知事記者会見 令和4年4月25日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和4年4月25日 知事記者会見

令和4年4月25日 記者会見室

ゴールデンウィークに向けた県民の皆様へのお願い

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 まず、ゴールデンウィークに向けた県民の皆様へのお願いを申し上げたいと思います。

ゴールデンウィーク(の状況)がどうかというと、この間、テレビでもやっていましたが、エイチ・アイ・エスが、ゴールデンウィークにどこへ行きたいかという伸び率ランキングを発表していて、和歌山県がダントツ日本一です。前年比725%という人気で、2位が千葉県の540%です。それは喜ばしいことですが、その関係で注意してもらった方がいいというのがあるので次のようなお願いをしたい。
 これ(資料1-1)が、お願いの三つです。まず、観光客、その他一般的な県民の方であれ、症状があったら旅行や帰省をしないようにしましょうというのが常識だと思うし、これは厳密にやっといていただいたら良いと思います。例えば、帰省をしたいと思う学生さんで症状があったら、ご家族或いは友達にうつしたりするので、これはやっぱりまずいと思う。それから、軽症の人が多いけど、旅行に行った先で発症して、(症状が)ちょっと大変なことになったらえらいことです。だから、症状があれば、「旅行や帰省はしない」、「イベントとか行事への参加を控える」。例えば、行事だって色々あって、友達と(お酒などを)一杯やるかというようなのもあります。後にも出てきますが、大人数で集まって騒ぐのは、それ自体、問題ですが、穏やかにお酒を飲むのは、別に禁止するべきことではないけど、症状がある時は、「僕、症状があるので、今日は遠慮しとくわ、クリニックへ行って調べてくる」と言うのが、正しいのではないかというふうに思います。
 二つ目は、久々に帰省をした友人等であっても、大人数・集団での会食は止めていただいた方がよいのではないかということで要請します。小人数で静かに楽しまれるのを、全部、目くじらを立てるつもりはありませんが、仮に、一遍に集まって、和歌山以上に感染が広がっているとこがありますから、そういう方(感染が広がっている地域から来て感染した人)がヒュッと入ってしまうと、大勢の人にバーッと一偏にうつる可能性があるので、控えていただいた方がいいだろう。大勢、大人数、集団、そういうのは止めましょうということです。一方で、例えば、音楽会、講演会、セミナーとか、黙って座っているだけのものは、遠慮しなくても、マスクをずっとして、手洗いをやっておられたら、問題ないのではないかというふうに思います。
 三つ目に、ワクチン接種をぜひやってもらいたいと思います。皆さんのところに資料(資料1-2)を配っていると思います。どんな資料かというと、私が知事メッセージに書いたのと同じ資料ですが、見ていただきますと、感染者のワクチン接種回数があって、3回打っている人も、2回打って3回目待ちの人も、やっぱり罹りますが、和歌山県では、未接種の人がオミクロンで半分罹っている。未接種の人は、いろんな事情で約2割強ですが、2割強の人から半分罹っていて、感染率は高くなります。そういう意味では、(接種した方と比べて)ちょっと感染も違うということです。

罹患率を見ると、黄色いところはワクチン未接種の人で、緑、青はワクチン1、2回(接種)の人です。ワクチンを打っている人の中でどのくらいの方が罹っているかとなると、黄色い方は5%ぐらい罹っているのです。3回打った人は0.2%ですから、随分違う。重症化率は、今の数字よりも遥かに違います。従って、ワクチンを打っておいた方が、自分も大丈夫だし、周りの人に対しても思いやりになるのではないかというふうに思います。皆さん、ワクチン(の接種)もよろしくお願いします。体制は整っていますから、受けに行っていただければ良いということであります。
 ちなみに、今、どのぐらいになっているかと申し上げますと、最新の進捗で、4月17日現在、和歌山県全体で3回目を打った人が57.8%で、全国の中では早い方です。1回目を打った人が85%、2回目を打った人が84.6%で、(3回目は)57.8%までいっているということです。60才以上の高齢者については、2回打った人のかなりの部分、90%近いくらいに進捗率がいっています。お体の具合で打てない人もいますから、これはかなり進んでいますが、20代、30代ぐらいの若い人になると、30%ちょっとぐらいです。(ワクチンを接種することで)こういう方も、自身の感染をさっきの(資料を)見たらかなり少なくし、重症化するリスクは、うんと少なくなる。自分のためにも良いし、仮に、ドンドンうつして、お年寄りにうつしてしまうと、重症化リスクが高くなるので、ぜひ、気をつけてあげて欲しいというふうに思います。

