4月24日 関西広域連合及び和歌山県からのお願い 知事記者会見

関西広域連合及び和歌山県からのお願い 知事記者会見(令和2年4月24日)

広報課長:それでは会見を始めます。

知事:今日は皆さんにお集まりいただきましたけれども、昨日の緊急事態措置の拡大ですね、強化、これについて、営業の自粛ということについての報道はですね、十分なされていると思いますけども、やっぱり県外から来られる方に対するメッセージというのがですね、少し不足しているかなと思いますので、ちょっと、皆さんにご協力いただいて、県内外の方に対して、県を跨いで往来をする、もっと端的に言うと、和歌山にですね、この時だけは、来ないでください、これからゴールデンウィークを控えてですね、和歌山にお越しいただくのは、ぜひおやめいただきたい、そういうふうに申し上げたいと思います。

今日、お願いをしたいことは、その点に関する4つの観点でございます。

まず、関西広域連合からのお願い、後で申しあげますが、関西ではですね、ゴールデンウィークも外出しない宣言を出しました。従って、関西にお住まいの方々、今年だけはですね、ぜひ和歌山へ来ないでください、ということを申し上げたいと思います。

それから2番目は、営業の自粛です。営業の自粛に関しましては、25日から、和歌山県は、他県とほぼ同じような形で、営業の自粛に入っています。従って、例えば、パチンコ店、そういうところは開いていません。従って、和歌山だけ開いているというような誤解のもとにですね、和歌山に来られることはぜひやめてもらいたい、というふうに思っております。

それからさらに、県外からの受入自粛を依頼する施設というのがあります。これはおそらく、和歌山県特有の強力な措置でございます。関西広域連合の申し合わせでも、この、「関西・GWも外出しない宣言」の中にですね、ゴールデンウィークは、帰省や、観光地、海、山、ゴルフ、キャンプ、バーベキューなど、府県を越えた移動はやめよう、というふうに載っております。特にパチンコ等の利用などでの移動は厳に慎もうということがありますが、その前にも、たくさんの自粛、慎もうがございます。

和歌山県はですね、もとより、そういう、特に都会の方が来たくなるような、そういうところでいっぱいなんでございます。私たちも本当に来ていただいたら嬉しい、嬉しかったんですけども、本当は嬉しいんですけれども、感染症の拡大の防止のためには、ぜひ今年だけは自粛をしていただきたい。

先ほどの2番目の営業の自粛に加えて、このゴルフ場或いはキャンプ場、海水浴場、バーベキューの場所、それから産直市場、道の駅、そういうところすべてですね、県外の方に対しては、サービスをすることを自粛しますという運動を今やっております。従って、たまたま来られてしまって、不愉快な思いをされても困りますので、そういうことをご理解いただいて、今年だけは、和歌山へ来られることを自粛していただきたい。

というふうに思います。

それから4番目、ゴールデンウィークの帰省の自粛です。これも関西広域連合で皆で申し合わせたところでございますけれども、今年は、故郷にいるおじいちゃんおばあちゃんなんかに、帰省をしてうつすというようなことがあったらいけません。また、和歌山に働いておられる人で、よそのご出身の方で帰省をしたいという方もいらっしゃると思います。だけど、それが大都会なんかだと特にですね、感染の温床、流行が著しいわけですから、うつって帰ってくるという可能性が大変強いわけでございます。従って両方ともですね、和歌山へ来られた方は、2週間の自宅待機というのをお願いをしようと。その際、ちゃんと登録もしていただくという措置を出しましたので、今年だけはですね、ぜひご遠慮いただきたい。県内外の皆さんにですね、切にお願いをしたいというふうに思っております。

以上です。

広報課長:それでは質問をお受けします。

NHK:GWの外出の件とは違う件で、休業要請の件で細かい話なんですが、例えばバーとかいろんな業種に休業要請されてますけども、例えばテイクアウトはいいのか。

知事:もちろんいいんですよ。それはただの飲食の提供ですからね。そのお店の何とかいうブランドのお店、これが憎くて言ってるわけじゃないですからね。ですから、そこのお料理を外で販売されると、これはただの飲食業ですから、飲食販売業ですから、もちろん役所の許可を取らないといけない場合もあるかもしれませんが、それを禁止してるわけでは全然ありません。

