知事記者会見 令和5年3月9日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和5年3月9日 知事記者会見

令和5年3月9日 記者会見室

県職員のマスク着用について

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 それでは、定例記者会見を行います。資料に基づいて説明しますが、発表事項としては、県職員のマスク着用について、今日、この内容を職員に周知することにいたしました。内容は、国のガイドラインや、総務省からの通達もありましたし、関西広域連合でも、先週末に皆さんと一緒に相談して、いろいろ議論をしました。そういうことを踏まえて、次のようになっています。
 原則は、当然ですが、職員においても、マスクの着用は、個人の判断を基本とします。ただし、県としては、職員にマスクの着用を推奨する場合として、三つ挙げています。
 一つは、当然ですが、来庁者の方がマスクを着けてくださいとおっしゃった場合は着けさせていただきます。それから、所属長が必要と認める場合として、不特定多数の方や基礎疾患のある方が訪れる窓口業務は、窓口業務所管の所属長の判断で推奨する場合がある。それから、執務室の職員の中で、基礎疾患のある方や妊娠している方がいる場合、或いはどうしても換気が不十分な部屋で執務をしなければいけないような場合です。これは、あくまでも推奨です。
 逆に、マスクを着用しなければならない場合としては、以下の三つで、医療機関や高齢者施設、障害者施設等を訪問する職員。それから、風邪症状等で、咳やくしゃみをしている職員。それから、新型コロナ検査で陽性になった場合や同居家族に陽性者等がいる場合で、やむを得ず外出する場合は、着けなければならないということで、お願いしています。
 職場以外での推奨の場合は、基本的には個人の判断ですが、国や関西広域連合の基本的な考え方に合わせて、通勤ラッシュ時など混雑した電車やバスに乗車する場合、医療機関を受診する場合ということで、本日発出させていただきますので発表させていただきます。
 今、申し上げましたのは、3月13日からの実施になります。

三機工業株式会社が和歌山県「企業の森」事業に参画~「SANKIYOU」(さんきゅー)の森 南紀白浜」として熊野古道大辺路沿いの森林を育成~

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 二つ目は、三機工業株式会社の「企業の森」事業への参画です。資料を見ていただければと思います。
 

紀美野町で「タウンミーティング」を開催します。

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 話題事項は二つあり、一つは、タウンミーティングです。三回目になりますが、過去二回は、ショートノーティス(時間が無かった)だったので自分たちでやりましたが、ご要望もありましたので、マスコミフルオープンで一度やってみたいと思うので、ぜひ、ご取材をいただければと思っています。
 紀美野町のかじか荘でやらせていただきたいと思っています。地元のいろんな関係者に振興局でお願いして、集まっていただく形です。大体1時間、ディスカッションしたいと思っています。

 

「令和4年度女性活躍推進賞」の決定及び表彰式の開催

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  それから、これも資料提供済みです。令和4年度女性活躍推進賞の決定と表彰式です。表彰式は、本日行います。

 以上です。

質問と回答

読売:マスクに関してです。細かいことになりますが、保健所の職員は、どういう扱いになるのかを教えていただいてよろしいですか。

知事:保健所の職員も、これと全く同じです。

読売:基本は個人の判断で、医療機関や高齢者施設を訪問する場合とかは、マスクを着けなければならない。

知事:はい。これは全ての職員を対象に考えています。

読売:今回、県職員の発表があって、以前、県民の皆さんへの呼びかけもあったと思いますが、やっぱりマスク(の着用を)個人の判断というふうにすると、(マスクを)着けろとか、マスクを脱げというのを、無理強いされるケースもあるかと思います。改めて、その辺り県民への呼びかけはいかがですか。

知事:これは、新型コロナが始まった時からそうですが、新型コロナの関連での、いわゆる差別的な言動や取り扱い等については、できるだけ止めていただきたいと、ずっと申し上げてきたと思います。マスクについても、それぞれの(個人の)判断で行われる場合について、そのことをもって、何がしか差別的なことが起こらないようにお願いを申し上げたいと思います。

テレビ和歌山:マスクの件です。知事室は他の職場とちょっと違うと思いますが、知事ご自身は、マスクの着用はどのような感じでされますか。

知事:知事室は、他の職場と一緒です。

テレビ和歌山:状況が。

知事:状況も(他の職場と)一緒です。何も変わりません。その上で、私は、積極的にマスクを外していこうと思っています。今、言いました推奨の場合と着用しなければならない場合以外は、完全にノーマスクで行動したいと思います。できるだけ、県のイベント等も、積極的にルールを守りながら、(ノーマスクを)エンカレッジ(促進)していきたいと思っています。