このメカニズムは、どんなふうになっているかを、宮坂昌之先生の本で勉強したら、ワクチンを打っていても、打っていなくても、沢山のウイルスにバーッと晒されると、ウイルスが細胞の中に入って感染する可能性はある。その時も、(ワクチンに)いろいろな作用があるので、仮に感染したとしても、ウイルス量がうんと少ないのが通例だ。次に、人に感染させる比率がまたうんと減る。やっぱりワクチンを打っといた方がいいですというのが、宮坂先生の本に、データとともにガンガン書いてあります。そういうのを読んでいただきたいというふうに思います。

スペースワン株式会社との宇宙教育活動の推進に関する協定について

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 次は、スぺースワン株式会社との宇宙教育活動の推進に関する協定を、4月27日15時30分から知事室で結びます。スぺースワン株式会社の豊田社長がおいでくださって、私と教育長が署名者になります。資料にあるように、授業や部活動への講師派遣、教職員を対象とした研修支援、授業に必要な機器や設備等の助言、スペースポート紀伊の見学機会の提供をやってくださることになります。再来年から、本格的な専攻コースが串本古座高校で始まりますが、それまでの間、こういう協定を利用して時々授業に来ていただくとか、或いは串本古座高校の方々がスペースワンのいろんなイベントの時に、お手伝いをする機会を与えてもらえるとか、(スペースポート紀伊の)中身を見せてもらえるとか、そういうのがいろいろ期待できるのじゃないかというふうに思っています。(今回の協定内容である)串本古座高校のことばっかり言いましたけど、(将来的には)県全体で、他の高校の方もそういう機会を与えてもらえたらと思います。

令和4年度わがまち元気プロジェクト第1弾決定!宇宙(そら)と海と大地につながる町・南紀串本プロジェクト

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 次は、同じく串本に関係しますが、今年度になって初めての、「わがまち元気プロジェクト」が発足します。町の方或いは地元の人たちがみんな集まって、我が町を元気にするにはどうしたらいいかということを考えて、我々がそれに参加をして応援をするというプロジェクトです。

3年間でやろうということですが、プロジェクト名は、「宇宙(そら)と海と大地につながるまち・南紀串本プロジェクト」。なんかNHKの大河ドラマのタイトルみたいですけど、そういうことです。ロケットが、もうじき打ち上がるので、特に宇宙、それから串本は海ですから、そういうものを上手く使って、まちづくりをしていこうということです。
 2枚目に具体的に書いていますが、三つありまして、「来訪者の受入・交流の拠点づくり」。特に、旧古座分庁舎でオリエンテーションなんかをするような準備を着々とやっていますが、こういうところを応援しよう。
 その次は、「国内外への情報発信」で、宇宙兄弟と連携しているので、プロモーションしよう。それから、地元の人もえらく盛り上がっていて、ロケットにちなんだいろんなお土産物を作ろうというような動きが出ていますから、そういうものを串本ブランドとして構築していこう。
 3番目に、「体験メニュー造成、教育旅行誘致」ということです。
 そこに書いているようなことをいろいろ、これから作っていってPRしましょうということです。
 これは、今日の発表をもって決定です。

WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー 5th season が始まります!