NHK:例えばバーなんかで、夜は営業をやめているけども、昼間、カフェバーみたいなところで、昼間はちょっと席の間隔をあけて飲食を提供したりとか。

知事:それはちょっとグレーでしょうね。中へ入っていただくわけだし、状況がどんなふうになってるのかっていうのはちょっとよくわかんないんで、昼間とその前の業態と今回が全然違う業態になってるっていうことをきちんと説明できるならともかく、「ちょっと、あの結構です」というとごまかしになっちゃう可能性があります。

産経新聞:全国的に地域によって感染状況にばらつきがある中で、それぞれの自治体でいろんな、今はこういうフェーズですよというような表現をされることがあります。和歌山県に関して言えば、今週の明日以降の自粛要請の期間っていうのは、感染拡大を防ぐという局面の中で、どのような位置付け、重要性を持ってるような期間になるんでしょうか。

知事:かろうじて踏みとどまっていることができなくなる恐れのある時期だということでしょう。今、感染者がボツボツ出てますね。それで、それを一生懸命囲い込みをして、拡大防止をしてて、そこは何とかなってるんだけど、例えば、県外の方が、これ感染リスクすごい和歌山県は高いですからね。もう現実みたら、病院には収容できないような人がいっぱいいるような状態。そういう方々が和歌山に見えたら、それは必ず感染しちゃうわけですから、必ずかどうかしらん、感染するリスクが高いわけだから、それは今まで和歌山県がやってきた努力が吹っ飛んじゃう可能性があります。

従ってかろうじて踏みとどまっていた。私達は岩手県のように感染者ゼロじゃないですからね。苦労して苦労しても五十人もでちゃったけど、それが何とか、医療加護が加えられるような状況で、ちゃんと面倒見れるような状況で保ってんだけど、それが吹っ飛んじゃうかもしれないような、そういう重大な局面、まさにそういう時だと思います。

従って県外からいらっしゃるのは、ぜひやめてもらいたい、こういうことですね。

産経新聞:すみません、重ねてになります。これまで和歌山方式という形で打ち出されて、実際に濃厚接触者の厳重なPCR検査であるとか、立ち回り先の徹底した調査であるとかをされてきました。で、これが、封じ込めに功を奏しているのではないかというような評価もあります。ただ、先ほどのご発言で、こういう解釈でいいのかというところなんですけども、そういう感染ルートが分からない人が、さらに増してきた場合に、そういう対処が多分できなくなる可能性がある、そういうフェーズに

知事:今、感染経路が分からないと言いましたけど、感染経路が分かろうと分かるまいとというのが正しいので、例えば一気に10倍出たら、それは今の資源を10倍あちこちにまわしてやらなきゃいけない。それが連日出てきたら、もうちょっと大変ですね。だから、何とかこのレベルで、もうぎりぎり抑え込まないと、やっぱり現在の感染者数、退院する人が、そのうち一定ですからね。ぶわーと増えたら、それはいつ大阪や東京みたいになるとも限りませんからね。そうするとやっぱり、命が守れないような状況も考えられますよ。従って、今、ぜひここでくい止めたいということですね。

産経新聞:わかりました。ありがとうございます。

テレビ和歌山:この今日の会見の関係ですが、ひょっとしたら、もうすでに実質はされているのかもしれないんですけれども、こういった県外からの方々の、特に遊びによる県内への流入っていうことで、例えば、警察にですね、協力を仰いで、声かけ、パトロールを一緒にやっていただくとかっていうようなお考えとか。

知事:それは警察の法律上の位置付けからして無理ですね。そんなことに警察は使えませんね。違法がどっかにあったらいけるけど、要請をしていて、例えば業界が努力をしているということについて、それ嫌だとかなんか言ってる人を警察権力でもって逮捕するってのはそれは無理ですね。注意をすることも出来ないと思います。

テレビ和歌山:もともとお考えにないということで。

知事:例えば、そういうふうにちょっとご遠慮くださいと言われた人が、店員さんをガンと殴ったといったら傷害罪ですぐに警察が飛んでくることは出来るけど、その揉め事が起こらない限り、警察が出てくることは出来ませんね。頼もうと頼まないと出来ません。

紀伊民報:今の関連なんですけども、県有とか市町村の駐車場を閉めるということなんで、その周辺に違法駐車した車なんかを重点的に取り締まってもらうとか、そういう考えというのは。

知事:それは有り得ます。有り得ますし、それについては、一応、一言ですけど、周辺の駐車違反なんかは取り締まってくださいねということはお願いしてあります。

朝日新聞:休業要請をして、それは業界団体ですとか、協会等からご周知という形になるかもしれないんですが、そこに従わないお店を見つけるというか抽出して、次の指示や再度の要請をしていくっていうところを見つけたりしていくところのちょっとフレームっていうか、その辺をちょっと教えて欲しい。どのように見つけるのか。

