガヤガヤ(活動を)やっていくことにこそ意味がある。JFLへの加入を目指して、まさにみんなでワイワイガヤガヤ(活動を)やって、いずれそれを手中に収めることが目標なので、あまり、足元を見てうつむくことはないと思っています。

関連ファイル

このページの先頭へ