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 その次は、WAKAYAMA800サイクリングプロジェクトの、モバイルスタンプラリーの第5回目シーズンが始まります。これは、モバイルを持ってサイクリングしてポイントに行くと、ピッというとスタンプが押されるわけです。どのくらいスタンプを押したかによって、申し込む権利が出て、抽選で豪華景品が当たります。ぜひ、皆さん競って参加してください。

 さらに、紀南の方に行かれて、特にお疲れになった方は、そのまま自転車をJRの普通列車に積んで、拠点のところ、ひょっとしたら、(車の)駐車をしているところなんかあると思いますが、そういうところにまで、電車に乗ってゆっくりと帰れる。或いは、行きに使ったりもできますから、よろしくということです。

 「第10期わかやま塾」塾生募集のお知らせ 各界で活躍する有識者・経営者からの直接講義!

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 その次は、「第10期わかやま塾」塾生募集です。和歌山で、いろいろこれから事業を考えたり、創業もあるし、事業を大きくするということもあるし、それをプロモートする人に回るということもあるかもしれません。そういうことをいろいろ考えている方については、各界で活躍する有識者或いは経営者から、いろいろな話を聞くということになっています。前は、知識編と心掛け編に分けていましたが、分類が何か変だなという感じがあって、知識編、それから心掛け編、ノウハウ編です。この三つに分けました。
 これ一枚しかないので、詳細にこんな事業をしますというようなことは書いていませんが、肩書きである程度判断をしていただいて、知識編は、例えば、行政の制度はどんなになっているか。例えば、補助金をもらいに行く時、国がいろんなことを決めると、新聞に出るけど、あれはどんなふうにして決まっているのか。そんなようなこともあるし、日本経済や世界経済の知識、それから、エネルギーやインフラです。一体どういう意味があって、どこまでどうなるのかというようなことを、知識として入れておくということです。心掛け編は、よしと気力を奮い立たせて、頑張るぞということの材料になるような話をしていただく。ノウハウ編は、例えば、コミュニケーションをどうやって取るかとか、或いは事業を起こす時に、どんな手段或いはやらなければいけない手続きがどんなのがあるのかをやってもらう。こういうことになっています。4月25日から5月25日までに申し込んでいただいて、我々で、この人は、塾生としてふさわしいかなということで考えて選ばせてもらって、6月から2月までの第3水曜日の18時30分から21時過ぎまでやります。仕事が終わってから来てくださいということになります。

キクロン株式会社がかつらぎ町で「企業の森」による森林保全活動の実施を決定!

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 その次は、企業の森です。キクロン株式会社が、「にうつひめの森」と名前の通り丹生都比売神社の近くで、企業の森をやってくれることになりました。101プロジェクト目になります。長計によると、後5年で、49達成しないといけない。調印式は、知事室で、5月9日にキクロン株式会社社長とかつらぎ町長をはじめ、皆さんとやらせていただきます。

知事監視製品の新規指定をします

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 次は、知事監視製品の新規指定を行います。しょっちゅうこんなことをやらないといけないのは、不愉快ですが、和歌山県は、ちゃんと制度を作っていて、「これはアロマです」とか、「芳香剤です」とか言ってごまかして、とんでもない危険ドラッグを売りつけるというようなことについて、取り締まることになっています。嘘をついて或いは手続きを経ないで、危険ドラッグを売りつけた者、ちゃんとルールを守らないでそれを摂取した者については、直接、過料がかかるような制度になっています。特に、和歌山にはそういう人がいないと思うけど、そういうところに誘惑に駆られたら捕まりますということをすぐに感じて、これは、「いかん、いかん」というふうに止めてもらいたいということです。

わかやまリフレッシュプランS~県民割の利用期間の延長・ブロック割の一部開始について~

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 話題事項で、「わかやまリフレッシュプランS」を、今現在やっていますが、ゴールデンウィークは、ちょっと止めろというふうに国が言ってきて、国のお金を使わせてもらっているので、「はい」と言って、4月29日から5月8日は対象外ですが、4月1日から5月31日までということで利用期間の延長です。皆さん、申し込んでください。