知事:見つけるのは我々のパトロールとか、業界からの情報とか、様々ですよね、県民からの通告とかね。投書とかね。見つけるのは様々ですね。で、そのあと、行動を起こさないといけませんね。でもそれは、昨日の段階で速やかに行動を起こしますということは予告してあるわけです。私が見るところ、例えば、東京や大阪が、今頃、次のステップに移っているというのは、私はおかしいと思います。だから、もっと速やかにやればいいと思ってるんで、これは国の協議が要りますけど、もう、言うことを聞いてくれなかった方は、すぐに次の手段、次の手段というのは45条というのがあるんですが、そこへもっていくことになると思います。

朝日新聞:45条の2項ですと、おそらくもう一度要請するのと同時に、店舗名の公表っていうのもあるかと思うんですけども、その時点で公表していくと。

知事:もちろん、そうしたいと思いますね。別にお願いをして、県民の皆さんが頼むと言ってることですよね。もう、それは世論、世論と言ったらおかしいけど、県民の皆さんのご意向を何となくこう、察知しても明らかだと思うんですよ。マスコミの方もそう思っておられるでしょ。そしたら、それを駄目だと言って、言うこと聞かんところがあったら、それは速やかに次の措置に移らないと。おろおろしてるようじゃ、やっぱり、行政は信頼を勝ち得ませんよね。もちろん違法なことはできませんよ。法律に基づく措置は十分やらせていただくと。

ただ、法律に基づく措置では及ばないところの業種がいっぱいあるんです。これはどうするかというのはすごい難しい。だけど真心尽くしてやるしかないということでしょうね。

朝日新聞:ちょっと昨日、聞き忘れた部分になるんですが、いわゆる影響を受けた事業者さんに対する救済措置の中で、他府県では一時金であったりということをやってて、それは協力金ですね、協力金はいわゆる政府の給付金を財源を使ってやると。和歌山県はそれじゃないフレームで、あまねく業者を救うような仕組みをというようなことを昨日言われていたと思うんですけども、そのフレームっていうのは今のところ何かお考えとしてあるんでしょうか。

知事:そんなにぎりぎりあるわけではありません。まず、政府がセットメニューで決めている措置をね、どんどん使っていくというのが一番早いと思うんです。それでも、例えば100万円だとか200万円交付するようなものがあるでしょ。そうすると、10万円あげますなんかよりもはるかに大きいものがある。でもそれじゃあ足りないかも知れない。そうすると融資で。融資もセットメニューはたくさんありますね。それから、雇用調整助成金もありますよね。だからそのセットメニューはどんどん使ったらいいんだけど、セットメニューじゃこれはちょっと救えないなあと思うようなのがあったとしたら、それを実態に合わせて、迅速に察知して対策をお願いをして、それで必要ならばっていうか、出来ればっていうか、交付金なんかも使わせてもらったらいいわけです。交付金については、何せ法理論的にはおかしいような補償金でも使っていいよとおっしゃってるぐらいだから、我々が考えてるような、考えていくであろう上乗せ措置なんかに使ったって別に全然構わないと思いますから。そうなってるはずなんで。もちろん金額に限度はありますけどね。和歌山県は、そういうふうに配ってしまった、その補償金とか協力金で配ってしまった県よりもね、もうちょっと自由な使い道を多く出来るんじゃないかと思ってますけど。原資は多いはずだ。

時事通信:ちょっと発表内容とは外れてしまうんですけれども。同僚の職員の方2名の感染が分かったデイサービスセンターさくら苑、接触者の方もすごく多くて検査対象者も、ものすごくいます。すごくクラスター感染だとか集団感染のそれも非常に高いと思われるんですが、何かこの施設について新たに分かったことありますでしょうか。

知事:今日?

