知事記者会見 令和4年2月21日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和4年2月21日 知事記者会見

令和4年2月21日 記者会見室

新宮市立医療センターへの産婦人科医師の派遣が決定

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 発表事項は、皆さんもご心配になっておられた、新宮市立医療センターへの産婦人科医師の派遣が、発表しても大丈夫になったので、発表させていただきます。

 どういうふうになっているかというと、(資料1枚目の)派遣元のところに書いていますが、慈恵会医大にお願いに行って、産婦人科の講座から、和歌山県新宮市の新宮市立医療センターに、部長職というリーダーになるようなベテランの人1名と、非常勤医師1名を派遣してくださることになりました。派遣時期は、今年の4月からになります。

 次のページを見ていただきますとより分かりますが、新宮の現体制のところを見ていただくと、ベテランの部長職の方が、3月に退職されることになった。若手は、地域医療枠で、和歌山県立医科大学から医師を派遣しているけど、1人になったらちょっと辛いのと、非常勤は複数の医科大学から派遣してもらっていますが、やっぱり中心になるベテランの人がいないとなかなか難しいところがある。従って、分娩を中止することになりますが、何とかそれを再開させようと、ずっと頑張って参りました。福祉保健部技監が、忙しい中、あちこち駆けずり回ってくれて、結論的に言うと、慈恵会医大と話がついたということになります。こんな話は、きっちり(決定)してからでないと発表できないので今日になりましたが、随分前から、大体これで行けるだろうというふうには、なっていたわけです。

 どうなるかというと、部長のところに、慈恵会医大の先生が4月から来てくださる。中堅のところは、近畿大学の医師が6月からと書いていますが、実は、一旦、来てくれていましたが、一回退職された方を、もう一回来てくれないかと頼んで、戻ってきてもらうというような感じになりました。違いましたか。
 

福祉保健部技監:違います。近畿大学の医師が、自主退職をされて、応募してきてくださった。
 

 自主退職をされて、応募してきてくださった。そういう意味で、戻ってきてもらうような感じになったので、はまりました。さらに、若手の人は、そのまま続けて居てくれるので、4月から2人、6月から3人になります。

 これでも、なかなかそんなに毎日毎日働けないので、やっぱり非常勤の方で、応援体制を作っていかないといけない。そこで、慈恵会医大の医師が、4月から月2回来てくださる。それから、近畿大学の医師も、何回かはちょっとよく分かりませんが、来てくれることになりました。(その結果)ちょっと今、一週間で見ると、ある曜日でちょっと手薄なところがあるので、もう1人ぐらい増やしたいといっていろいろ話をしていますが、大体、これでやっていけるのではないかというふうに思います。

 分娩再開の日時については、4月から来てくれますが、来た日から、すぐに(赤ちゃんを)取り上げるのはなかなか難しいかもしれないので、実務的に準備ができたら、速やかに再開することになるだろうというふうに思います。

 それから、今、今年の新政策で提案していますが、県立医大の中に、少し県庁からお金を出して講座を作って、医師に来ていただいて、必要なところに行っていただくような制度も作ろうとしています。さらに、時間がかかりますが、令和5年4月の入学生から、産科プラスアルファで、本当に今欠けていると思うような科目のお医者さんに、現在ある制度を利用しながら、その一部として特別枠を作って養成していこう。県内で、多分10年ぐらいだと思いますが、10年ぐらいは、どこかの病院で、産科で分娩をやっていただけることを約束していただいた人に、入学を許可するというような形になるのではないかというふうに思います。それも準備しています。

 産科は、本当に全国的に大変ですが、和歌山県は、いち早く手を打ちましたということを、発表させていただきます。もっと言うと、先ほどの特別枠のような話は、本来ならば、国が考えてもいいのではないかというふうに思っているので、和歌山県は始めましたが、国で肩代わりし、全国でも同じような制度を作っておけば、産科がこんなに逼迫することが、だんだん無くなってくるのではないかというふうに、すでに私は国に申し上げているし、これからもっと申し上げたいと思っています。

第3回和歌山県「IR誘致に関する有識者会議」の開催結果について

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 話題事項で、皆さんに取材していただきましたが、一昨日、和歌山県のIR誘致に関する有識者会議が、(資料の)ここに写真が載っているような形で開かれました。中身は、記者会見があり、皆さんもすでに報道はしてくださっていますが、議事概要をまとめましたので、皆さんに報告させていただきます。話題事項というか、確認的な報告です。

「和歌山県統合型リゾート(IR)」 説明会の開催について

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 さらに、同じような話があって、(IRの)説明会と公聴会について、次のようにやりますということを申し上げたいと思います。これも、すでに18日に資料提供済なので、確認的な話題事項になります。