今までは、県内限定で県民だけにしていましたが、制度的に、他所で同じような制度をやっているところは、相互乗り入れして、ブロック割にしましょうということになっています。今、チャンスがあるのは徳島県だけなので、徳島県と相互乗り入れをやらせてもらいます。和歌山県民で徳島県に行きたい人は、徳島県に申し込むのだっけ。
 

観光振興課:申し込むのは、到着地の方です。

 徳島県に申し込む。徳島県民も、和歌山県がこれから延長するものには申し込めます。
 それから、(一般検査の)PCRの無料検査が(5月31日まで)延長されています。今まで発表されているのは、薬局、会社の施設ということでしたが、臨時に、和歌山駅近くのわかちか広場でもやるので、例えば、旅行に行こうかなと思った時に、何かちょっと不安という人は調べに行くとか、誰かにうつしたらまずいなあという人は調べに行くとか、そういうことをおやりになったらいいのではないか。これは、全国いろんなところで同じようなことが始まっているので、逆に、例えば、和歌山へ来られる人、和歌山におばあちゃんもいるし、ちょっと調べておこうかといって、大きな駅の同じような施設で調べられたらいいのではないかと思います。ただ、私が申し上げていることは、皆さん、和歌山の報道機関だから、そっちの方(和歌山に来られる方)には届かないかもしれませんけど。
 以上です。

質問と回答

共同通信:先日の県議会臨時会でIRが否決されてしまいました。その後の囲み取材で、IRにかかった管理費用等はお伺いしましたが、推進室、事業の精算、後片付けというのは、見えていますか。

知事:これからゆっくり考えていきます。IRは否決されたので、今のプロジェクトを進める訳にはいきません。だけど、和歌山のポテンシャリティを考えると、IR自体を未来永劫諦めてしまう必要は無いのではと思います。また、反対した人の多数は、「IRは推進だけど、このプロジェクトはいけない。けど、別のシナリオがある」と言っている人がいるので、それは、是非そっちが実現するように、言った手前、頑張ってもらったらいい。それがいけそうだったら、我々は、また、それに乗っかっていったらいいと思っています。そういうことを含めて、体制をどうするかは、これから考えていきたいと思います。

共同通信:そうすると、推進室は縮小して温存していくのか。

知事:それは、私が今、申し上げた通りです。

共同通信:マリオ・ホー氏とは、議会のあと、何かお話等されたりしましたか。

知事:すぐに電話をして、せっかく一生懸命やろうとしてくれていたのに、こういう事態になってすみませんと言いました。あとは、またゆっくり、もうちょっとコミュニケーションを取って、いろんなお話もしたいと思っています。とても良い若者でした。

共同通信:否決を受けて、マリオ氏の反応というのは、どんな感じでしたか。

知事:がっかりしておられると思いますが、マリオ氏自身も、これだけ用意したのだから、何もかも全部止めるとは考えていないかもしれません。我々が仕上げてきたプロジェクトを推進するわけにはいかないので、何も言えませんが、いろいろな期待は持っています。いずれにしても、詐欺や悪い人は別ですが、世界中の投資しようと言ってる人は、大事にしていかないと、和歌山はなかなか辛いところがあると思います。辛いところがあるからIRをやってきたので、「IRは絶対に反対だ」と言う人は、どうやって和歌山の衰勢を食い止めるのだろうかということが、今度はその方々にも乗りかかっていくと思います。それから、別のやり方でIRを実現したら良いと思う人は、それを一生懸命努力して欲しいと思います。