時事通信:今分かっていることがあれば。

知事:私はまだ聞いてません。この瞬間にね。ですからまた、これは機会を別にして説明をしたいと思います。

時事通信:分かりました。

知事:ものすごく心配してますけどね。

司会:他にございませんか。

テレビ和歌山:すいません、別件で。昨日、知事会見の中で、スーパーにはできるだけ1人だけで行ってくださいっていうことを呼びかけられたと思うんですけど、この東京都など他ではもっと具体的に、3日に1回の買い物してくださいなど、何個か挙げられてたと思うんですが、県の方でほかに何か。

知事:うん、まぁ、それだけでいいんじゃないかなあ、と思いますけどね。あまり頻度を少なくしろと言ったら、例えば私なんか10日に1回行くんですけど、こんなんですかね。そしたら、ちょっとね、大勢の人で行かざるを得ないとかね、そんなことに逆になりますよね。それで、1人の人が団らんでベチャベチャということでなければ、そんなに混まないんじゃないかと思うんですよね。だからそれも実態を見てみて、また、これはいかんということであれば、やります。ただもうスーパーなんかに、ちょっと前からお願いをしているのは放送してくれと。マスクをつけてください、1人で来てください、それから、間隔を空けてください。この三つぐらいは常にアナウンスをして欲しいと。こういうことを、これはお願いベースでね、言ってあるんで、それぞれどのくらいできてるか分かんないけど、もうすでに手は打っているつもりです。

毎日新聞:別件で。厚労省の方で、各地域の医師会に依頼して、PCRセンターを設定することもできるということで、検査の委託ができるということで発表されていたと思うんですけど。現在県の方では、それは導入されるかどうかはどのように考えられ・・・

知事:上手く回っている限りにおいてはいらないでしょうね。破綻しているところが多いから、それならばみんなまとめてやったら、というようなことを厚労省は言うんですね。別に言わんでもいいことを言うわけです。いや、言わんでもいいことっていうか、言わんでもいいことなんだけど、分かってることを言うわけです。それから、関係のない県に対しても、一応言うわけです。そうすると、記者の方があんたところはどうするの?って聞いてくるわけです。今ちょっと嫌みを言いましたね。ということで実態がね、必要になったら、そんなことは厚労省に言われようと言われまいと、効率よく動かすにはどうしたらいいかっていうことを考えないといけない。だけど、今のところはその必要はないから、今の状態でやってるということですね。それで、この問題で大事なのは、やっぱり実はコントロールが、ちゃんとグリップ効いてるかどうかが大事なんです。PCRだけ独立してやったり、皆そういうふうに考えるわけです。あなたも今そんなふうに考えられたし。新聞見たら絶対考えてると思ってる。厚労省もやけくそで考えてる。だけど、みんなで、本当に大事なのは、PCRしたら、その後ろに誰か当局がついていて、あんたあそこに行きなさいとか、それからこうしなさいとか、それからそのPCR検査の必要性を訴えてくる人がいたら、やりなさいとか。そのコントロールが必要なんですよ。だから、コントロールがつかないようなことになったら、もうどこでPCR検査をしようと何しようと、ほとんど何の意味もない。その瞬間に私が安心するわけです。だけど、陰性だったとしても、安心してその次に、その次の瞬間で5日後ぐらいにうつっちゃうかもしれないね。何の意味もないでしょ。だから、やっぱり一番大事なのは、病気の方なんかをうまくコントロールしたり、感染の恐れのある人をちゃんと用心をもって囲い込んだり、そういうことの方がはるかに大事なわけで。そこに、そのPCRという武器を使うか使わないかはちょっとレベルの低い話なんですね。でもそれもできないようになったら、やったらいいということを、言ってるんじゃないすか。別に厚労省に言われなくても、必要と思われる県はやるでしょうね。

毎日新聞:現在、さくら苑の話も出たと思いますが、毎回毎回、PCR検査がすごく増えるわけではないと思いますが、時と場合によって、そういう施設などで発生すると、その一瞬だけはPCR検査の数が増えると思います。その時用だけでも設置しておくとか、そういう考え方はどうですか。

知事:何の意味もありません。なんか言っておられることが、かなりナンセンスだって自分で思わない。

毎日新聞:思わない。

知事:思わなければ、言うことはありません。

毎日新聞:そういうことは考えられていない。

知事:考えられてないということは、意味が無いから考えてないわけです。意味が無いということは今申し上げた通りなんで、それを理解しない人に対しては、もうどうしようもない。そういうことです。

毎日新聞:感染者がいつ増えるか分からないと思いますが、増えた時に必要になったら設置が出来るように、準備は整えているというような段階ですか。

知事:ありとあらゆることは、こうすればこうしなきゃいけない、こうしたらこうしないといけないというのは、人間の頭脳がある限りは、必ずあるんですよ。今、何をしなきゃいけないかって、その時に考えれば良いわけです。別にこれを統合した方が良いとか、これをこうした方が良いとかいうのは、効率の問題でしょ。だから、PCRだけ統合したほうが良いと思ったらその時にやればいいんですよ。そんなものすぐ出来ます。テントを立てればいいんだもん。そうでしょ。