テレビ和歌山:知事室という意味は、知事の職務室のことです。

知事:私の部屋で会議をする場合は、事前に(確認し)説明する方が基礎疾患を持っていたりした場合は、(マスクを)やります。それは、まさに、このルールに従ってやらせていただきます。
 私は、今でも、外を歩く時はマスクをしていません。それは、政府のルールで、外を歩く時は(マスクを)しなくていいので、外を歩く時はマスクをしないで歩いています。ただ、いつでも(マスクを)着けられるように、手には持っています。そういうふうにしてきたつもりなので、できるだけマスクはしないようにという判断を、個人でしたいと思っています。

NHK:マスクの着用についてお伺いします。先月13日に、県民の皆様へのお願いを出されていると思いますが、今回出された県職員のマスクの着用についてと県民の皆様へのお願いで、もし、異なっている点などがありましたら、教えていただけますか。

知事:基本的には同じことになっています。

毎日:マスクの件でお聞きします。この3年間で、マスクを着けることが当たり前の世の中になってしまっていると思いますが、そのことが、人々の心というか、意識に与えてしまった、ちょっとまずかったのではないかとかのマイナスの影響について、どのように考えていますか。

知事:マイナスなのかプラスなのかよく分かりませんが、うちの家内は化粧しなくていいので楽だとか言っていまして、決してマイナスばかりではないかと思いますが、それぞれの個人の受け止め方や感性ですから、特にコメントすることはありません。
 私は、インドに一週間出張してきましたが、インドでマスクをしている人は、1人もいませんでした。従いまして、私も一週間ノーマスクで暮らしましたが、爽やかでした。元気が出るという意味では、何がしか、やっぱりマスクをしてきたことについて、今おっしゃったようなマイナスがあったのかもしれませんが、済んだことなので、これから、明るく楽しく、皆さんどうですか、マスク外してやっていきたいと思います。

毎日:県立自然博物館についてです。今回の県議会でいろいろとご答弁されていますが、基本計画の結果の報告書は、おそらく年度末なのでそろそろ出ているかと思います。その結果はどのようなものでしたか。

知事:結果は、まだ出ていません。答弁したとおりですが、専門家の皆さんのご意見を踏まえて、自分たちの考え方をまとめた上で、海南市当局と誠実に協議をさせていただくということです。特に方向性が決まっているわけではありません。

毎日:経費が多額になるというようなご説明だったと思いますが、具体的な試算の整備費と維持費は、どれぐらいの金額だったのですか。

知事:それが、調査結果でこれから出てきます。多額になるという定性的な報告を受けているだけなので、金額についてはこれからです。

毎日:報告書が完成した時には、その金額は公にするということですか。

知事:報告書というのは、基本的に公表されるものだと考えています。

毎日:選挙についてです。4月に衆院一区補選が行われると思いますが、岸本知事は、どなたか特定の候補者を応援したりとか、そのようなご予定はありますか。

知事:衆議院の補欠選挙については、県知事として、特にコメントする立場にはございません。

毎日:この間の自民党の記者会見の中で、二階自民党県連会長が、新知事も、自民党県連の決定に協力することはやぶさかではないという強いお話をいただいているというふうなコメントを、公の場でされていますが、そのことは間違いですか。

知事:この点についてだけ、今、私の名前がクオート(引用)されていたので、ご説明しますと、自民党県連の中での選考過程の段階で、私から、二階先生だけではなくて石田先生と世耕先生、県選出3人の国会議員の方に同じことを申し上げました。
 一つは、私が、昨年の知事選挙で推薦をいただいた政党の公認候補の方については、私自身が推薦をいただいた恩義があるので、応援をさせていただきます。従いまして、私は一票しか持っていないので、私の後援会の幹部にはその旨を伝えます。しかしながら、後援会と言っても、私の方が下で後援会の方が上で、応援していただいている立場なので、人の心まで動かす自信はありませんと、そのように申し上げています。それ以上でも以下でもありません。