NHK:先ほど、ゴールデンウィークに向けての呼びかけがありましたが、新型コロナの県内の感染状況について、知事は今、どのように見られていますか。

知事:本当に減らないなと思っています。その点では、ややウィークだなと思うような大都市圏、もうあまり(対策を)やらなくても良いのではないかと言いたがるような人たちがいる県があって、そういうところは、発言なんかを聞いていると、やはり、捕捉レベルというか感染拡大防止対策が少し甘いと思います。和歌山県はそうではなくて、本当に100%の気力で努力をしていますが、だけど、減らない。もっと減っても良いのではと思うけど、やはりこの感染力はすごいと思います。そういう意味では、先ほど言ったように、いろんな行動を全部制限する必要は無いけど、最も感染しやすくて、感染した時に、手が付けられなくなるような行動は、慎重にやってもらったら良いと思うし、いつ罹っているか分からないから、そういう時のために、クリニックに行って調べてもらうこともしてほしいし、感染リスクをうんと下げる、或いは重症化リスクをもっと下げるワクチンは、打ってもらった方がいいなということです。だけど、本当に減らないなと思っています。

NHK:減らしていくためには、どういうことが必要ですか。

知事:とにかく、粘り強く保健医療行政は頑張るしかない。2年以上頑張ってくれていて、しばらく感染がゼロの時期もありましたが、本当に疲労も極度に達していると思います。だけど、私の部下のほとんどが、それでも頑張ってくれているので、本当に、部下に感謝したいと思います。ただ、どこでどううつるか分からないというぐらいの感じなので、うつった人に対して責め立てるようなことは止めた方がいい。うつることもあるから、うつったかなと思ったらすぐ調べるのが正しいと思います。

NHK:改めて、ゴールデンウィークに感染が拡大するかもしれないという懸念をお持ちだと思いますが、その懸念度合いをどう見ていますか。

知事:どう答えたら良いのか。

NHK:懸念度合いというか、再び感染が拡大してしまうかもしれないという懸念はお持ちでしょうか。

知事:感染が抑えられている訳では無いし、うんと減ったわけでも無いので、いつまた拡大するかもしれない。拡大するリスクはどこにあるかというと、先ほど言ったみたいに、例えば、基本的な感染対策を皆さんが完全に止めてしまったら、(感染者数は)うんと上がってくる。それから、我々の保健医療行政を手抜き工事したら、上がっていきます。それから、ワクチンの接種が進まなかったら、上がっていきます。やりすぎ行動が出てきたら、上がってしまいます。やりすぎ行動というのは、最低限のことしか言っていないけど、大勢で集まって騒ぐようなことです。そういうことがあったら、上がってきます。だから、そういうことを少しずつ少しずつ減らしていく。だけど、普通の経済活動や生活は普通にやる。例えば、うつるかもしれないので家に閉じ籠もるなんてことは勧めません。

NHK:スペースワンと宇宙教育の協定を結ばれるということで、串本古座高校での宇宙教育(の新設)が再来年に迫っていて、本格的に動き出したという印象ですが、それについての期待感は。

知事:宇宙教育、串本古座高校の振興や発展は、やはり、スペースワンのロケット発射場にすごく懸かっています。ですから、スペースワンの方々も、これまで和歌山県が協力して、一生懸命一緒に手を携えてプロジェクトを遂行してくれたということで、ものすごく感謝してくれているので、また協力して、スペースワンの力を大いに借りながら、宇宙教育を進めていきたいということです

毎日新聞:冒頭で、和歌山に来たいという方の伸び率が非常に上がっているというお話がありましたが、今こうやって注目されている理由は、知事の中では、どういったことが要因だとお考えですか。

知事:観光資源がいっぱいあります。それは、「和歌山って、どこ」というところから始まって、十何年間頑張ってきた。民間の方も含めて、みんな一生懸命PRをしたり、観光資源に磨きをかけたりしてきました。それから、毎日新聞をはじめ、いろんなところでどんどん出していただけるようになりました。出していただければ、「おおっ」と思うし、「おおっ」と思う度合いは、他所より大きいと思います。それが効いてきたのではないか。今、新型コロナが無かったら、本当はもっと爆発していたところだと思います。それから、特に、外国からはまだちょっと来ることができない。ところが、外国の個人向けの旅行誌等の評価はすごく高い。(前に)1枚紙に書いて、お渡ししましたが、ああいうのが多いので、新型コロナさえ無かったら爆発していたのにと思います。