毎日新聞:わざわざセンターで無くても良いということですか。

知事:何でも良いけどね。大体、マスコミに暮らしておられる人は、PCRしか関心がない。PCRしか関心がない会社の社員さんが、PCRについて聞くことについて、あんまり世の中を良くしないよって言ってるわけ。

毎日新聞:今のところ、コロナかコロナじゃないかって判断する術は、PCR検査しかないわけですから

知事:だから、PCR検査は、コロナを判定し、そしてこのコロナの人を隔離したり、それから行動を追跡する、全体の体系の中の武器だって言ってるじゃないですか。そうすると、PCRの数ばっかりワーワー言ってる人は、ちょっと部分的なことばっかりで、末端肥大症的なところがあるんですね。

毎日新聞:武器が整ってないと、数だけ増やしても意味が無い。

知事:そう。それをわいわい言ってもあんま意味ないよって言ってるわけ。それを理解しない人は、困ったなと。まあこういうことです。和歌山にいたら、状況が分かるでしょう。

毎日新聞:上手くはいっていないと思うのですが。

知事:和歌山にいたら、何を和歌山県が一生懸命やってて、この中で、毎日新聞のあんなことばっかり言ってるあの論調みたいなやつは、あんまり意味ないなあと思いませんか。この実態見てたらね。それから大阪がなぜ苦労してるか、どこがなぜ苦労してるか、こうなっちまったらこうだよなと。もうこうなってしまったら和歌山と同じこと出来ませんよ、あれは。

 そしたら、次のことを考えなきゃいけない。次のことを考えるにも、次のことを考える時のやり方がある、そうでしょう。それも危険なこともいっぱいやってますよね。例えば埼玉県は、家に置いといたわけでしょ。そしたら、面倒見られないから死んじゃった人が出ましたよね。それは、良くないんですよ。だけど、埼玉県って、もう病院に入れられないから。それから、捕捉も出来ないから、たくさんいてね。多分ね。だから、もうそこにいてくださいというしかなかったんでしょ。

 だけど、それよりは、今、厚労省が言ったように、まだホテルに入ってもらった方が、まだ目が届きやすいということですよね。だから、ベターの問題として、そういう局面になっても、ホテルはもうどんどん空いてるんだから、そこのところリクルートした方が良いですね、と厚労省は言っておられる。そんなことは、考えたらすぐ分かることです。厚労省が言わなくたって、自分で考えればいいんですよ。だけど、それも危ないんですよ。なぜ危ないかというと、ホテルに入れたって、お医者さんがちゃんと見ていてあげないと、入れた瞬間っていうのは、ものすごく悪化するリスクがあるんです。こないだの家で亡くなった方もそうですね。急にガッと悪くなる。そういうときに、お医者さんがあんまりいらっしゃらないところに入れておくっていうのは、すごい危ないんですよ。

 で、和歌山県はそういうことしませんよって言ってるでしょ。それは、病院がいっぱいになった時に、もう治ってるんだけど、次に再発リスクがほとんど無い人を、まだ陽性だからうつるから、ホテルに入れてもらって、(ベッドを)空けてもらったほうが良いなということのために使うと言ってるわけ。だから、そうしたら良いと思いますけど、これも中程度のめちゃくちゃになった時の話。もっと無茶苦茶になったら、さすがにそれは入れなきゃいけない。だけど、初めに入れるときは、お医者さんをたくさんそこに動員しなきゃいけない、ホテルに。どこから連れてくるんですか。そんなにお医者さんがいたら苦労しませんよ。というようなことにならないように、今考えなきゃいけないんで。そんな時に、PCRのセンターがどうのこうのなんてのは、ほとんど瑣末の話ということです。やったら良いと思いますよ。そうなったら。それを和歌山県でやらないんですかって言ったら、これはレベルの低い質問だと言わざるを得ないということです。ありとあらゆることは可能性としては考えなきゃいけない。これが正しい答えです。

 今日はこれ皆さん、ぜひメッセージとして、和歌山県に、申し訳ないけど来ないでくださいというのを、この四つを発信して欲しいというふうに思います。

 京都市長なんかも言っておられるし、大阪府知事なんかも言っておられるんですけど、和歌山県の知事は地味なもんですから、なかなか届かないんですね。ぜひ府県外の方にも届くようなところで、ぜひお願いしますと、もう頭を下げて言うておりますというのをお願いしたいと思います。

 以上です。

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