 説明会は、2月28日から行いますが、オンラインと実際の会場での説明を、併用してやっていこうと思っています。和歌山市以外は、遠いので、わざわざ来ていただくのもちょっと大変かなというところもあるし、オンラインでやった方が、皆さんに見ていただきやすいと思うので、こんなふうに考えました。和歌山市は、(候補地に)近いこともあるし、近くでたくさんやって、(聞きたい人が)あまり遠くまで行かなくてもいいような感じに(説明会場の設定を)できないことはないので、毎日、説明会を3月2日から6日までやることにしました。申込書は、次のような紙(資料の3枚目)にあるので、どうぞ申し込んでください。

「和歌山県統合型リゾート(IR)」 公聴会の開催について

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 その次は公聴会で、二回やらせていただきたいと思います。いずれも午後で、一回は3月12日に海南商工会議所大ホール、(もう一回は)3月13日に和歌山城ホール大会議室でやります。公聴会なので、(県が)説明するものではなく、登録された公述人が、自分の意見を言うような形になります。若干の傍聴人も入っていただこうと考えています。

公共建築物において紀州材の利活用が増えています

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 もう一つは、公共建築物において紀州材の利活用が増えていますということで、低層の建築物は、原則として木で作れというような(努力義務のある)法律ができたりしていて、和歌山県は木の国ですから、資源もあるので、(計画を作って)それを忠実に守ってやっています。その結果、だんだん、次のように増えてきていて、構造材が木造化できない場合、内装などは、できるだけ木を使ってやっていこうということです。(資料には)書いていませんが、和歌山市の市民ホールも、中はいっぱい木を使ってくれています。そんなようなことで、これからどんどん木を使っていこう。

 これは、「ああ、そうですか」と言ったら面白くないので、皆さん、実際に見に行って画を撮ったりしたい時は、公共建築課に言っていただければ、皆さんのお好みに合わせて、どんどんご案内しますので、言ってください。

 以上です。

質問と回答

朝日:新宮市立医療センターの件で、近畿大学の方は退職されて(来る)ということですが、慈恵会医科大学の方は、席を大学に置きながら出向されるようなイメージですか。

知事:出向ではなくて、転勤ではないか。でも、出向と転勤は、はっきり分からない。例えば、公務員の場合は、出向の形をきちんと取らないで転勤させてしまうと、籍が外れて戻れなくなりますが、こういう医局の場合は、そういうことがあるかというと、多分ないのではないかと思います。だから、形式的には転勤になるのではないか、でも、人脈は繋がっているというような、ちょっと微妙な関係ですかね。

朝日:今回、連携を結ばれたということで、例えば、この医師の方が退職されたら、また別の方を大学から送っていただけるとか、そういう関係ですか。

知事:長期の話で、ずっと何か約束ができているかというと、こういう問題は、ちょっと難しい。何かありますか。

福祉保健部技監:基本は6ヶ月交替で、一年間は契約して来てくれます。

知事:(そういうこと)だそうです。

朝日:非常勤に関して、近畿大学はローテーションでというふうに、以前の取材で伺ったのですが、慈恵会医科大学の方も、ローテーションでいらっしゃるのですか。

福祉保健部技監:人は替わります。

朝日:新型コロナに関してですが、若干(感染者が)減ってきたということで、そこのご所感と、四陣の構えとおっしゃっていて、感染者が増えてきて全員入院も難しくなっているということですが、今後、順調に減った時に、全員入院の体制に戻されたいのかどうか、そこら辺の思いをお聞かせください。

知事:まず、今、減ってきたと言っても、この土日の発表が減っただけで、現場は大変です。一生懸命やっているから大変だというところもありますが、他県に比べればちょっと少ないけど、やっぱりそれは大変で、油断できるような状況ではない。

 政府の対処方針を見ると、これはどうかと思いますが、地域の実情に応じて、積極的疫学調査を、(重症化リスクの高い方々が利用する施設の)クラスターのところだけに限って、重点化しなさいと書いています。それは、地域の実情を無視してそのまま実行したら、無限に増えます。だって、クラスターのところが増えているのは決まっていますから、そういうところばっかり言っても、残りのところで、あちこち出っ張っているから、そこでまた増えるわけで、論理的に言えば、それを抑えていかなければ、無限に増えるに決まっているではないか、何を言っているのだろうというふうに、はっきり言うと思います。ただ、対処方針ではあるが、地域の実情に応じと書いているので、和歌山県は、頑張れる限りは頑張るということで、みんな本当に大変ですけど、頑張ってもらっています。それは、県民の方々もちゃんと評価して欲しいというふうに思います。

朝日:規模の話は、ちょっと気が早いのかもしれませんが、疫学調査、全員入院は。

知事:疫学調査は、本当は、できる限りやらなければいけないけど、例えば、大都会などで、できなくなっているところもあります。和歌山県も、1日ぐらい手が回っていないところも結構あったし、これからもあるかもしれない。それを、けしからんではないかと責める気持ちにはなりません。そこは責めてはいけないけど、頑張ってくださいとは言わないといけないということだと思います。