産経新聞:ゴールデンウィークの過ごし方について県民向けに発信されましたが、観光客が県外からも来られる可能性があるということで、受け入れる観光施設やホテルに対する注意の呼びかけがあればというのが一つ。あと、これまでずっと、観光業界が傷んできたという経緯がある中で、今回、久しぶりに、制限がかからない長期休暇になります。そのあたりについての、観光業界に対する期待とかも含めてお願いします。

知事:まず、特に、和歌山県の観光業界は、前々からものすごく熱心に、感染防止のために取り組んでくれています。私も、各地に出張へ行ったら、日帰りにしようと思ったら出来るけど、出来るだけ泊まることにしますが、皆さんやってくれていることは完璧で、最大限の注意をしながら、やってくれていると思います。それで、例えば飲食店もそうですが、前に、大勢の若者が集まって感染爆発したようなところがあるので、そういうところはちょっと抑えて、上手くお客さんに楽しんでいただく、静かに楽しんでいただく、そういうやり方でやってもらえば良い。それ以外は、本当に、皆さんに気をつけていただいているので、良いのではないかなと思います。2番目の質問は何でしたか。

産経新聞:今年は、ゴールデンウィークの観光客が増えそうというところで、その影響に対する期待は。

知事:今、そこだけ見ておられるようですが、実は、和歌山の観光客がビューッと伸びかけた時というのは、今まで三回ぐらいあります。その度毎に、こんなご時世で旅行に行くのは何事かと尾身氏に言われて、それがテレビでブワーッと出て(観光客が)カチッと落ちたり、そんなことの連続でした。そういう意味では、今回はそういうのが無いから。割と素直に、観光も気をつけながらというのが、一般化しているのではないかなと思います。もちろん、ずっと傷んでいますから、たくさんお客さんがお見えになると、収入も上がるので、それは良いことだと思います。そういう意味では、3年前に比べればそこまでは戻らないと思うけど、期待はしたいです。

共同通信:話が大分変わりますが、今年1月に、県が、ひきこもり支援の啓発動画を作成し、配信して一部の人へ届くようにしたのですが、結局、批判が出てきて、(配信を)中止してしまったという経緯が、「きのくに21」でもやっていたと思います。(県議会の)委員会でも出ましたが、単年度予算で330万円を計上して、半分近くの160万円ほど使ってしまいましたが、これに関して、予算の使い方としては妥当だったかどうか、その辺りいかがでしょうか。

知事:まず、何のためにやったのかは、私の命により、担当課長がテレビ和歌山の「きのくに21」で説明しましたが、一言で言うと、ひきこもりには二通りある。一つは、家族にも会うのが嫌になるような、本当に人を拒絶するようなひきこもり。もう一つは、一部の日常生活は表に出てちゃんとやっているけど、残りの日常生活が上手くいかないというのがあります。両方とも困ったことで、何とか、その人のためにも、立ち直るきっかけが出来たら良いということです。

今回のテレビについて言えば、担当課で、後者、つまり、時々は日常生活も出来るけど、それが特定のところしか出来ない、オールラウンドな社会生活に入っていけない、そういう人たちを、どういうふうに社会復帰させるかということについての啓発番組を作りたいということでした。それは結構なことで、予算も、啓発番組を作るから、330万円を使って、識者の意見も聞きながら、競争入札をして、やったわけです。やったけど、作った方のセンスの問題か、或いはそれを良いと思った審査した方の問題かもしれないけど、前者の問題意識を抱えている人からすると、問題意識が全然違うチャラチャラした番組を作られた、不愉快だと思う気持ちが強かった。それで、なんだなんだと思って私も観てみたら、ちょっと演出が過ぎたという感じがしました。それで、どのぐらいの割合か知らないが、不快な思いをしている人がいたら、それはやっぱり止めた方が良いということで中止しました。どんどん観ていただくと(費用が)加算されますが、番組の制作費プラス、一ヶ月半ぐらいで中止しましょうと言ったので、その止まるまでの加算が、160万円ぐらいでした。