毎日:自民党の決定に対して、「では、どうします」というような回答はしていないということですか。

知事:自民党は、私を推薦してくださった政党なので、自民党の公認候補になれば、当然、推薦をいただいた政党の公認候補は応援させていただきます。

毎日:くどいようで申し訳ないのですが、党公認に既になっているという状況かと思うので、つまり応援するということでよろしいですか。

知事:それについてコメントする立場にありません。先ほどの経緯について、ご質問があったのでお答えしたわけです。

毎日:岸本知事自身についてお聞きしているので、岸本知事のことを答えられるのは岸本知事だけなので、コメントする立場にはあるのではないですか。

知事:そういう意味で言うと、繰り返しますが、私の知事選挙で推薦をいただいた政党の公認候補は、応援をさせていただきます。ただ、まだ他の推薦をいただいた政党も残っているので、その辺について、今現在、そういうことしか申し上げられないということです。

産経:発表項目とは別ですが、先日の県議会の一般質問で出た話で、パートナーシップ宣誓制度の導入について、知事ご自身、議場で前向きに考えると発言されていました。これについて、これまでの県の方針からはちょっと変わるのかなと個人的に受け止めていまして、パートナーシップ宣誓制度に対する知事のお考えと、今後どう進めていくかというスケジュール感みたいなところはいかがですか。

知事:県議会で答弁させていただいたとおりですが、私は、令和5年度4月から、その問題だけではなく、障害者差別解消条例は和歌山にはありませんし、部落差別解消条例の内容も含めて、憲法13条に基づく幸福追求の権利を、幅広く追求する県の一環として、いわゆるLGBTQの皆さんの幸福追求の権利をどのようにしたら守れるのかという観点で、検討していきたいと思っています。
 その際に、パートナーシップ宣言も一つのやり方であろうと思いますし、藤本眞利子議員がご質問されたような、LGBTQの権利の件で、既存の条例を直すのか、或いは新しい条例を作るのかも含めて、基本的には、憲法13条の幸福追求の権利を守るために、前向きにこれから検討していきたいということです。

産経:市民団体から、情報公開請求の閲覧手数料について無料化を求める要望が出ていたと思いますが、それについて知事のご判断はいかがですか。

知事:これは経緯のある話で、平成12年頃でしたか、この(情報公開の)制度ができたと聞いています。その(後の)経緯で、結局、大量の資料要求をされる方がおられて、その結果、職員が大変膨大な作業をせざるを得ないことになったので、多額ではないですが、ある一定の歯止めをかける必要があるのではないかということでスタートした制度だと伺っています。その趣旨は、私は妥当ではないかと思っているので、今、その制度を変えるつもりはありません。

産経:それについては、現状のままの予定ですか。

知事:この件については、導入された時の経緯を考えて、状況が変わっているとは考えていないので、そういうことです。

朝日:産経新聞の質問に関連してです。市民オンブズマンから、佐賀県や浦添市とかの情報公開の先進事例の紹介もあり、例えば、メールで請求している文書を送ってもらうとかの取組も一部自治体で始まっているという指摘もありました。そういった、前向きな情報公開を前に進める政策に関して、知事のお考はどうですか。

知事:もともと、情報公開そのものは私も賛成の立場なので、別途、令和5年度の新しい事業として、職員の皆さんと一緒に、情報公開の在り方そのものを検討するのは、やぶさかではありません。

和歌山放送:やり繰りや事業の見直しの点で聞きます。今年度末で廃止になったりする事業がいくつかあるやに聞いていますが、例えば、いろんな事業で、今年度でとりあえず止めるとか見直すとか、そういう一覧みたいなものはあったりしますか。

知事:今年度で止める事業の一覧は、財政課に聞いてみます。今、私が答えるだけの知識はありません。

和歌山放送:それによる経済的な効果とかも併せて、財政課に聞けば分かるということですか。

知事:経済的効果が分かるかどうか(は分かりません)。削減される予算は分かるかもしれませんが、それは、予算を作るときのスクラップアンドビルドの枠の中で行われていることだと思うので、そこは、すいません、私自身知識を持ち合わせていないので、担当課に聞いてください。

朝日:時々、いろんな人から聞かれるのですが、知事は、知事公舎に住んでいるのかどうかを、結構、県民で気にされている方がいらっしゃるようですが、その辺はいかがですか。

知事:内装工事をしていただいて、3月中には内装工事が終わるというふうに聞いています。その後、公務多忙で時間が取れないのですが、家具や電化製品の購入をしながら、引っ越す予定にしています。夏までには引越しをしたいと思っています。

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