 それから、今、ものすごい数で第四陣のところに来ていて、四陣自体が精一杯です。だから、第一陣のところまで戻れるかというと、今のところは夢物語みたいなものです。ただ、ドドドッと減ってきた時は、そっちの方が、より安全だしより確実なので、そこはできればそうしたいと思います。だけど、今はそんなことを言っても夢物語です。

産経:新宮市立医療センターの件で、あと一人ぐらい増やしたいというようなお話もされていましたが、その目途がどの程度かと、新宮以外の他の公立公的医療機関でも、産科医の不足は、結構深刻な状況があると思います。そのあたりについての、新政策の部分以外で、何か今取り組んでいるところは。

知事:新政策の部分以外というと、ここ(資料1)の2ページ目の一番下に、アスタリスクで書いているところです。まだ、発表する段階ではないので、もうちょっと発表できる段階まで詰めて言えればいい。でも、ほんのわずかな穴ぐらいなので、大体はこれでいけると思います。

 残りのところで、有田市民病院も、市長さんを初めいろんな方が努力されて、人が来てくれることになり、今日からできる体制になった。だけど、これ(でも)カツカツなので、例えば、先生の誰かが病気になるとか倒れるとかになったら、大変なことになります。そこで、まさに新政策ですが、お金もかかるけど、県立医大の中にそういうスキームを作って、人を集めてきて、派遣できるような体制にしておく。学問的な研究もしてもらいながら、派遣も応じてもらおうというような体制を作る。そういう新政策を一つ作っています。これは、だから、やや即戦力を見越してということです。

 しかし、8年後を考えたら、その場その場で必死になって頑張っていくよりも、もっと数をガーッと増やしておいた方がいい。従って、産科の特別枠をお願いすることで、和歌山県立医大と話がついたので、それも発表させてもらっている。これは、来年の4月から、少なくとも更に8年かかります。だから、すごい先の話になりますが、考えてみたら、今、和歌山県が何とかなっているのは、県民枠、地域枠(があるからで)、地域枠は前からありましたが、県民枠20人のおかげだと考えると、県民枠は平成19年に考えて20年から(実施)で、大分先に考えて、時間はかかったけど、やっておけばそのうちに良くなってくる。だから、やっておかないといけない。少なくとも、今年から手をつけます。

毎日:今の質問にかぶりますが、新宮市立医療センターでの分娩再開は、できるだけ早期にということですが、もう一人増やす目途がついた段階で再開されるのか、或いは、それにかかわらず、できるだけという意味なのか。

知事:まず、もう一人というのは、(医師を)リース(する上で)の小穴ですから、あまり大きなウエイトを持っている問題ではないと理解してください。その上で、再開は、4月1日から赴任してくれますが、その日に、赤ちゃんが産まれますと言われても、装置の習熟とか、チームとの意思疎通とか、いろんなことがあるので、そんなすぐにはできません。だから、できるだけ早くやってくださいということで、実務的に、新宮市立医療センターで考えてもらったらいいのではないかというふうに思います。

毎日:そうすると、4月中ぐらいにはできそうな目途ですか。

知事:私は、その辺の実務の知識がある人ではないので、何も言いません。

毎日:東京慈恵会を選ばれた理由は、もう少し教えてもらえますか。

知事:これは、(福祉保健部技監が)ものすごくいろんなところに話をしてくれました。自分も少しやりましたが、ものすごく大変です。ものすごく大変の中に、県民のお金も若干使って、やったということです。

毎日:どれぐらい前からやっていたのですか

知事:それは、新宮が危ないと言った頃からです。時間もかかるし、片っ端から声をかけて説得するけど、そう簡単にはいかない。全国みんな本当に大変です。

 私が自分でやった経験で言うと、産婦人科のお医者さんは、ある程度いるけど、お産をしたい、お産をしてよろしい、(というのが)産科です。婦人科はいっぱいいる。産科もある程度いるけど、分娩をする人が、すごく少ない。例えば、高度な医療をやっているとか、人工授精とか、そういうことに携わりたい産科のお医者さんは結構いて、そっちだったら自分ところの病院も雇えるけど、分娩をやってくれる人はすごく大変で、とてもではないがそっちに協力できません、そういうのばっかりです。

 だから、これは、国として放置しておいたら、すごく危ないと思います。さっき言ったような特別枠でも作って、産科の人にものすごくインセンティブを与えるようにしないと、大変なことになるのではないか。やっぱり、前提として、赤ちゃんが途中で亡くなるようなことがある時に、すぐ訴訟が起こったりします。親御さんの立場からすると、それは気持ちとしてはそうだと思うけど、その結果として、日本全体が、首が締まってきつつあるのが現状でしょう。どう考えたらいいのか、私も解はありませんが、そういう全体の事象の中で、これが顕在化している大問題です。少子化対策で、何とか子供を増やそうとしている時に、お産もできませんと言ったら、どうしようもない。そういう意味では、財政も多少痛みますが、ここはものすごく力を入れて頑張ってもらいました。

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