これは、反発のところを計算しなかったという点ではいささか問題はあったけど、政策目標としては間違ったことをしたわけでもないし、制作費がそんなもんかと言われたらそんなもんだろうし、デュープロセスがおかしかったかというとそんなこともないということで、結果は、止めた方がいいと私は判断しましたが、別に変なことをしたわけではないというのが、私の思いです。

共同通信:今、二つパターンを挙げられて、後者の、日常生活の一部が上手くいく方が対象と仰っていて、それは私も担当課から聞いて、調べたら、内閣府の調査を基にしているということでした。色々と原因を考えていく中で、要素はたくさんあり、例えば、兵庫県や滋賀県は、ものすごく詳細な実態を調査している。ただ、和歌山県に関しては、今のところ、ふんわりした、若者向けに意識調査した結果が少し残っているぐらいで、実態調査みたいな詳細なものが無かった。今後、そういったことを、ひきこもりに限らず、福祉の啓発等をしていく上で、考えとか推進していくことはありますか。

知事:一般論として言うと、色々調べた方が良いと思います。だけど、調べることが初めから分かっているならば、追随して同じことを詳細に調査ばかりして、何も対策をしないというのも考えものです。ですから、そういうことに気がついて、もっと分からないことがあると思うから調査した方が良いのではないかというのは、健全なるジャーナリストの共同通信が言っていただいたら良いのではないでしょか。

読売テレビ:エネオス撤退の件です。撤退発表の時から知事にたくさんお話を伺ったが、発表から3ヶ月ほど経って、地元の人の声や、企業さんの声が入ってきていると思いますが、改めて、エネオス撤退の和歌山県への影響を、もう一度お伺いできますか。

知事:影響はとても大きいです。売り上げだけで考えたら、ものすごく大きいです。例えば、あそこの工場が機能しなくなったと考えたら、有田市の工業出荷額の9割ぐらいが無くなってしまうし、和歌山県全体でも2割まで行きませんが、2割弱無くなってしまう。雇用になると、もうちょっと小さくなりますが、それでも大変な大きさです。あそこで従業員が500人ぐらい、下請けの方が1000人ぐらい、ほとんど専属で働いておられる。その人たちの雇用が無くなってしまったら、大変なことになります。世の中の流れなので、石油精製を小さくする、そこは閉めざるを得ないというのは理解するとしても、せっかくあそこであんなに頑張ってやってきて、施設もあるし、タンクもあるし、色んなものがあるから、別のことで、次のエネオスのエネルギー企業としての成長因子みたいなものをあそこで育ててくれませんか。それから、雇用もぐっと減って有田市が困ることの無いように、廃れないように何とか考えてくれませんか。すぐには難しいかもしれないけど、将来は、むしろ普通の石油精製よりも、もっと雇用にも繋がるような大きな事業を考えてくれませんか。そういう話をしています。

もちろん、話には乗ってきてくださっていて、経済産業省も一緒に参加して、ある意味では応援をしてくれています。ただ、何をどうやってやるかは、これから作っていくような話が多い。あそこにある施設をこっちへ持ってきてという話でも無いので、どんな形になるか、まだまだ先は見えません。我々としては、既にやっていますが、熱心に、今申し上げましたようなことをお願いして、こんなのはどうですか、あんなのはどうですかと提案したり、エネオスが検討していただけるのをお願いしたり、励ましたり、そういうことをやっていかないといけないと思います。

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